5 / 10
04 実戦練習
しおりを挟む
俺が指弾術で訓練所をぶち壊してしまったが、ラウィスさんの魔法ですぐに直った。
なんて素晴らしいのだろうか。
現代日本にもあったら、とか思ったが変なことに使うやつが出てきてしまいそうで、逆に無くて良かったのかもな。
さてエインもラウィスさんも目が覚めたところで、俺は二人に連れられ、受付のカウンターまで来た。
「どうしましょうね。思っていた以上にコウ君が強すぎてランクの付け方に困るわ」
「はあ。なんかすみません」
「別にいいわよ。まあ、いろんなクエストに駆り出されることは間違いないけど」
「コウさんならどんなクエストでも大丈夫ですよ!」
「ん?それは何故だ?」
「それは私が一緒に冒険するからです!」
「そうなのか?」
「はい!」
うーん。何故かエインとパーティーとやらを組むことになってしまったようだ。
いろんなことを教えてもらおうかな。
「じゃあエイン、コウ君のこと宜しく頼むわね」
「はい!任せてください!コウさん、大船に乗ったつもりでいてくださいね!」
「あ、ああ。よろしくな」
というわけで、エインとパーティーを組み、この街から北にある森へ向かったのであった。
◇◆◇◆◇
今俺たちは北の"ノース・ブルー"と呼ばれる森に来ている。
ここは冒険者のランクが低い人たち向けのダンジョンという。
ちなみに、俺のランクは2500でいきなりSランクスタートらしい。
これには、ギルドの人たちも驚いていてギルドを出る前に怒涛の質問攻めを食らった。
さて、話を戻すと、ここに出てくるモンスターは主にゴブリン、スライム、そしてオークの三種族。
ゴブリンには通常のゴブリンとハイゴブリンとの2つに分かれる。
スライムは属性ごとに別れて、十種いるらしい。
オークはゴブリンと同じでオークとハイオークに分かれている。
今回俺が行うクエストはゴブリン50体の討伐。
一つか二つの集落を襲う(って言い方はアレだけど)と大体はオッケーらしい。
そんでもって、エインは参加せず緊急時のみ参加すると言うが、おそらくその必要は無いに等しい。
「コウさん!前方に一つ集落があります」
ふむ。エインがスキル察知で見つけたようだ。
さあ、始めようか。
俺は地面の小石を拾い取ると指の方へ力を込めていった。
大体五割ほどでいいだろう。
「ていっ」
ヒュンッーーーーーードゴーーーン!!
あれ••••••思った以上に強かった?
まあいいか。
ギルドカードを見てみよう。
《討伐数》
ゴブリン 21体
ハイゴブリン 9体
あー、けっこういたんだね。
てか、こんな簡単に倒しちゃっていいのかね。
もっと他の技も試してみたいし、奥へ行こう。
「流石ですね!コウさん!これ程までにゴブリンたちを一掃するなんて!」
「お、おう。そうか。いや、エインでもできるとは思うが」
「確かに、私にもできなくはないのですけど、コウさんほどの威力は出せません。たとえ、コウさんにとって六割ほどでも」
そうなのか。
ああ、確かに、思えば、エインは近接型だったか。
近接で遠距離の攻撃は普通はできないらしい。
俺の指弾術はどっちもできる汎用型だからな。そんなのは関係ないんだけどね。
そんなことを考えながら歩いていると急に地面の感覚がなくなった。
んん⁉
足もとを見ると俺の立っていた地面が消えて下に棘(いや、針か)があった。
なんだ、落とし穴か。
過去に落とされまくったせいで、耐性がついてしまって、多少の罠じゃ気にしなくなっていた俺は静かに指に意識を集中させ、壁の岩を掴んだ。
俺の身体は針に刺さる一歩手前で留まった。
いや、結構危なかったな。考え事してる場合じゃなかったな。
まあ、とりあえず上に上がらねば。
エインが待っているだろうから。
上に上がるとエインが泣きそうになっていた。
「コウさぁん!びっくりしましたよぉ。急に目の前からいなくなったと思ったら、何食わぬ顔で戻ってくるし」
「ま、まあ無事に戻ってきたからそんなに泣くなって」
「泣いていません!!」
いや、泣いているやん••••••まあいいか。
そんなこんなで俺たちは新たな集落ヘ着いた。
なんて素晴らしいのだろうか。
現代日本にもあったら、とか思ったが変なことに使うやつが出てきてしまいそうで、逆に無くて良かったのかもな。
さてエインもラウィスさんも目が覚めたところで、俺は二人に連れられ、受付のカウンターまで来た。
「どうしましょうね。思っていた以上にコウ君が強すぎてランクの付け方に困るわ」
「はあ。なんかすみません」
「別にいいわよ。まあ、いろんなクエストに駆り出されることは間違いないけど」
「コウさんならどんなクエストでも大丈夫ですよ!」
