神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

8.

 彼等により呪われた元の故郷が蘇った。安堵と共に心から感謝していた。建物内を探検する姿は咎めない。

「アルカナ殿とマギア殿により、故郷を蘇らせくれた事に感謝する。今の此処は君達の住処だが、君達の居場所にして欲しい」

「其れは有難い事です」

「アル居場所手に入ったよ?ずっと居られるね?」

「ちょっ…!?マギア大人しくしてなさい!」

 漸く居場所を手に入れた事に達成感を、倍に感じマギアは飛び跳ね、僕がマギアを咎め拘束した。

「…マギア?」

「蘇って良かったね?慈悲深いんだから、アルに感謝してね?」

 泣き止む事の無い姿に呆れ顔で背中を、リズム感で叩くマギアだった。僕は慌ててマギアを宥めていた。

「っ…。マギア殿は辛辣だが優しいのだな?改めて君達を保護させて欲しい」

 呪われた故郷の概念が消え虹色に輝く、氷柱の城が其処に存在する。覚悟と決意が高まり零した。

「保護ですか?」

「アルは俺が居るから、お前達は必要な…むぎゅ」

「マギアが申し訳ありません」

 失礼極まりない事を発言するマギアを、叱り頬を横に引っ張り抓る。マギアは頬を抓られる姿に苦笑いする。

「改めて僕は王族家の人間でもあり、精鋭騎士団の団長を務めている。其処に居るポンコツもだよ?」

「へぇ…。ポンコツなの?」

「マギア!?」

「ポンコツ!?ひでぇなオズ。マギア殿もだし。確かに俺は公爵家でオズと同じ、精鋭騎士団の副団長を務めてるぜ?」

 双方から失礼極まりない事を発言され、激しく落ち込んでいるが、落ち込み乍丁寧に紹介してくれた。

「なぁ1つ聞くが言わなくても良いんだぜ?大人びてる姿や丁寧な言葉遣い、相当過酷な環境で育ったのか?」

「あながち間違ってはいません。実際其の通りなので、生き残る為には仕方無い事です」

「俺はアル以外、誰も信用出来無い」

「…マギア」

 マギアは彼等から僕を隠して拒絶する。警戒するマギアの姿に焦り、説得する様に詳しく説明した。

「聞き方を変えるわ。この世界じゃ君達は危ねぇ。俺とオズの養子にすると危険が減るぜ?」

「僕達も君達を無視出来ない。君達をこの手で守らせてくれるかい?」

「マギアの幸せが約束出来るなら」

「アルが幸せになれる?」

「「………」」

 彼等の覚悟と決意が僕達へと共有する。僕とマギアが同時に発言し、暫く沈黙化した姿に苦笑いされた。

「もう直ぐ夕食の時間ですが、我が家で召し上がりますか?」

「アルの料理は美味しいよ?俺は誰かの所為で食べ損ねたんだけど?」
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