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Sランク昇格編 第2章 盗賊討伐
第87話 討伐戦 3
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正面からの攻撃を少し横に動く事でかわす。
右、左と切りかかってくるがそれを全てかわしてみせる。
「おいおい、逃げてばかりじゃ俺は倒せないぜ」
俺が攻撃を仕掛ずかわすだけなのをみて余裕を取り戻している。
「攻撃をご所望ならそうさせていただきます」
かわすための体勢から攻撃を仕掛ける体勢に移行する。
異空間収納から氷魔剣を取り出し構える。
「なんだその剣は面白い色をしているな」
「面白いのは色だけじゃないぜ」
剣に魔力を流して当たり一面を凍らしてみせる。
「何をした!」
「……」
俺は何も答えずに攻撃を仕掛けていく。
剣に魔力を流して冷気を出しながら向かって行く。
先程部屋を凍らせたのを見ている魔族は逃げようと何かをしている。
「何故これも出来ないんだ!」
予想はつく。多分霧化をしようとしたのだろう。あれを使えば俺の攻撃から完全に逃げることが出来る。
だが、霧化することは出来ない。俺の張った結界で魔族の特性は封じてある。
「そろそろ終わりにしようか。外の仲間の事も気になるしな」
「いいこと聞いたぜ」
先程の焦りの顔から企みに満ちた顔に変わる。
俺が一瞬外に意識を向けてしまった瞬間を突き小屋の外に出られてしまった。
俺はまずいと思い魔族を追い外に出る。
「ミカそっちは大丈夫?」
「大丈夫、あと一人で片づくわ」
十人いた盗賊の内すでに七人が意識を失って捕まっていた。
人数は盗賊達の方が上だが実力はこちらの方が上であった。
「こっちも後二人よ。急いでこいつらを片付けてケンイチに応援に向かうわよ。もう小屋ももたないかも知れないからね」
その瞬間に小屋から誰かが飛び出してきた。ケンイチかとも思ったが違うことは一瞬で分った。
「あなた誰!」
「……」
何も答えようとせずにこちらをずっと見ている。
「逃げろシェリー!」
後ろからケンイチの声が聞こえた。
そちらを振り向こうとした瞬間私の意識は途切れてしまった。
少し遅かった。魔族が飛び出してすぐ外に出たつもりだったが少しのタイムラグがあった。
俺は外に出てすぐに奴の狙いに気づき叫んだがそれが逆効果になってしまった。
「どうした人間仕掛けてこないのか?」
魔族シェリー捕まえた状態で言ってくる。
「……」
「仲間などを気にしているからこういうことになるんだ」
魔族は余裕に満ちた顔で言ってくる。
「シェリー今助けるからね」
ミカが捕まっているシェリーを助けようと動くとするが、
「動くなよ。もしもそこから一歩でも動けばこいつがどうなっても知らないぜ」
剣をシェリーの首に突きつけながら言ってくる。
「っち! 残っているのはこんだけか。まあいいこいつらを捕まえな」
残っている盗賊達に指示を出す。
今のこの状況ではこちらは誰も動けない。もし動けばシェリーの首が飛ぶかもしれない。
「ミカ、お前あれは出来るか?」
「一応出来るけど自信はないよ」
「それなら大丈夫だ。俺が合図する。それと同時だ」
「分かったわ」
「お前ら何を話してやがる。もしそこから一歩でも動いてみろこいつがどうなっても知らないぞ」
こちらに向かって行ってくる。
他の盗賊達がじりじりと俺達に近づいて来る。
盗賊三人でこちらも三人捕らえるに丁度人数。
「行くぞミカ!」
俺が叫ぶと同時に姿を消す。
それと同時に魔族の目の前に姿を現わす。俺魔族の剣を奪い、ミカがシェリーを助け出す。
「何とかうまくいったよ」
「ナイスだミカ」
「ありがとうお兄ちゃん」
笑顔で答えるミカ。
「お前ら何をしやがった!」
さっきまでの優位の状況から一転不利な状況へと変わってしまった。
「お前に話す義理はないよ」
「……」
歯を食いしばり怒りをあらわにし始める魔族。
「さてそろそろ終わらせようとするか」
「人間ごときが調子に乗り上がって、このままですむと思うなよ」
その言葉と同時に逃げようとする魔族。
「後は任せたぞ!」
盗賊達にそれだけ言って逃げていく。
「ミカ、後は任せてもいいか?」
「任せて。こいつらごときなら私達二人でも大丈夫だよ。だからあの魔族を追って」
