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高校入試
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「ただいま……」
「おかえり」
帰って早々に瑠衣さんが抱きついてきた。
「暑苦しいんだけど……」
「まぁまぁ……。それより、晶くんさまだ熱あるでしょ?」
「あ?あぁ。それが?」
「それがじゃないよ。ほらほら寝てなきゃ」
「わっ押すなよ」
そう言って瑠衣さんは俺をベッドに押しやる。
「風邪完治してないのにとおるとでかけたの?」
「なんだよ!」
「えいっ」
今度はベッドに押し倒すし。
「いきなり押し倒すなよ!」
「しようか?」
「いい……」
「そんなこと言わないで、ねっ?」
「あっ……」
あっという間に服の中に手を入れてきた。
そしていつものように俺は瑠衣さんにされるがままにされた。
嫌なら本気で抵抗するけど、嫌じゃないからそこまでは抵抗しない。
「最悪ー」
「久々だったからごめんね?」
昼間、瑠衣さんに好き勝手にされた俺は、また熱が出ていた。
「絶対反省してないだろう?」
「バレた?」
「バレたじゃねぇ……」
「そう言えば高校入試どうだった?」
「俺が落ちるわけないだろう?」
「凄い自信だね」
「あのな。いくら数学苦手でも、最低限の知識あるの」
瑠衣さんはかなり俺を馬鹿にしてるよな?
「悪かったよ。じゃあ探しとかなきゃね」
「何をだよ?」
「決まってるでしょ?晶くんと学校でする場所」
「瑠衣さん!」
「あーはいはい」
学校でするなんて冗談じゃねぇ。
バレたらどうするんだよ!?
「夏休みとかはうちに泊まりにおいでよ?」
「嫌だ。寮にいるからいいっ」
「……もしかして、寮のパンフレット見てない?」
「え?」
パンフレット?
あまり見てなかったかも。
「ここ。長期休暇中始めと終わりの一週間以外は、寮はやむ得ない事情のある生徒以外は自宅及び親戚の家へ帰ることってあるじゃない」
「まじかよ」
「きちんと読まないから。とおるのうちじゃなくて俺んちにおいでよね」
「……考えとく」
「そこはわかったって即答して欲しいなぁ……」
そんなこと言えば瑠衣さんが勘違いしそうだから言わない。
いや、勘違いされてもいいけど恥ずかしいから俺は言わないけどな。
「おかえり」
帰って早々に瑠衣さんが抱きついてきた。
「暑苦しいんだけど……」
「まぁまぁ……。それより、晶くんさまだ熱あるでしょ?」
「あ?あぁ。それが?」
「それがじゃないよ。ほらほら寝てなきゃ」
「わっ押すなよ」
そう言って瑠衣さんは俺をベッドに押しやる。
「風邪完治してないのにとおるとでかけたの?」
「なんだよ!」
「えいっ」
今度はベッドに押し倒すし。
「いきなり押し倒すなよ!」
「しようか?」
「いい……」
「そんなこと言わないで、ねっ?」
「あっ……」
あっという間に服の中に手を入れてきた。
そしていつものように俺は瑠衣さんにされるがままにされた。
嫌なら本気で抵抗するけど、嫌じゃないからそこまでは抵抗しない。
「最悪ー」
「久々だったからごめんね?」
昼間、瑠衣さんに好き勝手にされた俺は、また熱が出ていた。
「絶対反省してないだろう?」
「バレた?」
「バレたじゃねぇ……」
「そう言えば高校入試どうだった?」
「俺が落ちるわけないだろう?」
「凄い自信だね」
「あのな。いくら数学苦手でも、最低限の知識あるの」
瑠衣さんはかなり俺を馬鹿にしてるよな?
「悪かったよ。じゃあ探しとかなきゃね」
「何をだよ?」
「決まってるでしょ?晶くんと学校でする場所」
「瑠衣さん!」
「あーはいはい」
学校でするなんて冗談じゃねぇ。
バレたらどうするんだよ!?
「夏休みとかはうちに泊まりにおいでよ?」
「嫌だ。寮にいるからいいっ」
「……もしかして、寮のパンフレット見てない?」
「え?」
パンフレット?
あまり見てなかったかも。
「ここ。長期休暇中始めと終わりの一週間以外は、寮はやむ得ない事情のある生徒以外は自宅及び親戚の家へ帰ることってあるじゃない」
「まじかよ」
「きちんと読まないから。とおるのうちじゃなくて俺んちにおいでよね」
「……考えとく」
「そこはわかったって即答して欲しいなぁ……」
そんなこと言えば瑠衣さんが勘違いしそうだから言わない。
いや、勘違いされてもいいけど恥ずかしいから俺は言わないけどな。
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