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翼、ふたたび
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「はぁ?」
今、何て言った?
「翼が明日出てくる」
「陸。流石に早すぎない?」
「由貴の兄貴情報によるとかなり多額の保釈金払ったんだそうだ」
陸也と春兄は俺が入院した時以来頻繁に連絡しあっているそうだ。
俺が陸也の家で暮らすようになった時に、何かあれば連絡くれと言ってきたそうだ。
そんなことより。
明日出てくるのか。
よりによって明日。
「つーわけで由貴。明日はそこの万年発情期男の家に泊まれ」
万年発情期って。
藤澤さんも似たようなこと言ってたな。
「あー、陸ー?」
「あ?」
「俺、明日からいないよ?」
「聞いてないぞ」
「前に言ったよ。入社前の研修が希望者だけあるって」
「お前参加するか決めかねてなかったか?」
「由貴くんが行ってきていい言うから」
そう。
学園祭が終わったあと颯太に相談された。
入社前研修あるんだけどって。
俺が妊娠して心配だから、行くつもりはなかったみたいだけど。
行きたそうだったから、行っていいって言った。
「じゃあ仕方ねぇな。翼に近づくなよ?」
「…………ねぇ、由貴くん。機種変ていつしたきり?」
「高校の入学した時に変えたきり」
どうしたんだ?
急に、そんなこと聞いてきて。
「そろそろ変えたら?」
???
颯太?
まぁ。
そろそろ変えようと思ってはいたけど。
「じゃあ明日兄さんと行ってこよう」
「え?」
「これ、兄さん名義で契約してるんだよ」
「明日は兄貴たちと遊んでこい」
「燐とひかりも誘おうっと」
「由貴くん。風邪引かないようにね?」
「大丈夫だって」
「本当に気を付けてよ?由貴くん1人の身体じゃないんだからね」
ホント。
颯太は心配性なんだから。
颯太の気をつけてよは翼に対してだと思う。
颯太に機種変でもしたらどうだって言われた。
だから。
嫌だけど夏兄にラインした。
「兄さん時間取れない?」
『ゆっきーどうした?』
「兄さん。携帯機種変したいんだけど」
『いつ行く?明日?』
「明日時間があるなら」
『燐とひーも呼べよ。楓と春には俺から声かけとくからみんなで遊びに行くぞ』
この日は機嫌がいいのかそう言っていた。
兄さんたちは太っ腹。
必ずみんなで遊びに行きたがる。
違う。
燐たちの前でいい兄を夏兄は演じているんだ。
**********
「iPhoneにしろよ」
「何で?」
「ゆっきーあまり写真撮らないしゲームしかしないだろう?メールもLINEばかりだし」
確かにそうなんだけどさ。
「iPhone高いじゃん」
「由貴、そこは甘えていいんだよ。"夏兄一番高いiPhoneがいい"って」
「そうだよ。兄ちゃん!兄さんたちが買ってくれるて言うなら遠慮なく高い奴にしなよ」
いくら夏兄が買ってくれる言ってもな…………。
そんなもん買ったら何されるかわからないじゃないか。
**********
で、結局。
最新のiPhoneの容量が多いやつにした。
昨日から何故か機嫌がいいみたい。
会社で夏兄の言うとおりにする奴を見つけたのか??
ん?
メール?
『由貴くん。待ち受けはこの写メにしてね』
写メと一緒にメールがきてた。
颯太の自撮りが。
「由貴、颯太はいい奴だな」
「うん」
「ぼくも颯太さんはいい人だと思うよ」
「これで俺たちの役目はおわりだな」
「春兄?」
「俺たち由貴を任せれる奴が現れたらそいつに任せるつもりだったし」
「颯太は大丈夫だな。燐のお墨付きだし」
「颯太に泣かされたら言えよ?」
兄さんたちまるで莉音先輩みたいな言い方してる。
「大丈夫だよ」
「颯太が由貴を泣かせるとかありえないだろうけど」
春兄は人を見る目が確かだから。
"知ってるか?颯太はな本気で惚れた奴を泣かせたりはしないそういう奴なんだぞ?"
"それに遊びで付き合ってた時もなんだかんだで愛情はあったみたいだし"
知ってる。
颯太は本気で好きになったのはきっと俺が初めてだったんだと思う。
でも。
今まで遊んでいた人たちもそれなりに愛情はあったと思う。
「いいなぁ。兄ちゃん…………」
「何が?」
「自分のことをそんなに愛してくれる人がいるって」
「燐…………」
「燐、大丈夫だよ。燐はいい子だからいつか燐を見てくれる人は現れるさ」
「まずはブラコンから治さないと燐兄ヤバイよ」
「あと由貴兄もな」
「別に俺ブラコンじゃねぇし」
なんだよ。
楓のやつ。
「由貴、膨れるな!由貴は今のままでいいからな」
よく。
純が言ってたな。
兄さんたちは俺たちに甘いって。
実際にそうなのかもしれない。
颯太が気にしてないならそれはそれでいいと思う。
今、何て言った?
