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たった1人の仲間
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やっぱり家に入ると落ち着く。一瞬だけ元に戻ったような錯覚すら覚える。でも何も変わっていない池村さんの姿のままの私が鏡に映って、現実に戻る。
中「朝ぶりだね~、いろいろ聞きたいことがあるんだけど、一旦池村さんの話から聞こうか。今日どうだった、?」
池村さんは少し強張った顔をしているように見えた。そして、家のチャイムが鳴った。
宅配かなと思いながらインターホンに向かうと、そこにいたのは杉山だった。なんでうちに、うちの場所を知っているはずないのに、、頭が混乱していると池村さんがきて、恐る恐る言葉を発した。
池「実は、、杉山くんにバレちゃって、ちゃんと説明するために家に呼んだの、」
中「は?ばれた?嘘でしょ、まだ初日だよ?」
呆れて、それ以上言葉が出てこなかった。万が一のために取っておきたかった1人が杉山で、しかもまだ先は長いのにもうバレてる、、
池「ご、ごめんなさい、、」
「ピンポーン」
もう一度鳴った。
今すぐ1人になりたかった。でも逃げるわけにはいかない。仕方なく、オートドアを解除した。
玄関のドアを開けに行きながらイライラの言葉が出てきた。
中「ほんとありえない。まずLINEするでしょ普通。」
池「ごめんなさい、、直接話した方がいいと思って、、」
池村さんのおどおどした話し方にもイラッとした。無造作にドアを開けたら、ちょうど杉山がエレベーターから降りてきたとこだった。
中「杉山、こっち」
いつものように声をかけたら、怪訝そうな顔をしながらこっちに歩いてくる。
杉「池村さん、?なんでここにいるの?今日体調不良じゃなかったっけ」
中「詳細聞いてないんだね」
そう言って、池村さんの方を振り返る。
中「池村さん、一旦杉山に説明してくれる?」
池「杉山くん、きてくれてありがとう。説明する時に私の口からだとうまくできないと思って、中條さんを呼びました。」
杉「ちょっと待って、2人ともなんでお互いの名前で呼んでるの。なんか気持ち悪いんだけど。」
中「あ、ごめん。顔と中身が一致してなくて気持ち悪かったか。でも家にいる時くらい自分でいたいから慣れて~」
杉「自分でいたいって何。2人ともおかしくない?どうかしてるよ」
中「入れ替わってるこの状況がおかしいんだから仕方ないでしょ。」
杉「何入れ替わってるって、どういう意味?」
え、なんで意味が伝わらないの、どういうこと。杉山からの思いがけない返答に理解が追いつかない。もしかして池村さんに騙された、?そんな思考を巡らせていたら、池村さんが言葉を発した。
池「え、杉山くん、入れ替わってるって気づいてたよね、?」
杉「は?気づいてるってなに。さっきからまじで意味わかんない。もしかして、今日中條が変だと言ったのは池村と入れ替わってるからとでも言いたいわけ?」
杉山の言葉で池村さんの顔がみるみる曇っていった。やってしまったっていう顔。
つまり、池村さんが勝手に勘違いしてただけってことか。しかもバレていなかった杉山にわざわざ話したってことか。
中「池村さん、杉山気づいていなかったって。どうしてくれるの、1人にしか言えない秘密なのに。」
池「ご、ご、ごめんなさい、、ほんとに謝っても足りないと思うんだけどほんとにごめんなさい。焦っちゃって早とちりしちゃってました、、」
こういうとこがまさに池村さんって感じがした。つくづくそう感じた。
無言の時間が少し流れたあと、杉山が口を開いた。
杉「割って入る感じでごめんなんだけど、ほんとに入れ替わってるの?そんな非現実的なことあんの。」
あるから最悪なのに、なんで聞いてくるの。杉山にもイラッとした。そんな私と池村さんの表情を見て、すぐに次の言葉を続けた。
杉「いや2人のその感じはほんとに見えるんだけど、ありえない話すぎるから疑うでしょ」
中「私だってこんな入れ替わりありえないと思うし、今すぐにでも戻りたいんだよ、でも戻らない可能性もあるからそんなことも言ってられない、、けど池村さんがとことんヘマするから初日からこんなことに、」
矢継ぎ早に言いたいことを言った。池村さんは申し訳なさそうな顔でうつむいて、何も言えないようだった。
そんな私たちを見かねてか、杉山はもう疑いの目を向けてくることはなかった。
杉「中條、さっき1人にしか言えない秘密って言ってたっしょ?てことは俺以外知られちゃいけないってことだよね。完全に俺巻き込まれだけど、こんな状況だし俺も秘密保持に協力するよ。だから冷静に作戦会議しよ」
杉山がいつになく優しくて、完全に同情されてるんだと思った。悔しい、、けど協力してもらった方がいいのは明らか。
