貴方は僕の運命のひと

まつぼっくり

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貴方は僕の運命のひと


一糸まとわぬ姿にされた僕はその恥ずかしさから体を縮こませる。
洩れてしまう自分のものとは思えない高い声を押さえる為に腕を噛むが直ぐに外されてしまう。
その時にアランと目があったが服を脱いで鍛え上げられた上半身も一緒に目に入り気恥ずかしくなり口から外された腕を顔の上で交差させて視界を遮った。

微笑まれる気配がしたが、今度は外されることもなくまたアランの顔が胸へ戻っていく。

男であるのだから膨らみのない筈の胸を執拗に揉みしだかれぷっくりと盛り上がった胸の先を甘噛みされると堪えきれずまた声がでてしまう。

それに気を良くしたのかもう片方の乳首まで指で捏ねられ押し潰されるものだから僕は無意識に膝を擦り合わせる。

「っアラン、ずっとむねばっかりッ、やぁっ、」

「それはここを触って欲しいってことか?」

「…っんあッ、」

片手を下に下ろし、はしたなく立ち上がりきっている僕のそこをひとなでだけするとふるりと揺れてしまう。

胸を苛めていたアランの舌は胸の間を通り臍も一通り味わってからどんどんと下へ下がるのにそこを避けて太腿やふくらはぎを通って今は足の指を1本1本丁寧に舐めしゃぶられている。

初めは擽ったさに足をバタバタと動かして何とか逃れようとしたが強い力で捕まれている訳でもないのにアランの手から抜け出せなくて、執拗に愛撫され快感しか感じなくなる。

隅々まで舐められ、吸われ、息も絶え絶えな僕を見下ろして満足気なアランは僕の足を掴んで開くと自分の体を間に入れ、そっと僕のモノに触れる。
それだけでまた甘い声が洩れてしまう。

「ミナト、ここはまだ何もしてないのにびしゃびしゃだな。」

とろりと垂れた粘液を太い指ですくうとそのまま口へ運ぶ。
その仕草がとても色っぽくて、つい見惚れてしまう。

いやらしく甘いと笑って囁くその顔に、そんなわけ無いと思いながらも、沸騰しそうなくらい余裕のない僕の頭には、好きな人のなら本当に甘いのかもという考えがよぎる。

「あらん、ぼくも。」

「ん?」

「ぼくもあらんの舐めたい。あまいんでしょう?」

「…ハァ」

眉間に皺を寄せて困ったようにため息を吐くアランを不思議に思っていると急に強い快感にのみ込まれる。

「っひゃあ、んあッ、いき、なりッ、や、ぁあ!」

グチュグチュと音をたててゆるく顔を上下に動かしながら下から見上げるその顔にドキリと心臓が鳴る。

目が合っている状態のまま口を離しそのまま軽く手を添えて根本から裏スジを舐め上げるとふるふると切なげに揺れ、こぷりと溢れた蜜を舌で拾いながら溢れでる口までたどり着く。

ちゅうっと軽く吸うと先端を咥えながら尿道口を舌先が刺激する。
思わず腰が跳ねるとずっと逸らせずにいるアランの目が細められた。そして添えていただけの手がリズミカルに動き出す。
同時にぐりっと尿道口を強めに舌で擦られて、

「やぁっ、それ…だめっ…イっちゃう、!!」

散々弄られて高ぶっていた僕の体は直接的な刺激に耐えられなくて呆気ないほど簡単に射精してしまう。
あろうことか飲み込む喉の音がして射精後の気だるさを感じながら瞑っていた目を開けて、後悔した。

僅かに口の端に垂れた白濁を手の甲で乱暴に拭ったアランの顔がまた下がっていったからだ。
そのまま後孔へ舌を伸ばし執拗に舐め始める。
汚いのに、嫌でどうにかして逃れようと腰を引こうとするが僕の行動は分かりやすいのか、ガッチリと腰に手を回されて動けない。

「ッ、ほ、んとにきたないからっやッ、だあっ」

ぐずぐずと鼻を鳴らして本気で泣き出しそうな僕に気づいたアランは名残惜しそうに僕の蕾にキスをひとつ落として離れてくれた。

「今日はもうやらない。」

…今日は? 次はやるの?と頭に浮かんだ疑問は怖くて言葉にはしなかった。

香油を使うな、と声をかけられ手で温めたそれを皺のひとつひとつを伸ばすように時間をかけて塗り込められる。

イルダにやられていたときには苦痛で苦痛で仕方のなかったこの受け入れる為の行為はお互いが想い合っているだけでこんなにも気持ちいい。

気づけばアランの指が3本も挿入されていてスムーズに探るように小刻みに動く。
そして指の先がその場所を掠めたとき、無意識に指を締め付けてさらに感じてしまう。

「…ああぁっ!」

「ミナトの良いところはここか。あまり弄りすぎるとミナトが辛いからな。また後で触ってやるな?」

これで。と言いながらアランの出した逸物は凶悪の一言で。
赤黒く、太くて長い。僕はピキリと固まって無理だと思うと呟いた。

「…痛いのは…こわい。」

痛くても受け入れる覚悟はある。
大好きなアランなんだ。大丈夫。でも痛いのは怖いんだ。

「ミナト、大丈夫だ。痛くはしない。キツイかもしれないがちゃんと柔らかくなっているし広がっている。」

「後ろからの方がミナトへの負担は少ないのだが…」

そう言われハッとする。顔が見えないのは嫌で顔が強張ると優しく頬を撫でられ俺も顔を見ながらしたいと言ってくれる。

アランは自分のモノに香油を纏わせると僕の蕾にも足して、先端を押し付ける。

「、本気で嫌だったり怖かったりしたら言うんだぞ。殴ってでもいい。」

怖がってもやめないと言ったのに、記憶を塗り替えると言ったのに結局は僕の気持ちを1番に考えてくれるアランに自然と笑みが浮かんだ。

「もうこわくないよ。ちゃんと目を開けて見てるから。…アラン、好きだよ。」

その瞬間、アランが押し入ってくる。本当に痛くはないが圧迫感が強く苦しい。
はふはふと息を整えているとアランも締め付けられて痛むのか眉間に深い皺を刻みながら、それでも不安気に僕を覗き込む。

「、ミナト。大丈夫か?」

「…ん。キツイ、けど、だいじょぶで、す。」

僕の返事にホッ、と息を吐くと弄られすぎて赤くぷっくりと盛り上がっている乳首を爪でかるく引っ掛かれ、つまみ上げられ甘い声が洩れる。

その瞬間を見逃さず僕の1番深いところまでやや強引に押し入れてきたアランは苦し気なのに優しく笑っていて、僕の頬には涙がひとすじ流れた。

その涙さえ愛おしそうに舐めとりながら僕を気遣うアランにひと言だけ伝える。

「ぼく、しあわせです。きっと、世界いち。」




そこからの記憶は実は飛び飛びで。

愛されて、愛されて、愛を返してまた、愛された。

アランのが入ってきたときとても幸せだった。
心が震えた。
でも今、起きて隣で寝ているアランを見たらもっと幸せになった。

寝ているアランを見るのは初めてだなぁと思いながらもぞもぞと移動してアランの胸の中に収まる。


「アラン、貴方は僕の運命のひと。出会えて良かった。」

大好きなひとの大好きな香りに包まれてもうひと眠りしよう。
そして起きたら昨晩たくさん耳元で囁かれたのに何だか恥ずかしくて言えなかった言葉を言うんだ。

愛してるって。



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