アンタッチャブルなスカイダイビング 小太郎とシェリーの物語

新雪小太郎

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アンタッチャブルなスカイダイビング 続編 命の起源

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『命の起源――龍脈と愛の記憶』
宇宙船の静かな航行音が響く中、窓から見える無限の星々に、小太郎はぼんやりと目を向けていた。シェリーも横に座り、瞳に星の光を映している。
「なあ、小太郎。」
「なんや?」
「…うちらも、あの龍脈の流れに乗って生まれてきたんやろな。」
シェリーの声は優しく、少し遠くを見つめているようだった。
「…そうかもしれん。」
小太郎は瓦の欠片を手のひらで転がしながら、静かに頷く。
父母の愛と龍脈の流れ
ふと、小太郎の記憶に浮かぶのは、父の穏やかな笑顔と、母の温かな手。彼らが自分の誕生を語ってくれた、あの昔話だ。
――それは、小太郎がまだ幼い頃のこと。
「小太郎、お前が生まれた時な、龍脈の流れが急に輝きを増したんや。」
父は小さな小太郎を膝に乗せながら、遠くを見るように語った。
「お前の誕生日、空には龍の形をした雲が出てな。それはまるで、お前を祝福するようにゆっくりと天に昇っていったんやで。」
「ほんまかいな!」
幼い小太郎は目を輝かせて聞き入った。
母も笑いながら、小太郎の手を優しく包んだ。
「人はみんな、命の流れ――龍脈に乗ってこの世に生まれてくるんよ。そして、その流れには愛が込められているんや。お前もその愛に包まれて生まれてきたんやで。」
「愛…?」
「せや。愛っていうのはな、見えへんけど、一番強い気の流れや。命の根っこやな。」
シェリーの記憶――命の灯
シェリーも静かに話し始めた。
「うちも、聞いたことあるんや。お母さんが、うちを産んだ時に言うてたんよ。『この子は星の灯。龍脈が結んだ命の奇跡』やって。」
「星の灯…か。」
小太郎はシェリーの横顔を見つめる。彼女の瞳には、まるで星そのものが宿っているかのようだった。
「せやから、うち思うんや。うちらは宇宙の流れ、つまり龍脈に選ばれてこの世に生まれてきたんやないかって。」
「…選ばれた、か。」
小太郎は瓦の欠片をもう一度じっと見つめた。小さな破片の中にも、龍脈のエネルギーが宿っているのがわかる。
「うちら、ここにおるんは偶然ちゃうんやな。」
「せや。命っていうのは、愛と流れが繋がって、初めて生まれる奇跡なんや。」
宇宙に散らばる命の光
宇宙船は静かに光の海を進み、二人は星々の瞬きに目を細める。
「見てみい、小太郎。」
シェリーが指さす先に、無数の星がまるで命の鼓動のように輝いていた。
「全部、龍脈の一部なんやな。」
小太郎は小さく笑いながら頷いた。
「せや。そしてその一つ一つに、誰かの命、誰かの愛があるんや。」
瓦の欠片が青白く光り、宇宙船の中に淡い光が広がる。龍脈の流れが、二人を優しく包み込んでいるようだった。
命を繋ぐために――次なる旅路へ
「ほな、次の星にも愛の流れを取り戻しに行くか。」
小太郎が立ち上がると、シェリーも笑顔で頷く。
「うちらができることは小さいかもしれん。でも、命の流れを止めるわけにはいかん。」
「せやな。生まれた時に受けた愛の分、うちらが今度は宇宙に返していくんや。」
二人は拳を合わせると、宇宙船は次なる目的地へ向かって加速していく。
――愛と龍脈の力を信じて、命を繋ぐ旅は続いていく。宇宙のすべてが、また穏やかに流れるその日まで。
いつかまた。
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