「言ってください。ケンイチ君」
その言葉を聞き魔族を追って走り出す。
右、左と切りかかってくるがそれを全てかわしてみせる。
「おいおい、逃げてばかりじゃ俺は倒せないぜ」
俺が攻撃を仕掛ずかわすだけなのをみて余裕を取り戻している。
「攻撃をご所望ならそうさせていただきます」
かわすための体勢から攻撃を仕掛ける体勢に移行する。
異空間収納から氷魔剣を取り出し構える。
「なんだその剣は面白い色をしているな」
「面白いのは色だけじゃないぜ」
剣に魔力を流して当たり一面を凍らしてみせる。
「何をした!」
「……」
俺は何も答えずに攻撃を仕掛けていく。
剣に魔力を流して冷気を出しながら向かって行く。
先程部屋を凍らせたのを見ている魔族は逃げようと何かをしている。
「何故これも出来ないんだ!」
予想はつく。多分霧化をしようとしたのだろう。あれを使えば俺の攻撃から完全に逃げることが出来る。
だが、霧化することは出来ない。俺の張った結界で魔族の特性は封じてある。
「そろそろ終わりにしようか。外の仲間の事も気になるしな」
「いいこと聞いたぜ」
先程の焦りの顔から企みに満ちた顔に変わる。
俺が一瞬外に意識を向けてしまった瞬間を突き小屋の外に出られてしまった。
俺はまずいと思い魔族を追い外に出る。
「ミカそっちは大丈夫?」
「大丈夫、あと一人で片づくわ」
十人いた盗賊の内すでに七人が意識を失って捕まっていた。
人数は盗賊達の方が上だが実力はこちらの方が上であった。
「こっちも後二人よ。急いでこいつらを片付けてケンイチに応援に向かうわよ。もう小屋ももたないかも知れないからね」
その瞬間に小屋から誰かが飛び出してきた。ケンイチかとも思ったが違うことは一瞬で分った。
「あなた誰!」
「……」
何も答えようとせずにこちらをずっと見ている。
「逃げろシェリー!」
後ろからケンイチの声が聞こえた。
そちらを振り向こうとした瞬間私の意識は途切れてしまった。
少し遅かった。魔族が飛び出してすぐ外に出たつもりだったが少しのタイムラグがあった。
俺は外に出てすぐに奴の狙いに気づき叫んだがそれが逆効果になってしまった。
「どうした人間仕掛けてこないのか?」
魔族シェリー捕まえた状態で言ってくる。
「……」
「仲間などを気にしているからこういうことになるんだ」
魔族は余裕に満ちた顔で言ってくる。
「シェリー今助けるからね」
ミカが捕まっているシェリーを助けようと動くとするが、
「動くなよ。もしもそこから一歩でも動けばこいつがどうなっても知らないぜ」
剣をシェリーの首に突きつけながら言ってくる。
「っち! 残っているのはこんだけか。まあいいこいつらを捕まえな」
残っている盗賊達に指示を出す。
今のこの状況ではこちらは誰も動けない。もし動けばシェリーの首が飛ぶかもしれない。
「ミカ、お前あれは出来るか?」
「一応出来るけど自信はないよ」
「それなら大丈夫だ。俺が合図する。それと同時だ」
「分かったわ」
「お前ら何を話してやがる。もしそこから一歩でも動いてみろこいつがどうなっても知らないぞ」
こちらに向かって行ってくる。
他の盗賊達がじりじりと俺達に近づいて来る。
盗賊三人でこちらも三人捕らえるに丁度人数。
「行くぞミカ!」
俺が叫ぶと同時に姿を消す。
それと同時に魔族の目の前に姿を現わす。俺魔族の剣を奪い、ミカがシェリーを助け出す。
「何とかうまくいったよ」
「ナイスだミカ」
「ありがとうお兄ちゃん」
笑顔で答えるミカ。
「お前ら何をしやがった!」
さっきまでの優位の状況から一転不利な状況へと変わってしまった。
「お前に話す義理はないよ」
「……」
歯を食いしばり怒りをあらわにし始める魔族。
「さてそろそろ終わらせようとするか」
「人間ごときが調子に乗り上がって、このままですむと思うなよ」
その言葉と同時に逃げようとする魔族。
「後は任せたぞ!」
盗賊達にそれだけ言って逃げていく。
「ミカ、後は任せてもいいか?」
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その言葉を聞き魔族を追って走り出す。
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