神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

文字の大きさ
43 / 63
第一章 異世界に転生し、居場所を求める

37.

「アル。アイツに様なんて要らないよ?全てを捨てて俺と住もうよ?俺はアルだけが全てなんだよ?」

「何故でしょうね?僕がそう呼んでいるからでしょうか…」

「ほら。顔色が悪いよ?もうアルシアに帰ろう?カストル兄と俺だけ信用すれば良い」

 マギアの言葉に僕への存在が癒される。マギアは僕を膝の上に乗せ、番人の様な視線を彼等に向ける。

「…アル。?ずっとそうして来たでしょ?」

「………」

「アルに聞くのは止めてよね?聞くなら殺すと言ったよね?冗談抜きでアルを悲しませるなんて許さないよ?」

「っ…。すまない。野蛮な話をさせてしまった。嫌われて当然だが…養子の件は無効にはしない」

「お前達は虫が良過ぎないかい?聞くだけ聞いてアルを傷付けたんだよ??」

 失態を犯すと無表情で冷徹な彼の姿に、辺りの空気が絶対零度になり、顔面蒼白する彼等が居た。

「お前達は最後の最後迄、アルの人生を壊すアイツと同類だよ?アルが漸く存在を認め始めたのに…」

「確かに儂等はツクヨミの盟友だが、元に戻してやりたいと思っている所だ。本来のツクヨミは非道を犯す奴ではなかった」

「お前達の知るアイツだろうと、アルにした事は許さない。見付けたらこの手で殺してやるよ?」

「マギアの言う通りだが俺達も譲れねぇんだよ。ツクヨミを元に戻すってな?マギアに殺されちゃ困るんだわ」

 俺は彼等を睨んでればジェイコブ様が、譲らないと頑固たる決意で、反論されるとアルの異変に気付く。

「…アル?ねぇ…?」

「…僕が煤ケ谷家の名誉を汚す失敗作だから。誰にも必要とされない。僕が失敗作のままだから、月詠様に見捨てられた」

 拒絶し卑下しては存在を消すアルの姿。アルから一粒の涙が流れる。俺は歯切りしアルを抱き締める。

「…違う!アルの所為じゃない!今日は此処迄だよアル。誰にも邪魔される事の無い俺達の家に帰ろう?」

「…マギア居る?何処にも行かない?」

「永遠にアルを離すつもりは無いし、俺とカストル兄が置いて行く訳無いよ?」

「…うん」

 俺はアルに安らぎの声に響きに微笑む。俺はアルを抱き上げては、彼等を無視し部屋を出て行く。

 一方アルは俺に抱えられ我が家に帰る。漸く家で正装から寝間着。着替えればアルが小刻みに震えていた。

「…アル。大丈夫だよ?」

「思い出したくない…」

「思い出さない方が良いよ?」
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

田中家の男たち…

B
BL
田中家… ごく普通のどこにでもいる5人家族… そんな田中家の男たち… 父親-田中駿-Shunー in one's 40s businessman 長男-田中慎二-Sinjiー in one's 10s 男子高校生 次男-田中守-Mamoruー in one's 10s男子中学生 祖父-田中昂-Noboruー in one's 60s free-lance

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。