「ん?それは何故だ?」
「それは私が一緒に冒険するからです!」
「そうなのか?」
「はい!」
うーん。何故かエインとパーティーとやらを組むことになってしまったようだ。
いろんなことを教えてもらおうかな。
「じゃあエイン、コウ君のこと宜しく頼むわね」
「はい!任せてください!コウさん、大船に乗ったつもりでいてくださいね!」
「あ、ああ。よろしくな」
というわけで、エインとパーティーを組み、この街から北にある森へ向かったのであった。
◇◆◇◆◇
今俺たちは北の"ノース・ブルー"と呼ばれる森に来ている。
ここは冒険者のランクが低い人たち向けのダンジョンという。
ちなみに、俺のランクは2500でいきなりSランクスタートらしい。
これには、ギルドの人たちも驚いていてギルドを出る前に怒涛の質問攻めを食らった。
さて、話を戻すと、ここに出てくるモンスターは主にゴブリン、スライム、そしてオークの三種族。
ゴブリンには通常のゴブリンとハイゴブリンとの2つに分かれる。
スライムは属性ごとに別れて、十種いるらしい。
オークはゴブリンと同じでオークとハイオークに分かれている。
今回俺が行うクエストはゴブリン50体の討伐。
一つか二つの集落を襲う(って言い方はアレだけど)と大体はオッケーらしい。
そんでもって、エインは参加せず緊急時のみ参加すると言うが、おそらくその必要は無いに等しい。
「コウさん!前方に一つ集落があります」
ふむ。エインがスキル察知で見つけたようだ。
さあ、始めようか。
俺は地面の小石を拾い取ると指の方へ力を込めていった。
大体五割ほどでいいだろう。
「ていっ」
ヒュンッーーーーーードゴーーーン!!
あれ••••••思った以上に強かった?
まあいいか。
ギルドカードを見てみよう。
《討伐数》
ゴブリン 21体
ハイゴブリン 9体
あー、けっこういたんだね。
てか、こんな簡単に倒しちゃっていいのかね。
もっと他の技も試してみたいし、奥へ行こう。
「流石ですね!コウさん!これ程までにゴブリンたちを一掃するなんて!」
「お、おう。そうか。いや、エインでもできるとは思うが」
「確かに、私にもできなくはないのですけど、コウさんほどの威力は出せません。たとえ、コウさんにとって六割ほどでも」
そうなのか。
ああ、確かに、思えば、エインは近接型だったか。
近接で遠距離の攻撃は普通はできないらしい。
俺の指弾術はどっちもできる汎用型だからな。そんなのは関係ないんだけどね。
そんなことを考えながら歩いていると急に地面の感覚がなくなった。
んん⁉
足もとを見ると俺の立っていた地面が消えて下に棘(いや、針か)があった。
なんだ、落とし穴か。
過去に落とされまくったせいで、耐性がついてしまって、多少の罠じゃ気にしなくなっていた俺は静かに指に意識を集中させ、壁の岩を掴んだ。
俺の身体は針に刺さる一歩手前で留まった。
いや、結構危なかったな。考え事してる場合じゃなかったな。
まあ、とりあえず上に上がらねば。
エインが待っているだろうから。
上に上がるとエインが泣きそうになっていた。
「コウさぁん!びっくりしましたよぉ。急に目の前からいなくなったと思ったら、何食わぬ顔で戻ってくるし」
「ま、まあ無事に戻ってきたからそんなに泣くなって」
「泣いていません!!」
いや、泣いているやん••••••まあいいか。
そんなこんなで俺たちは新たな集落ヘ着いた。
0
あなたにおすすめの小説
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
王妃ですが都からの追放を言い渡されたので、田舎暮らしを楽しみます!
藤野ひま
ファンタジー
わたくし王妃の身でありながら、夫から婚姻破棄と王都から出て行く事を言い渡されました。
初めての田舎暮らしは……楽しいのですが?!
夫や、かの女性は王城でお元気かしら?
わたくしは元気にしておりますので、ご心配御無用です!
〔『仮面の王と風吹く国の姫君』の続編となります。できるだけこちらだけでわかるようにしています。が、気になったら前作にも立ち寄っていただけると嬉しいです〕〔ただ、ネタバレ的要素がありますのでご了承ください〕
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。
小田
ファンタジー
ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。
村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる