最強剣士異世界で無双する

夢見叶

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テルト王国編 第二章 クラーケン討伐

第101話 調査

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 翌日。

 俺達は、宿での朝食を食べた後、海に行かずに街での海の怪物に付いて聞いて見る事にした。

 最初にやって来たのは、モンスターなどの情報が集る冒険者ギルドである。

 扉を開け中に入ると、朝早く依頼を受ける冒険者で一杯であった。

 俺達の目的で依頼掲示板ではなかった為、真っ直ぐに受付と向かう。

 まだ、冒険者は依頼掲示板の方に居るため受付前には殆ど人が居ない。

「すみません」

 受付のお姉さんに一声掛ける。中で作業していたのか反応してくれない。

 なのでもう一度声を掛けてみると、

「冒険者ギルドへようこそ。本日はどのようなご用件でしょうか?」

 先程より少し大きな声で言ったからか今度は気づいてくれた。

 作業の手を止めて、にこりした笑顔で答えてくれる。

 俺は、

「海の怪物の情報を聞きたいのですが?」

 その一言で、かなり驚くお姉さん。顔が少し凄いことになっている。

「どうして海の怪物の情報が聞きたいのかしら?」

「討伐にいくために情報が欲しいのですが」

 少し抑えめな声で聞いて見た。

 すると、今度は驚きのあまりイスから転げ落ちる。

 ドスン!

 その音で依頼掲示板の所にいた冒険者の人達はこちらを見ている。

「大丈夫ですか?」

 俺が声を掛けると、

「大丈夫よ」

 イスに座り直しながら答えてくれる。

「あなたたちまだ子供よね」

「はいそうですが」

 この後、言われることは大体予想が付く。

「海の怪物討伐わね、とても危険な事なの。だからもっと他の自分達にあった依頼を探してみたらどうかしら」

 やっぱり。

 思っていた事を言われてしまった。

 なのでいつもの事ではあるが冒険者カードとSランクバッチを見せる。

「俺達全員Sランク冒険者なのですが」

「申し訳ございません。まさかSランクの冒険者様だと思いませんでした」

 イスから立ち上がり頭を下げられた。

 その声が少し大きく他の冒険者にまで届いていてこちらを見ている。

「いいですよ。いつもの事なので、それよりも情報をいただいてもよろしいでしょうか?」

「分かりました。こちらへどうぞ」

 別に部屋へと通される。

 そこで聞いた話しによると、怪物の正体は大きなイカのモンスター。名称は『クラーケン』、数は今の所一体のみ確認が取れている。今まで、百人ほどの冒険者が討伐に向かったが全て返り討ちにあい失敗。それからは誰も討伐に行っていない。戦闘は基本海の上になるため船が必要になり足場がとれない。

 ギルドでもつかめている情報はこれだけのようであった。

 それから船を出してくれそうな船乗りを何人か教えて貰い、

「ありがとうございます」

 俺達はそれだけ言って、冒険者ギルドを後にした。

 それから俺達が向かった先は、船乗りの所ではなく漁師さん達がいる港である。

 クラーケンは陸近くに現れないみたいだが、今の現状を把握しておこうと思い足を運んでいる。
 
 その状況によっては準備を急がないいけない。

「人居ないわね」

 港に来てすぐにそんな事をいった。

 確かに人一人居ない。

「これはさすがにひどいな」

 船は出せないとしても海岸沿いで釣りをしている人が居てもいいものだと思うのだが。

「向こうの海とは正反対だね」

 リゾート側の海は人で一杯で大賑わい。

 俺達は、倉庫の中なども見て回ってみるがやはり誰も居ない。

 中も空っぽ。

「何も入ってない」

 ヒョウカはそんな事をポツリと呟いた。

 それからも港にある倉庫全てを周り中を見て回るが全て同じ状況。

 これは俺達は想像していたよりも遙かにまずい状況のように感じる。

 港も一通り見て回り、一段落着いたところで宿へと戻る。

「ケンイチ、さすがにここまでひどいとは思ってなかったんだけど」

 俺もだ。

 さすがに港に誰も否なんて予想もしていなかった。数人くらい居て、何らかの話しが聞けるもんだとお思っていたのだが、

「準備を急ごう」

「うん」

 俺の意見に皆頷く。

「準備期間は今日一日、明日の朝クラーケン討伐に出発する。俺とヒョウカで船乗りの所を当たってみるから二人は回復薬の買い出しをお願い」

 全員の指示を出して昼食を食べた後、それぞれの行動に移る。
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