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高校1年生・3学期
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はるかが吉仲先生と付き合ってるって聞いて。
それでもはるかははるかだから私ははるかと一緒にいるって決めた。
父さんの仕事の都合で今年の春、引っ越してきた。
知り合いもいなくて。
友達もなかなかできなかった私に声をかけてきたはるか。
『どうしたの?』
『第二視聴覚室がわからなくて』
移動教室の場所がわからないでいた私にはるかは案内してくれた。
『あれ?唯月さん?どないしたん?』
『猪熊くん!この子が視聴覚室の場所わからなかったみたいで。案内してきたの!』
はるかは猪熊くんと友達で。
それから私も猪熊くんと話すようになった。
それから。
うちのクラスの子の猪熊くんへの態度にはるかがキレちゃったんだっけ。
みんな猪熊くんに色々言うのをやめたんだよね。
で、私がはるかと仲良くなって。
猪熊くんとも話すようになって。
みんなから付き合ってんのとか言われて。
みんなすぐそう言うこと言うんだから。
あの時。
はるかと知り合わなかったら私は今でも一人だった。
ありがとうて言いたいのは私の方なんだよ。
はるか。
ありがとう。
それでもはるかははるかだから私ははるかと一緒にいるって決めた。
父さんの仕事の都合で今年の春、引っ越してきた。
知り合いもいなくて。
友達もなかなかできなかった私に声をかけてきたはるか。
『どうしたの?』
『第二視聴覚室がわからなくて』
移動教室の場所がわからないでいた私にはるかは案内してくれた。
『あれ?唯月さん?どないしたん?』
『猪熊くん!この子が視聴覚室の場所わからなかったみたいで。案内してきたの!』
はるかは猪熊くんと友達で。
それから私も猪熊くんと話すようになった。
それから。
うちのクラスの子の猪熊くんへの態度にはるかがキレちゃったんだっけ。
みんな猪熊くんに色々言うのをやめたんだよね。
で、私がはるかと仲良くなって。
猪熊くんとも話すようになって。
みんなから付き合ってんのとか言われて。
みんなすぐそう言うこと言うんだから。
あの時。
はるかと知り合わなかったら私は今でも一人だった。
ありがとうて言いたいのは私の方なんだよ。
はるか。
ありがとう。
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