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No.05

~好きです⑥~

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「なぁ、広瀬?……俺ら言ったよな?」
「結城さんに近づくなって!!」
「なのに、何で近づくんだ?」
「俺らは別にいいんだぜ?」
「お前のチームの奴らに何しても痛くも痒くもないんだからな?」
「というか面倒だし。結城さんそうちょうに顔見せれないようにしようよ?」
「私は、結城さんに必要以上に話していません!」
「あ"ぁ"!?言い訳すんのかよ!」


クリスマスパーティー中、私は彼らに誘拐された。
誘拐というか拉致かな。
半分はお兄ちゃんが大丈夫って言うから。
きっと考えがあるからだろうけど。



で、さっきから。
火山兄弟に責められているんだよね。



そう確かに私は約束した。
結城さんに近づかないって。
でも、同じ学校なんだし、近づかないわけにはいかないし。


そして私が、言い訳したことにより彼らの神経を逆撫でしてしまったみたいで。



どこから持って来たのか、鉄パイプを振りかざす。



あぁ。
もう終わりかな??



そう思って私は目を瞑る。
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