321 / 404
妊娠
1
しおりを挟む
「由貴大丈夫?」
「今日は大丈夫だから。大学に行く」
「………無理しちゃダメよ?」
学園祭が終わって。
風邪引いたみたいで気持ち悪いし吐き気はするしで一週間は大学を休むことに。
その間。
颯太に連絡取れなくて心配して様子見に来てくれたらしい。
らしいっていうのは俺は寝ていてわからなかったから。
今日は颯太は就職関係で大学には夕方にしか来れないらしい。
藤澤さんは大学院に進学だから毎日来ている。
そして。
午前中の講義が終わって昼飯の時間だけど。
全く食欲がない。
仕方ない。
講義中お腹なったら嫌だしカロリーメイトでも食っとくか。
*********
やべぇ。
目がまわる。
とりあえず医務室に行こう。
「どうした?って顔色悪いな」
颯太が来るまで寝とこう。
本気で眠い……………。
『やっと来たか遅い』
『静かにしてくれません?由貴くん起きちゃうでしょ?』
颯太?
来たんだ。
「颯太?」
「起こしちゃった?気分悪いんでしょ?寝てていいよ」
眠かったし再び眠ることにした。
目を覚ますと颯太のベッドの上だった。
暑くもないのにかなり寝汗かいていた。
「由貴くん。大丈夫?」
「汗かいてるね。お風呂入っておいでよ」
颯太の家に置いている着替えを持ってお風呂へ。
そして。
たまに新しい服が入っている。
最初の頃。
聞いたら気にするなって言っていたから気にしないことにした。
あれからネットで調べてみた。
吐き気と眠気で。
発情期は先月の予定だったけど来なかったし、生理も9月きたっきり。
だから、きっとそうなんだと思う。
颯太春から研修行くのに。
「うぇー気持ち悪っ」
あれから。
吐き気がひどくなり水分も取れず、飯も食えなくなった。
そんな俺を心配したお姉ちゃんが部屋を下にうつした。
荷物の入れ替えは陸也がしてくれたけど。
「由貴大丈夫?」
「…………」
「具合い悪い?」
「違うよ。俺よりお姉ちゃんが」
「仕方ないわよ。妊娠してるんだから」
お姉ちゃん美希ちゃんいるし聞いてみようかな。
「ね。お姉ちゃん、妊娠したらどうなるの?」
「まず生理が来なくなるわね。周期が安定したらわかるんだけど不順気味だったら気づきにくいわね。Ωの子なら発情期も来なくなるらしいわよ?吐き気とか微熱が」
そして。
お姉ちゃんは俺をまっすぐ見据えて聞いてきた。
「由貴。…………もしかして」
「…………生理きてないし、発情期もきてない?」
「うん」
「この間から吐いてるし眠気もあったわよね」
「颯太には?」
「言ってない。言えない……」
「なんで?」
「だって。颯太春から就職なのに研修があるのに」
俺のせいで迷惑かけたくない。
「じゃあどうするの?」
「わからない」
「今はゆっくり休んでなさいよ。ねっ?」
検査薬で調べてみると陽性だった。
颯太にバレるまでそう時間がかからなかった。
とりあえず検査してもらおうと着替えていた時。
颯太がやってきた。
本当はお姉ちゃんと行くはずだったけど。
美希ちゃんが風邪引いちゃったからいけなくなった。
「由貴くん入るよ」
「颯太?」
「今日は具合いいいの?」
「うん。今日は」
「今から病院行こう?」
「え、でも……」
病院ぐらい1人で行けるのに。
というか今日はついて来て欲しくない。
すると颯太はとんでもないことを言ってきた。
「妊娠してるかもしれないんだから診てもらおう?」
「なんで………」
颯太に気づかれたか。
気づくよな。
多少のズレはあったけど、生理も発情期も問題なくきていたから。
「ごめんね。気づいてあげれなくて」
「だから病院に行こう?」
颯太に説得されオメガ総合病院へ行くことになった。
「今日は大丈夫だから。大学に行く」
「………無理しちゃダメよ?」
学園祭が終わって。
風邪引いたみたいで気持ち悪いし吐き気はするしで一週間は大学を休むことに。
その間。
颯太に連絡取れなくて心配して様子見に来てくれたらしい。
らしいっていうのは俺は寝ていてわからなかったから。
今日は颯太は就職関係で大学には夕方にしか来れないらしい。
藤澤さんは大学院に進学だから毎日来ている。
そして。
午前中の講義が終わって昼飯の時間だけど。
全く食欲がない。
仕方ない。
講義中お腹なったら嫌だしカロリーメイトでも食っとくか。
*********
やべぇ。
目がまわる。
とりあえず医務室に行こう。
「どうした?って顔色悪いな」
颯太が来るまで寝とこう。
本気で眠い……………。
『やっと来たか遅い』
『静かにしてくれません?由貴くん起きちゃうでしょ?』
颯太?
来たんだ。
「颯太?」
「起こしちゃった?気分悪いんでしょ?寝てていいよ」
眠かったし再び眠ることにした。
目を覚ますと颯太のベッドの上だった。
暑くもないのにかなり寝汗かいていた。
「由貴くん。大丈夫?」
「汗かいてるね。お風呂入っておいでよ」
颯太の家に置いている着替えを持ってお風呂へ。
そして。
たまに新しい服が入っている。
最初の頃。
聞いたら気にするなって言っていたから気にしないことにした。
あれからネットで調べてみた。
吐き気と眠気で。
発情期は先月の予定だったけど来なかったし、生理も9月きたっきり。
だから、きっとそうなんだと思う。
颯太春から研修行くのに。
「うぇー気持ち悪っ」
あれから。
吐き気がひどくなり水分も取れず、飯も食えなくなった。
そんな俺を心配したお姉ちゃんが部屋を下にうつした。
荷物の入れ替えは陸也がしてくれたけど。
「由貴大丈夫?」
「…………」
「具合い悪い?」
「違うよ。俺よりお姉ちゃんが」
「仕方ないわよ。妊娠してるんだから」
お姉ちゃん美希ちゃんいるし聞いてみようかな。
「ね。お姉ちゃん、妊娠したらどうなるの?」
「まず生理が来なくなるわね。周期が安定したらわかるんだけど不順気味だったら気づきにくいわね。Ωの子なら発情期も来なくなるらしいわよ?吐き気とか微熱が」
そして。
お姉ちゃんは俺をまっすぐ見据えて聞いてきた。
「由貴。…………もしかして」
「…………生理きてないし、発情期もきてない?」
「うん」
「この間から吐いてるし眠気もあったわよね」
「颯太には?」
「言ってない。言えない……」
「なんで?」
「だって。颯太春から就職なのに研修があるのに」
俺のせいで迷惑かけたくない。
「じゃあどうするの?」
「わからない」
「今はゆっくり休んでなさいよ。ねっ?」
検査薬で調べてみると陽性だった。
颯太にバレるまでそう時間がかからなかった。
とりあえず検査してもらおうと着替えていた時。
颯太がやってきた。
本当はお姉ちゃんと行くはずだったけど。
美希ちゃんが風邪引いちゃったからいけなくなった。
「由貴くん入るよ」
「颯太?」
「今日は具合いいいの?」
「うん。今日は」
「今から病院行こう?」
「え、でも……」
病院ぐらい1人で行けるのに。
というか今日はついて来て欲しくない。
すると颯太はとんでもないことを言ってきた。
「妊娠してるかもしれないんだから診てもらおう?」
「なんで………」
颯太に気づかれたか。
気づくよな。
多少のズレはあったけど、生理も発情期も問題なくきていたから。
「ごめんね。気づいてあげれなくて」
「だから病院に行こう?」
颯太に説得されオメガ総合病院へ行くことになった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる