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第1章
釣り
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取り敢えず、まずはこの城から出るためにワープゲートに行くか。
確か、地下二階にあった筈…
俺は地下に向かう大回廊に向かい、そこの階段で地下二階のワープゲートに歩を進めた。
そして目の前に鎮座するワープゲート。
黒い石造りの部屋と違い、白い大理石で作られた其れは、妖しくけど美しく蒼に光っていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
其れを潜り抜けると、そこは岩場だった。
場所を知る為にその岩の洞窟を歩いていく。
潮の匂いがする。恐らく此処は海辺の何処かなんだろう。
そうして暫く歩いていると、外に出た。久しぶりの日光に目を細める。
地図と持ってきた本を読むとこの辺りに面白いモノが眠っている事が分かった。初代勇者の封印した魔物だ。
後で使えるかもしれない…な
そこから更に浜辺へ歩いていくと村を見つけた。
その村の看板にはこう書いてあった。
『レイという魔女は狩られた。勇者様の功績を讃え、この村での教育でも勇者様を讃えよ。 村長』
嫌な予感がするな…
村の中に入って行くと、村人達がいた。
声を掛けると村長らしき老人が出て来た。
その顔を見た瞬間俺の心を殺意が支配しかけた。
「これはこれは、旅人ですか?」
「あぁ」
そう、こいつはあの城に使えていた魔導師の祖父。こいつも俺を糾弾しやがった奴の身内だ。
しかも絶対勇者主義だ。あの魔導師の顔だけ野郎が勇者に絶対の忠誠を誓うのに至った原因の一人だ。
勿論こいつも復讐対象だ。
「この村は今祭りの準備で忙しいのです。どうかお引き取り願えないでしょうか?」
「何の祭りだ?」
「魔女狩りを成し遂げた勇者様を崇め奉る祭りでございます」
「…そうか、失礼したな」
俺は今すぐこの爺いを斬り捨ててやりたい衝動を堪えながら話を切った。
何も知らない、知ろうともしない老害がっ!
だが良い。まずはこの村だ。
俺はその日夜になるのを待った。
そうして夜になって、村人が寝たのを確認すると一つの部屋に入った。
そこにはあのクソッタレな騎士団の騎士が見回りとしていた。
丁度良い。釣り餌になって貰おうか?
俺は鎧を外し、首にチョーカーを付けて娼婦の格好で騎士に近づいた。
案の定、ニタニタと笑いながら話しかけて来た。
「君、可愛いね?今夜はどうかな?」
「………」
「何とか言ったら゛っ!?」
「うるせぇし、臭ぇんだよ。そんな粗末なモノで何言ってんだよ?黙れよ、ゴキブリ野郎が」
余りにも煩いのでついイラっときて喉を裂いてしまった。
この身体すげぇな…手刀で喉をかっ切れるとは思わなかったぞ?
取り敢えず、こいつの死体を細切れにして海に撒くか…
あいつは人の死体が大好きだからな…これをあの時海辺に撒けばいい
封印も破壊して眠りから起こした。
これであいつが来る。
この海にいる封じられていた海の主…
クラーケンが…
確か、地下二階にあった筈…
俺は地下に向かう大回廊に向かい、そこの階段で地下二階のワープゲートに歩を進めた。
そして目の前に鎮座するワープゲート。
黒い石造りの部屋と違い、白い大理石で作られた其れは、妖しくけど美しく蒼に光っていた。
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其れを潜り抜けると、そこは岩場だった。
場所を知る為にその岩の洞窟を歩いていく。
潮の匂いがする。恐らく此処は海辺の何処かなんだろう。
そうして暫く歩いていると、外に出た。久しぶりの日光に目を細める。
地図と持ってきた本を読むとこの辺りに面白いモノが眠っている事が分かった。初代勇者の封印した魔物だ。
後で使えるかもしれない…な
そこから更に浜辺へ歩いていくと村を見つけた。
その村の看板にはこう書いてあった。
『レイという魔女は狩られた。勇者様の功績を讃え、この村での教育でも勇者様を讃えよ。 村長』
嫌な予感がするな…
村の中に入って行くと、村人達がいた。
声を掛けると村長らしき老人が出て来た。
その顔を見た瞬間俺の心を殺意が支配しかけた。
「これはこれは、旅人ですか?」
「あぁ」
そう、こいつはあの城に使えていた魔導師の祖父。こいつも俺を糾弾しやがった奴の身内だ。
しかも絶対勇者主義だ。あの魔導師の顔だけ野郎が勇者に絶対の忠誠を誓うのに至った原因の一人だ。
勿論こいつも復讐対象だ。
「この村は今祭りの準備で忙しいのです。どうかお引き取り願えないでしょうか?」
「何の祭りだ?」
「魔女狩りを成し遂げた勇者様を崇め奉る祭りでございます」
「…そうか、失礼したな」
俺は今すぐこの爺いを斬り捨ててやりたい衝動を堪えながら話を切った。
何も知らない、知ろうともしない老害がっ!
だが良い。まずはこの村だ。
俺はその日夜になるのを待った。
そうして夜になって、村人が寝たのを確認すると一つの部屋に入った。
そこにはあのクソッタレな騎士団の騎士が見回りとしていた。
丁度良い。釣り餌になって貰おうか?
俺は鎧を外し、首にチョーカーを付けて娼婦の格好で騎士に近づいた。
案の定、ニタニタと笑いながら話しかけて来た。
「君、可愛いね?今夜はどうかな?」
「………」
「何とか言ったら゛っ!?」
「うるせぇし、臭ぇんだよ。そんな粗末なモノで何言ってんだよ?黙れよ、ゴキブリ野郎が」
余りにも煩いのでついイラっときて喉を裂いてしまった。
この身体すげぇな…手刀で喉をかっ切れるとは思わなかったぞ?
取り敢えず、こいつの死体を細切れにして海に撒くか…
あいつは人の死体が大好きだからな…これをあの時海辺に撒けばいい
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これであいつが来る。
この海にいる封じられていた海の主…
クラーケンが…
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