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【ササキ戦記】第十七話〘上層部の暗躍〙

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第十七話〘上層部の暗躍〙
ササキ艦隊は『大和』を旗艦とし、軽巡洋艦『矢矧』以下、駆逐艦『雪風』ら八隻を一艦隊として沖縄を目指して呉軍港を出港した……
途中、針路攪乱の為に鹿児島方面を経由することになった……いや、決められていた……

コイソ総理「ササキ中将を反逆者として討伐すれば連合国軍は、停戦協定締結を確約してくれるのだな?」
外務大臣「外交ルートからもその様に喧伝されている模様です!!」
トヨダ聯合艦隊司令長官「ササキ艦隊を反逆者として討伐しましょう……【ミヤモト】君の『武蔵』を旗艦に、『伊勢』『日向』『長門』をつけましょう。燃料なら某ルートから確保しました……」
オイカワ軍令部総長「トヨダ!!貴様ァァァ!!」
トヨダ「勝ち目の無い戦争の後始末を考えるのも我々の大事な役目ではありませんか?」
オイカワ「これが、大日本帝國海軍の成れの果てか…………💢💢💢💢💢💢💢💢」

ミヤモト艦隊は、ササキ艦隊討伐任務を遂行する為に既に密命により、すべての準備を終了させて待機中であった……
ミヤモト「『武蔵』座乗、艦隊司令【ミヤモト】である……本艦隊は、沖縄水上特別支援艦隊として出撃して起きながら反逆を企てた……【ササキ艦隊】を逆賊艦隊として討伐せしむるものである!!この任務に不服申立てのある者は名乗り出るが良い!!」

この場面自体が演出でしかない。
ここで名乗り出る馬鹿野郎が居たらみたい。

ササキ艦隊は上層部の公然たる暗躍により、逆賊艦隊としてミヤモト討伐艦隊に追われる側となった……………………

(つづく)
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