やかんの麦茶 黄金伝説物語

新雪小太郎

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やかんの麦茶 スピンオフ 天空の茶会

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『幻の大福と天空の茶会 ~甘味のさらなる果て~』
――幻の羊羹を見つけた小太郎と魔人カンジー。
次なる旅の始まりは、なんとテレビ番組だった。
司会者:「さぁ~今夜の特集は『幻の大福』や!食べた者は天にも昇る幸福感を味わうらしいで!」
小太郎:「また出たんか、幻シリーズ…。カンジー、関係ない言うてや」
カンジー:「小太郎、お前、もう止まれん運命なんや!さぁ行くで!」
小太郎:「いやワシ、普通の大福でええんやけどな…!」
こうして、二人の甘味探し第2弾――**『幻の大福』**の旅が幕を開けた。
【第一章:甘味王国への招待状】
幻の大福の情報を求めて歩き回る小太郎たちの前に、突然一羽のハトが舞い降りた。
その足には**「天空の茶会 招待状」**がくくりつけられていた。
カンジー:「天空の茶会!?もしやそこで幻の大福が出るんや!」
小太郎:「天空て…飛行船か?それとも山の頂上か?」
謎の案内状に従い、二人は南の港町から不思議な飛行船に乗り込んだ。
船長:「ようこそ、甘味王国行きの天空船『アンコ・エクスプレス』へ!」
小太郎:「なんやねんこの船名!腹減るわ!」
【第二章:ライバル出現!甘味ハンター】
飛行船には他にも幻の大福を狙う者たちが乗っていた――
甘味ハンター・塩田(しおた):甘党ながらも塩スイーツ派の自称探偵。
謎の美女・クリーム姉さん:甘味を極めた食レポライター。
職人魂・小豆和尚:和菓子界のレジェンド。
船内では「幻の大福」情報が飛び交い、妙な駆け引きが始まった。
塩田:「大福には塩がええんや!甘さを引き立てるんや!」
クリーム姉さん:「いいえ!餅は柔らかくクリームと共に!」
小豆和尚:「黙れ若造!餅と餡こ、これこそが和菓子の真髄じゃ!」
小太郎:「いや、ケンカすな!お前ら大福のことになると熱すぎるやろ!」
カンジー:「小太郎、気をつけろ。奴らも幻の大福を狙っとる!」
【第三章:天空の甘味試合】
飛行船は雲の中に浮かぶ天空の茶会へ到着した。
そこでは甘味好きの達人たちが一堂に会し、最後に幻の大福が振る舞われるという。
主催者は謎の覆面男――甘味伯爵。
甘味伯爵:「幻の大福を食べたい者は、己の甘味愛を証明せよ!」
そして始まったのは――
『甘味決闘・餡バトルロワイヤル』!
小太郎:「なんやそのネーミング!バトル要素いるか?」
甘味ハンター塩田は塩大福を投げつけ、クリーム姉さんはホイップ爆弾を炸裂。
小豆和尚は高速あんこ握りで次々と敵をなぎ倒す。
小太郎:「アホや!こんなん甘味の無駄遣いや!」
だが、カンジーが囁いた。
カンジー:「小太郎、甘味には“心”が大事や。お前の大福愛を見せるんや!」
小太郎:「心…せやな!」
小太郎は手作りのシンプルなあんこ餅を取り出し、全員に振る舞った。
甘味伯爵:「おお…これは!素朴ながら、心温まる甘さ…!」
会場は静まり返り、甘味伯爵が涙を流して言った。
甘味伯爵:「お前こそ真の甘味の心を持つ者…幻の大福を授けよう」
【最終章:幻の大福との邂逅】
伯爵が差し出したのは、白く輝く幻の大福。
一口頬張ると――
小太郎:「う、うまい…!この餡この優しさ…餅の柔らかさ…まさに天にも昇る味や!」
カンジー:「これで甘味王国も安泰やな!」
――その瞬間、飛行船が大きく揺れた!
甘味伯爵:「しまった!船が重すぎて落ちるぞ!」
乗客たち:「甘味食べ過ぎやーー!!」
小太郎:「お前ら、甘味愛もええけど食い過ぎはあかんやろ!」
【エピローグ:甘味はほどほどに】
なんとか無事に地上へ降り立った小太郎とカンジー。
小太郎:「甘味もな、分け合ってちょっとずつ食うのが一番やな」
カンジー:「せやな。小太郎、次は幻のカステラでも探しに行くか?」
小太郎:「もうええわ!ワシ、普通のカステラで十分や!」
――だが、カンジーの目はキラリと光る。
小太郎とカンジーの甘味探しの旅は、まだまだ続く――
完。
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