5 / 44
05.ガマ王太子の素顔②
しおりを挟む
「ガマ王子とアヤメ姫の末永い幸せを願って。この国の繁栄と平穏を祈って。乾杯~~~」
皇帝の音頭で祝杯が挙げられ、王城の内外に集まった多くの蛙国民はこの国にやってきた花嫁と時期王である王太子の成婚を祝った。
「おーじ、万歳」「お嫁様、万歳」
ガマ王太子と並んで立つアヤメの周りにたくさんのお祝いの声が届く。
結った髪に睡蓮の髪飾りをつけ、純白の美しいドレスを身に纏ったアヤメは、自分が自分ではないどこかの「お姫さま」になったような気がした。(実際これまでも、正真正銘、第三皇女であったのだが。)
王太子が用意してくれた純白のドレスは、アヤメのサイズにピッタリだった。滑らかな素材は凹凸のないアヤメの貧相な身体を優しく包み、ふんだんにあしらわれたレースは華やかで、アヤメが動くたびにスカートの裾が軽やかに揺れる。こんなに美しいドレスを着たのは初めてだった。
「姫さま、お綺麗です。至極お似合いにございます、…っ」
アヤメの盛装を見たばあやがまたも涙を零す。
「ばあやは、ばあやは、姫さまの幸せだけを楽しみにお仕えして参りました」
ううう、と嗚咽を上げるばあやにアヤメは優しく微笑みかけた。
「ありがとう、ばあや。私、とっても幸せよ。ばあやのおかげよ」
それは紛れもないアヤメの本心だったが、ばあやは大切な姫さまの隣に立つのがおどろおどろしい蛙の化け物であることが不憫でならなかった。高慢ちきな姉姫たちは金と銀の見目麗しい王子たちに嫁いでいったというのに。
「なぜ姫さまだけがこのような、…」
問題の花婿は、何度見ても醜悪極まりない身体を煌びやかな衣装に押し込み、アヤメの隣で泰然と国民たちの祝いを受けていた。
無表情。不気味。怖い。気持ち悪い。そしてやっぱり最高にグロい。
世間知らずで純真な姫さまはこれから訪れる初夜を含んだ結婚生活を少しも憂いておられないようだけど、もはや呪われているとしか思えないほどの醜さにばあやは辟易した。姫さまには、本当に幸せになって欲しいのに。
「この国の蓮根は、本当に美味しいですね」
ばあやの内心を知ってか知らずか、アヤメは満面の笑顔で料理を味わっている。
祝宴には、蛙国が誇る蓮根料理がふんだんに振る舞われていた。
サラダ、炒め物、あえ物、煮物、揚げ物、ハンバーグ、餅、スナック、蓮根はどんな調理法にも合って、食する者の舌を楽しませてくれる。デザートのケーキやお酒にも蓮根の成分が使われていると知ってアヤメは驚いた。大げさではなく、こんなに美味しいものは初めて食べた。
「そうか。お前が気に入ったのなら良かった」
ガマ王太子は低く沁みる声で応えた。
「好きなだけ食べるがいい」
「はい!」
ガマ王太子は優しいけれど、素っ気ない。アヤメと目を合わせようとはしない。アヤメが寄り添うように近づくと、さり気なく距離を取られる。アヤメの小さな胸はわずかに痛んだ。どんなに美しいドレスを身に着けようと、中身は牛蒡。よく来た、アヤメと優しく呼んでくれたけれど、本当はお姉さまたちのように美しい姫が良かったのかもしれない。
それとも。
アヤメは精巧に作られた王太子の顔をそっと窺った。
このようなお姿をしていることと関係があるのかしら。
それを聞いてみたいけれど、なかなかチャンスをつかめずにいる。
確かに蓮根料理は格別だ。そして姫さまは嬉しそうだ。
しかし、どうにも婿殿がグロい。
蓮根のはさみ揚げに舌鼓を打ちながら、ばあやはやきもきしていた。
「姫さま、余りがっついてはダメにございますよ。我々を太らせてから食べるという可能性もまだ残ってますからね。ワタクシ、そのような物語を読んだことがございます。森で迷子になった兄妹がお菓子の家を見つけましてね、…」
「ばあやったら、私よりたくさん食べてるくせに」
姫さまは呑気に笑い声を上げている。蓮根料理が美味し過ぎて、次々伸びる手を止められないのは事実だった。ばあやにしてもこんなに美味しいものは食べたことがない。
この期に及んで、もはや我々を食べはすまいか、…
「ばあや様、食べない」「うまくない」「ペッペ」「ぺっぺ」