中「じゃあお言葉に甘えて、協力お願いします」
こうして、3人の秘密が始まった。
中「朝ぶりだね~、いろいろ聞きたいことがあるんだけど、一旦池村さんの話から聞こうか。今日どうだった、?」
池村さんは少し強張った顔をしているように見えた。そして、家のチャイムが鳴った。
宅配かなと思いながらインターホンに向かうと、そこにいたのは杉山だった。なんでうちに、うちの場所を知っているはずないのに、、頭が混乱していると池村さんがきて、恐る恐る言葉を発した。
池「実は、、杉山くんにバレちゃって、ちゃんと説明するために家に呼んだの、」
中「は?ばれた?嘘でしょ、まだ初日だよ?」
呆れて、それ以上言葉が出てこなかった。万が一のために取っておきたかった1人が杉山で、しかもまだ先は長いのにもうバレてる、、
池「ご、ごめんなさい、、」
「ピンポーン」
もう一度鳴った。
今すぐ1人になりたかった。でも逃げるわけにはいかない。仕方なく、オートドアを解除した。
玄関のドアを開けに行きながらイライラの言葉が出てきた。
中「ほんとありえない。まずLINEするでしょ普通。」
池「ごめんなさい、、直接話した方がいいと思って、、」
池村さんのおどおどした話し方にもイラッとした。無造作にドアを開けたら、ちょうど杉山がエレベーターから降りてきたとこだった。
中「杉山、こっち」
いつものように声をかけたら、怪訝そうな顔をしながらこっちに歩いてくる。
杉「池村さん、?なんでここにいるの?今日体調不良じゃなかったっけ」
中「詳細聞いてないんだね」
そう言って、池村さんの方を振り返る。
中「池村さん、一旦杉山に説明してくれる?」
池「杉山くん、きてくれてありがとう。説明する時に私の口からだとうまくできないと思って、中條さんを呼びました。」
杉「ちょっと待って、2人ともなんでお互いの名前で呼んでるの。なんか気持ち悪いんだけど。」
中「あ、ごめん。顔と中身が一致してなくて気持ち悪かったか。でも家にいる時くらい自分でいたいから慣れて~」
杉「自分でいたいって何。2人ともおかしくない?どうかしてるよ」
中「入れ替わってるこの状況がおかしいんだから仕方ないでしょ。」
杉「何入れ替わってるって、どういう意味?」
え、なんで意味が伝わらないの、どういうこと。杉山からの思いがけない返答に理解が追いつかない。もしかして池村さんに騙された、?そんな思考を巡らせていたら、池村さんが言葉を発した。
池「え、杉山くん、入れ替わってるって気づいてたよね、?」
杉「は?気づいてるってなに。さっきからまじで意味わかんない。もしかして、今日中條が変だと言ったのは池村と入れ替わってるからとでも言いたいわけ?」
杉山の言葉で池村さんの顔がみるみる曇っていった。やってしまったっていう顔。
つまり、池村さんが勝手に勘違いしてただけってことか。しかもバレていなかった杉山にわざわざ話したってことか。
中「池村さん、杉山気づいていなかったって。どうしてくれるの、1人にしか言えない秘密なのに。」
池「ご、ご、ごめんなさい、、ほんとに謝っても足りないと思うんだけどほんとにごめんなさい。焦っちゃって早とちりしちゃってました、、」
こういうとこがまさに池村さんって感じがした。つくづくそう感じた。
無言の時間が少し流れたあと、杉山が口を開いた。
杉「割って入る感じでごめんなんだけど、ほんとに入れ替わってるの?そんな非現実的なことあんの。」
あるから最悪なのに、なんで聞いてくるの。杉山にもイラッとした。そんな私と池村さんの表情を見て、すぐに次の言葉を続けた。
杉「いや2人のその感じはほんとに見えるんだけど、ありえない話すぎるから疑うでしょ」
中「私だってこんな入れ替わりありえないと思うし、今すぐにでも戻りたいんだよ、でも戻らない可能性もあるからそんなことも言ってられない、、けど池村さんがとことんヘマするから初日からこんなことに、」
矢継ぎ早に言いたいことを言った。池村さんは申し訳なさそうな顔でうつむいて、何も言えないようだった。
そんな私たちを見かねてか、杉山はもう疑いの目を向けてくることはなかった。
杉「中條、さっき1人にしか言えない秘密って言ってたっしょ?てことは俺以外知られちゃいけないってことだよね。完全に俺巻き込まれだけど、こんな状況だし俺も秘密保持に協力するよ。だから冷静に作戦会議しよ」
杉山がいつになく優しくて、完全に同情されてるんだと思った。悔しい、、けど協力してもらった方がいいのは明らか。
中「じゃあお言葉に甘えて、協力お願いします」
こうして、3人の秘密が始まった。
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