好きって言ってみなよ?

葉月カイト

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初めての発情期そして合同合宿後編

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夜。
バーベキューすることになり健と蓮也くんと晶くんと買い物にきた。




「そういや」




持ってきたのって使い切っちゃってたっけ。
まさか、晶くんが発情期くるとは思わなかったし。




「瑠衣さん、何してんの?」
「ちょっと追加で買いたいのが」




大量にゴムいれてたから店員もびっくりしてた。




「瑠衣先生ーそんなにゴム買ってどうすんの?」
「何言ってんの?」
「使うに決まってるじゃない」
「少しは相手を労ってやりなよ?」
「無理やりじゃないよ」
「じゃなくて!」



晶くんもあきれてた。




買い物終わらせてみんなでバーベキューの準備をしていると。




「なぁ、瑠衣先生て晶が好きなのか?」
「そんなに分かりやすかった?」
「レンがさ晶と瑠衣先生が一緒に暮らしてるって言ってたし、瑠衣先生とヤッてた奴らがさ、いきなり瑠衣先生に振られたって言ってきてたから」
「振られたって最初に言ってたのに、どちらかがあきるまでって」





***************





「晶くん、はい。あーん」
「あんたは何を恥ずかしいことさせようとしてんの?」
「いや?」




晶くんに構いたくて食べさせようとしてるんだけど。
嫌がって食べてくれない。




「わかったよ」
「ホント、晶と瑠衣さん仲いいよな?」
「そうだよね」
「晶。瑠衣さんと付き合っちゃえば?」
「やだ。それに瑠衣さん好きな奴いるみたいだし」
「マジ?」



蓮也くんてば。
わかっているのに聞いてくるんだから。



「いるけど、誰かは内緒」
「えぇー!」



晶くん泣きそうになってる。
いじめるのもかわいそうだけど。
俺は晶くんに言ってほしいから気づかないフリをする。




「晶?」
「ちょっとトイレ行ってくる」
「大丈夫か?」
「大丈夫」
「知らない奴にお持ち帰りされんなよ!」
「そんな物好きいないって」




***********




「瑠衣先生さー、晶をあんまりいじめるなよ」
「だって、晶くんが可愛いから、つい、ね」
「タケ気づいたのか?」
「瑠衣先生の晶への態度見てればわかるって。気づかないのは晶とあすかだけ」
「晶は超がつくほどの鈍感だしあすかは晶以外には興味ないしな」
「ちょっと晶くん探してくるよ」




そう言って捜しに出たんだけど。
見つからない。
どこに行ったの?




ん?
話し声?




「何してるの?」




そこには。
晶くんと俺がこの間切った子がいた。



「お、俺は何もっ」
「いいわけはいいから」




よほど怖かったのか、逃げて行った。
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