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別に好きじゃないけど!!

その後…

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あれから美愛は謝ってきた。
今までのこと、これからどうするか。
あたしは別に気にするタイプではないから、許した。

ーそして蓮の家に泊まり始めて2ヶ月半がたった。
「後、2週間か…」
あたしは机の上でスケジュール帳を開いて1人つぶやいてた。
ここまで色々あったな。
あんなオタクを好きになったこと。
そして両思いになって、付き合ったこと…
「…寂しいな」
って、なんで泣きそうになってるんだろう。
今までは離れてても平気だったのに…。
ーコンコンッ
「聖空?入るよ?」
「ダメ!絶対入らないで」
こんな顔見せられない。なんか蓮と付き合って変だ。
ーギュッ
「なんで入ってきてんの?」
「別に」
「なんでぎゅーしてんの?」
「別に」
「蓮、答えて」
「ったく…聖空が泣いてるんじゃないかと思ったから」
ー!!
ずるい。なんでなんも言ってないのに…。
てか、デジャビュかよ(苦笑)
そんなこと言わないで余計泣きそうになるじゃん。
「…ぃ。」
「ん?」
「…ぃ。ずるいっ!なんでいつも…あたしが思ってる事当てたり、ドキドキさせんの」
「…!、聖空…」
「蓮さ、反則すぎだし」
馬鹿、聖空。お前のほうが反則すぎだし。
この顔で言われるとか…
俺の苦労も知らないくせに勝手なこと言いやがって。
「聖空、ちゅーしたい」
「はぁー?嫌だし~、キス魔め…」
「じゃぁ、今日はしません」
え、ちゅーしてくれないの…はっ!あたし何考えて…
「んっ!な、何するの!」
「お前が物足りそうな顔してたから…」
「してんし!」
「ほんと…ツンデレだな…」
「れーん?」
「ん?」
「大好きだよ…」
「!!」
「れん、顔、赤っ!」
「ぅるせぇ…」
「はいはい、ゴメンゴメン」
「聖空、お前今日襲ってやる」
「ば、馬鹿じゃないの!?変態っ!蓮?襲ったらどーなるかわかってんの?」
「…ぅ、すいません」
危ない危ない。聖空、柔道7段持ってたや…
「蓮、それよりもココきて!」
「はいはーい」
「早く寝よっ」
「わかった」
「おやすみ」
「おやすみ、聖空」


そしてあたしたちは深い眠りについたのだった。
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