LOVE☆GAME

葉月カイト

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嫉妬!?

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「由貴。ストレッチしようぜ」



由貴くんを渡したくない。
そう思ってから由貴くんが俺以外と話すとイライラして仕方ない。



「ストレッチなら」
「颯太なんかほっとけよ!さっきから機嫌悪いかしらねぇけど凄い顔してるし」



由貴くんと純平が仲いいのはわかってるよ。
でもさ。
仲良すぎない?




はっっ。
まさか、純平の奴。
由貴くんが好きなんじゃないよね!?




イヤダナ、ワタシタクナイ。


好きでもないのに。
なんでだ??



「おい!颯太」
「あ?」
「何に対してそんな顔してるのかしらねぇけど。みんなびびってるぞ」
「何それ」
「いつもなら由貴。お前とストレッチするけど純平としてるじゃん」
「うるさいな。藤澤は」
「うるさいってお前な!」
「やる気ないなら帰れよ」
「ヤダ。由貴くんいるし」



練習中も全くやる気が出なかった。
気がつけばみんな帰って行った。




「颯太。まだ帰らないのか?」
「もう少ししてから帰る」
「鍵頼んだぞ」




そう言って鍵を投げ渡してきた。




「由貴がまだ練習するつって残ってるから」
「わかった」



由貴くんは真面目だよね。
まだ帰らないのかな??



通知音??
なんだろう。



『今からそっちに行くから!由貴が帰らないように引き止めとけよ』



まだ諦めてないんだ。
仕方のないヤツ。
懲りないというか。
そもそも由貴くんは全く気づいてないし。




なら。
よーし!
みつで遊ぼうっと。

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