ばあやに馴染んだガマ獣人たちが舌を出してからかう。
踊ったり歌ったり催し物が繰り広げられ、蛙国民は大いに盛り上がっていた。祝宴は夜更けを過ぎても続き、アヤメは次第に眠気を覚えた。と思った時には既に遅く、突然ふらりと身体が傾き、隣にいる王太子に寄り掛かっていた。
「…アヤメ?」
ふいに倒れ込んできた小さな温もりをガマ王太子は慌てて受け止めた。
どんな夢を見ているのか、娶ったばかりの花嫁は無防備に愛らしい微笑みを浮かべていた。
皇帝の音頭で祝杯が挙げられ、王城の内外に集まった多くの蛙国民はこの国にやってきた花嫁と時期王である王太子の成婚を祝った。
「おーじ、万歳」「お嫁様、万歳」
ガマ王太子と並んで立つアヤメの周りにたくさんのお祝いの声が届く。
結った髪に睡蓮の髪飾りをつけ、純白の美しいドレスを身に纏ったアヤメは、自分が自分ではないどこかの「お姫さま」になったような気がした。(実際これまでも、正真正銘、第三皇女であったのだが。)
王太子が用意してくれた純白のドレスは、アヤメのサイズにピッタリだった。滑らかな素材は凹凸のないアヤメの貧相な身体を優しく包み、ふんだんにあしらわれたレースは華やかで、アヤメが動くたびにスカートの裾が軽やかに揺れる。こんなに美しいドレスを着たのは初めてだった。
「姫さま、お綺麗です。至極お似合いにございます、…っ」
アヤメの盛装を見たばあやがまたも涙を零す。
「ばあやは、ばあやは、姫さまの幸せだけを楽しみにお仕えして参りました」
ううう、と嗚咽を上げるばあやにアヤメは優しく微笑みかけた。
「ありがとう、ばあや。私、とっても幸せよ。ばあやのおかげよ」
それは紛れもないアヤメの本心だったが、ばあやは大切な姫さまの隣に立つのがおどろおどろしい蛙の化け物であることが不憫でならなかった。高慢ちきな姉姫たちは金と銀の見目麗しい王子たちに嫁いでいったというのに。
「なぜ姫さまだけがこのような、…」
問題の花婿は、何度見ても醜悪極まりない身体を煌びやかな衣装に押し込み、アヤメの隣で泰然と国民たちの祝いを受けていた。
無表情。不気味。怖い。気持ち悪い。そしてやっぱり最高にグロい。
世間知らずで純真な姫さまはこれから訪れる初夜を含んだ結婚生活を少しも憂いておられないようだけど、もはや呪われているとしか思えないほどの醜さにばあやは辟易した。姫さまには、本当に幸せになって欲しいのに。
「この国の蓮根は、本当に美味しいですね」
ばあやの内心を知ってか知らずか、アヤメは満面の笑顔で料理を味わっている。
祝宴には、蛙国が誇る蓮根料理がふんだんに振る舞われていた。
サラダ、炒め物、あえ物、煮物、揚げ物、ハンバーグ、餅、スナック、蓮根はどんな調理法にも合って、食する者の舌を楽しませてくれる。デザートのケーキやお酒にも蓮根の成分が使われていると知ってアヤメは驚いた。大げさではなく、こんなに美味しいものは初めて食べた。
「そうか。お前が気に入ったのなら良かった」
ガマ王太子は低く沁みる声で応えた。
「好きなだけ食べるがいい」
「はい!」
ガマ王太子は優しいけれど、素っ気ない。アヤメと目を合わせようとはしない。アヤメが寄り添うように近づくと、さり気なく距離を取られる。アヤメの小さな胸はわずかに痛んだ。どんなに美しいドレスを身に着けようと、中身は牛蒡。よく来た、アヤメと優しく呼んでくれたけれど、本当はお姉さまたちのように美しい姫が良かったのかもしれない。
それとも。
アヤメは精巧に作られた王太子の顔をそっと窺った。
このようなお姿をしていることと関係があるのかしら。
それを聞いてみたいけれど、なかなかチャンスをつかめずにいる。
確かに蓮根料理は格別だ。そして姫さまは嬉しそうだ。
しかし、どうにも婿殿がグロい。
蓮根のはさみ揚げに舌鼓を打ちながら、ばあやはやきもきしていた。
「姫さま、余りがっついてはダメにございますよ。我々を太らせてから食べるという可能性もまだ残ってますからね。ワタクシ、そのような物語を読んだことがございます。森で迷子になった兄妹がお菓子の家を見つけましてね、…」
