LOVE☆GAME

葉月カイト

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自覚した想い

13

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退院して。
陸也のとこにお世話になることになってから颯太に言われた。




「陸にオメガだってバレないようにね」って。
理由聞いてもはぐらかすし。



「由貴。ナプキン私の使ってもいいし買い物のついでに買ってくるから言ってね」と。
どうやらお姉ちゃんには話しているみたいだった。




それはありがたいけど。
そして。
それから学園祭の準備が忙しくなりなかなか颯太に会えない日々が続いた。




********



「由貴。いいことあった?」
「…………」




もしかして顔に出てたのか?




「由貴てば可愛い」
「可愛いって俺は!」
「由貴が男の子なのはわかってるわよ?」



ったく。
みんなして可愛いって。
その日の夜。
陸也からも同じこと言われることに。


「由貴ーお風呂いいわよ」
「はーい」



そういや颯太が言ってたっけ。




『由貴くん。陸にオメガってバレないようにしてね?いい?』




理由はわからないけどそう言ってたっけ。
お姉ちゃんが言ってたっけ。
ここに俺のも置いとけって。
陸也はここなら気づかないって。



生理用のパンツとナプキン。
とりあえずこのくらい置いてたらいいだろう。



そろそろ生理くるかな。
最近腹の調子がよくないし。




そして、次の日。




「あ"ー腹痛い」




それより下着生理用に変えないと。





風呂場に行くと何故か陸也がいた。





「なんだ。由貴も風呂入るのか?」
「違う。顔洗にきただけ」




仕方ない。さっさと顔洗ってそのすきに取っていくか。
よし!
今のうちにいくか。
パンツとナプキンと取って。




それから2日後。



「由貴。話あるんだがいいか?」
「何?」
「由貴。お前、もしかしなくても、オメガだよな?」




!!
バレた。
誤魔化さなきゃ。



「んなわけねぇし」
「じゃあなんで風呂場のナプキン置き場漁ってたんだ?」
「…………」
「颯太に言われたんだよ!陸也にはバレないようにしとけって」
「あいつは過保護だから」




確かに颯太は過保護なとこあるよな。
というより心配性なとこだけど。




*****************



「あ"ー腹痛い」




なんで今回に限って生理痛が酷いんだよ。




「由貴。どうしたの?って具合悪いなら休みなさいよ」
「お姉ちゃん。いや、生理痛なだけ」
「由貴。お前、生理痛で休むつもりじゃねぇよな?」




腹痛いけど動けないわけじゃない。
痛み止め持って大学行くか。




「くそ、腹痛い」




陸也の圧に負け大学に来たはいいけどさ、腹が痛くて仕方ない。
しかも痛み止め持ってくんの忘れたし。




「クラブハウスで休むか帰るか?」
「じゃあクラブハウスで休んどく」




今、帰ったら、絶対に陸也からなんか言われる。
陸也の小言聞く気力今ないしな。
痛みのせいで腹減ってないしそのままクラブハウスに。



クラブハウスには、誰もいないかった。



それもそうか。
今学園祭の準備中だしな。
でもちょうどいい。




確かブランケットあったよな。
颯太が俺用に置いてた奴。



ちょっと寒いな。
エアコンつけて寝とこう。




「ん………」



誰だ?
誰かいるのか?



「颯太?」
「起きた?」
「顔色悪いよ」
「………大丈夫。ただの生理痛だから」
「だから休んだら良かったんだよ」
「だって…………陸也が」
「あの親父が何言ったの?」



颯太は陸也のことを昔から親父って言ってたっけ。




「生理痛だからって休むなよって。病気じゃないんだからって」
「……由貴くん。30分だけ待ってて」



それだけ言うと颯太はクラブハウスから出ていく。



「由貴くん帰ろうか?」
「準備は?」
「役員たちに任せてきた」



颯太はそのまま抱き上げて駐車場へ。



「おかえり。由貴、大丈夫??」
「お姉ちゃん??」
「陸也にはきちんと言っておいたから大丈夫よ」



お姉ちゃんは満悦の笑みを浮かべていた。



「なんだ帰ってきたのか?」
「陸?今なんか言った?」
「ったく。お前は怒らせると怖いんだから」
「奈々ちゃん。陸無視していいから体調悪そうだったら休ませて。あと、陸?由貴くん襲ったら殺すよ」



颯太は笑顔で恐ろしいことを言っていた。
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