「翼が明日出てくる」
「陸。流石に早すぎない?」
「由貴の兄貴情報によるとかなり多額の保釈金払ったんだそうだ」
陸也と春兄は俺が入院した時以来頻繁に連絡しあっているそうだ。
俺が陸也の家で暮らすようになった時に、何かあれば連絡くれと言ってきたそうだ。
そんなことより。
明日出てくるのか。
よりによって明日。
「つーわけで由貴。明日はそこの万年発情期男の家に泊まれ」
万年発情期って。
藤澤さんも似たようなこと言ってたな。
「あー、陸ー?」
「あ?」
「俺、明日からいないよ?」
「聞いてないぞ」
「前に言ったよ。入社前の研修が希望者だけあるって」
「お前参加するか決めかねてなかったか?」
「由貴くんが行ってきていい言うから」
そう。
学園祭が終わったあと颯太に相談された。
入社前研修あるんだけどって。
俺が妊娠して心配だから、行くつもりはなかったみたいだけど。
行きたそうだったから、行っていいって言った。
「じゃあ仕方ねぇな。翼に近づくなよ?」
「…………ねぇ、由貴くん。機種変ていつしたきり?」
「高校の入学した時に変えたきり」
どうしたんだ?
急に、そんなこと聞いてきて。
「そろそろ変えたら?」
???
颯太?
まぁ。
そろそろ変えようと思ってはいたけど。
「じゃあ明日兄さんと行ってこよう」
「え?」
「これ、兄さん名義で契約してるんだよ」
「明日は兄貴たちと遊んでこい」
「燐とひかりも誘おうっと」
「由貴くん。風邪引かないようにね?」
「大丈夫だって」
「本当に気を付けてよ?由貴くん1人の身体じゃないんだからね」
ホント。
颯太は心配性なんだから。
颯太の気をつけてよは翼に対してだと思う。
颯太に機種変でもしたらどうだって言われた。
だから。
嫌だけど夏兄にラインした。
「兄さん時間取れない?」
『ゆっきーどうした?』
「兄さん。携帯機種変したいんだけど」
『いつ行く?明日?』
「明日時間があるなら」
『燐とひーも呼べよ。楓と春には俺から声かけとくからみんなで遊びに行くぞ』
この日は機嫌がいいのかそう言っていた。
兄さんたちは太っ腹。
必ずみんなで遊びに行きたがる。
違う。
燐たちの前でいい兄を夏兄は演じているんだ。
**********
「iPhoneにしろよ」
「何で?」
「ゆっきーあまり写真撮らないしゲームしかしないだろう?メールもLINEばかりだし」
確かにそうなんだけどさ。
「iPhone高いじゃん」
「由貴、そこは甘えていいんだよ。"夏兄一番高いiPhoneがいい"って」
「そうだよ。兄ちゃん!兄さんたちが買ってくれるて言うなら遠慮なく高い奴にしなよ」
いくら夏兄が買ってくれる言ってもな…………。
そんなもん買ったら何されるかわからないじゃないか。
**********
で、結局。
最新のiPhoneの容量が多いやつにした。
昨日から何故か機嫌がいいみたい。
会社で夏兄の言うとおりにする奴を見つけたのか??
ん?
メール?
『由貴くん。待ち受けはこの写メにしてね』
写メと一緒にメールがきてた。
颯太の自撮りが。
「由貴、颯太はいい奴だな」
「うん」
「ぼくも颯太さんはいい人だと思うよ」
「これで俺たちの役目はおわりだな」
「春兄?」
「俺たち由貴を任せれる奴が現れたらそいつに任せるつもりだったし」
「颯太は大丈夫だな。燐のお墨付きだし」
「颯太に泣かされたら言えよ?」
兄さんたちまるで莉音先輩みたいな言い方してる。
「大丈夫だよ」
「颯太が由貴を泣かせるとかありえないだろうけど」
春兄は人を見る目が確かだから。
"知ってるか?颯太はな本気で惚れた奴を泣かせたりはしないそういう奴なんだぞ?"
"それに遊びで付き合ってた時もなんだかんだで愛情はあったみたいだし"
知ってる。
颯太は本気で好きになったのはきっと俺が初めてだったんだと思う。
でも。
今まで遊んでいた人たちもそれなりに愛情はあったと思う。
「いいなぁ。兄ちゃん…………」
「何が?」
「自分のことをそんなに愛してくれる人がいるって」
「燐…………」
「燐、大丈夫だよ。燐はいい子だからいつか燐を見てくれる人は現れるさ」
「まずはブラコンから治さないと燐兄ヤバイよ」
「あと由貴兄もな」
「別に俺ブラコンじゃねぇし」
なんだよ。
楓のやつ。
「由貴、膨れるな!由貴は今のままでいいからな」
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純が言ってたな。
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