「ばあやったら、私よりたくさん食べてるくせに」
姫さまは呑気に笑い声を上げている。蓮根料理が美味し過ぎて、次々伸びる手を止められないのは事実だった。ばあやにしてもこんなに美味しいものは食べたことがない。
この期に及んで、もはや我々を食べはすまいか、…
「ばあや様、食べない」「うまくない」「ペッペ」「ぺっぺ」
ばあやに馴染んだガマ獣人たちが舌を出してからかう。
踊ったり歌ったり催し物が繰り広げられ、蛙国民は大いに盛り上がっていた。祝宴は夜更けを過ぎても続き、アヤメは次第に眠気を覚えた。と思った時には既に遅く、突然ふらりと身体が傾き、隣にいる王太子に寄り掛かっていた。
「…アヤメ?」
ふいに倒れ込んできた小さな温もりをガマ王太子は慌てて受け止めた。
どんな夢を見ているのか、娶ったばかりの花嫁は無防備に愛らしい微笑みを浮かべていた。
0
あなたにおすすめの小説
落ちぶれて捨てられた侯爵令嬢は辺境伯に求愛される~今からは俺の溺愛ターンだから覚悟して~
しましまにゃんこ
恋愛
年若い辺境伯であるアレクシスは、大嫌いな第三王子ダマスから、自分の代わりに婚約破棄したセシルと新たに婚約を結ぶように頼まれる。実はセシルはアレクシスが長年恋焦がれていた令嬢で。アレクシスは突然のことにとまどいつつも、この機会を逃してたまるかとセシルとの婚約を引き受けることに。
とんとん拍子に話はまとまり、二人はロイター辺境で甘く穏やかな日々を過ごす。少しずつ距離は縮まるものの、時折どこか悲し気な表情を見せるセシルの様子が気になるアレクシス。
「セシルは絶対に俺が幸せにしてみせる!」
だがそんなある日、ダマスからセシルに王都に戻るようにと伝令が来て。セシルは一人王都へ旅立ってしまうのだった。
追いかけるアレクシスと頑なな態度を崩さないセシル。二人の恋の行方は?
すれ違いからの溺愛ハッピーエンドストーリーです。
小説家になろう、他サイトでも掲載しています。
麗しすぎるイラストは汐の音様からいただきました!
転生賢妻は最高のスパダリ辺境伯の愛を独占し、やがて王国を救う〜現代知識で悪女と王都の陰謀を打ち砕く溺愛新婚記〜
紅葉山参
恋愛
ブラック企業から辺境伯夫人アナスタシアとして転生した私は、愛する完璧な夫マクナル様と溺愛の新婚生活を送っていた。私は前世の「合理的常識」と「科学知識」を駆使し、元公爵令嬢ローナのあらゆる悪意を打ち破り、彼女を辺境の落ちぶれた貴族の元へ追放した。
第一の試練を乗り越えた辺境伯領は、私の導入した投資戦略とシンプルな経営手法により、瞬く間に王国一の経済力を確立する。この成功は、王都の中央貴族、特に王弟公爵とその腹心である奸猾な財務大臣の強烈な嫉妬と警戒を引き寄せる。彼らは、辺境伯領の富を「危険な独立勢力」と見なし、マクナル様を王都へ召喚し、アナスタシアを孤立させる第二の試練を仕掛けてきた。
夫が不在となる中、アナスタシアは辺境領の全ての重責を一人で背負うことになる。王都からの横暴な監査団の干渉、領地の資源を狙う裏切り者、そして辺境ならではの飢饉と疫病の発生。アナスタシアは「現代のインフラ技術」と「危機管理広報」を駆使し、夫の留守を完璧に守り抜くだけでなく、王都の監査団を論破し、辺境領の半独立的な経済圏を確立する。
第三の試練として、隣国との緊張が高まり、王国全体が未曽有の財政危機に瀕する。マクナル様は王国の窮地を救うため王都へ戻るが、保守派の貴族に阻まれ無力化される。この時、アナスタシアは辺境伯夫人として王都へ乗り込むことを決意する。彼女は前世の「国家予算の再建理論」や「国際金融の知識」を武器に、王国の経済再建計画を提案する。
最終的に、アナスタシアとマクナル様は、王国の腐敗した権力構造と対峙し、愛と知恵、そして辺境の強大な経済力を背景に、全ての敵対勢力を打ち砕く。王国の危機を救った二人は、辺境伯としての地位を王国の基盤として確立し、二人の愛の結晶と共に、永遠に続く溺愛と繁栄の歴史を築き上げる。 予定です……
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる