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妊娠
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「引っ越し?」
「そ。病院と買い物と駅が近いとこ」
「買い物はあれじゃん。車あるからいいじゃん」
この言い方ってあれだよね?
俺の車じゃなくて。
絶対に由貴くんがとかだよね。
「…………。今検討中なのがこの3つ」
「賃貸じゃなくて?」
「親父が祝い金として出してくれるらしいから」
あれから電話してみたら祝い金として出してくれるというか買ってくれるというか。
母さんのことは許してないけど、とりあえず着信拒否だけは解除した。
そして。
「ここは?」
由貴くんが探してきたのが駅にも買い物にも近いとこ。
ちょっとだけ大学からは遠く。
近くに幼稚園とか保育園があって公園もある場所だった。
無意識に子どものことを考えてる。
「見に行こうか?」
「うん」
家からはちょっとだけ遠い場所。
「教授にも話しとかないとね」
火曜日。
創立記念日で大学は休み。
「教授!」
「2人して改まってどうしたんじゃ?」
「内緒でお願いがあるんです」
「実は由貴くん妊娠しちゃってるんですよ」
包み隠さずにそう言うと。
それを聞いていた教授が大きなため息を吐き言ってきた。
「橘。お前さん、いつかやらかすとは思っとたが」
教授てば酷いな。
由貴くんが入学してくる前のことを思えば当然かな。
「由貴くん来年の春から休学させたいんです。由貴くんのお父さんたちに報告したあとですけどね」
「猪熊。お前さんのご両親忙しい時期じゃろ?」
「正月までは」
「休学はご両親と話してから決めるんじゃ」
「その時にまた連絡します」
さてと帰るか。
「由貴くん。引越し先決めたよ」
そう言って見せてきたのは。
大学からも陸也の家からも近い場所だった。
4LDKで庭、ベランダ付きの一軒家。
遊具も充分おけるぐらいの庭。
「セキリュティもしっかりしているし」
家電品は全て新しく買い換えるし。
親父がそう言ったから。
「とりあえず冬休みに引っ越そうかなって思ってるから」
「それから。由貴くん、お父さんたちに連絡しとくんだよ?」
「わかってるよ」
父さんと春兄はいいけど、あの人には言いたくない。
妊娠しているのバレたらなんて言われるか。
「引っ越しの準備は全部俺がするから大丈夫だよ!」
藤澤さんとか陸也に手伝ってもらうとか。
颯太は藤澤さんに色々頼みすぎだし藤澤さんも断らないよな。
「颯太」
「ん?」
「前に言ってた、今月末の泊まりでの研修あるって言ってじゃん?」
「それ?断ろうかなって思ってさ」
「行けよ」
「え?」
「大丈夫だよ。お姉ちゃんいるしさ」
颯太は納得はしなかったけど、渋々研修に行くことになった。
それからしばらくして。
研修の準備があり颯太は忙しそうにしていた。
「着替えとスマホとタブレットでしょ。あとは研修用の書類」
「忘れ物ない?」
「あと由貴くん」
俺を研修先に連れて行きたいって意味なんだろうけど。
「何言ってるんだよ」
眠くなってきたな。
「そろそろ寝ようか?」
「うん」
颯太に抱きしめられたまま眠った。
「そ。病院と買い物と駅が近いとこ」
「買い物はあれじゃん。車あるからいいじゃん」
この言い方ってあれだよね?
俺の車じゃなくて。
絶対に由貴くんがとかだよね。
「…………。今検討中なのがこの3つ」
「賃貸じゃなくて?」
「親父が祝い金として出してくれるらしいから」
あれから電話してみたら祝い金として出してくれるというか買ってくれるというか。
母さんのことは許してないけど、とりあえず着信拒否だけは解除した。
そして。
「ここは?」
由貴くんが探してきたのが駅にも買い物にも近いとこ。
ちょっとだけ大学からは遠く。
近くに幼稚園とか保育園があって公園もある場所だった。
無意識に子どものことを考えてる。
「見に行こうか?」
「うん」
家からはちょっとだけ遠い場所。
「教授にも話しとかないとね」
火曜日。
創立記念日で大学は休み。
「教授!」
「2人して改まってどうしたんじゃ?」
「内緒でお願いがあるんです」
「実は由貴くん妊娠しちゃってるんですよ」
包み隠さずにそう言うと。
それを聞いていた教授が大きなため息を吐き言ってきた。
「橘。お前さん、いつかやらかすとは思っとたが」
教授てば酷いな。
由貴くんが入学してくる前のことを思えば当然かな。
「由貴くん来年の春から休学させたいんです。由貴くんのお父さんたちに報告したあとですけどね」
「猪熊。お前さんのご両親忙しい時期じゃろ?」
「正月までは」
「休学はご両親と話してから決めるんじゃ」
「その時にまた連絡します」
さてと帰るか。
「由貴くん。引越し先決めたよ」
そう言って見せてきたのは。
大学からも陸也の家からも近い場所だった。
4LDKで庭、ベランダ付きの一軒家。
遊具も充分おけるぐらいの庭。
「セキリュティもしっかりしているし」
家電品は全て新しく買い換えるし。
親父がそう言ったから。
「とりあえず冬休みに引っ越そうかなって思ってるから」
「それから。由貴くん、お父さんたちに連絡しとくんだよ?」
「わかってるよ」
父さんと春兄はいいけど、あの人には言いたくない。
妊娠しているのバレたらなんて言われるか。
「引っ越しの準備は全部俺がするから大丈夫だよ!」
藤澤さんとか陸也に手伝ってもらうとか。
颯太は藤澤さんに色々頼みすぎだし藤澤さんも断らないよな。
「颯太」
「ん?」
「前に言ってた、今月末の泊まりでの研修あるって言ってじゃん?」
「それ?断ろうかなって思ってさ」
「行けよ」
「え?」
「大丈夫だよ。お姉ちゃんいるしさ」
颯太は納得はしなかったけど、渋々研修に行くことになった。
それからしばらくして。
研修の準備があり颯太は忙しそうにしていた。
「着替えとスマホとタブレットでしょ。あとは研修用の書類」
「忘れ物ない?」
「あと由貴くん」
俺を研修先に連れて行きたいって意味なんだろうけど。
「何言ってるんだよ」
眠くなってきたな。
「そろそろ寝ようか?」
「うん」
颯太に抱きしめられたまま眠った。
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