神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

54.

「本当にアルは狡いよね?」

 過去を認めばマギアの膝上に座らされ、拗ねたマギアに抱き締められ、僕は仕方無く頭を撫でていた。

「ふむ。拗ねている孫のマギアを見る限り、観光して堪能出来たのは事実の様だ。儂も何時かは孫と観光してみるか」

「食べ物はとても美味しかったよ?結局アルは何していたの?勿論だけど交戦以外でね?」

「僕はオルディズ様とイシュタリカ様で、ロズベル王都の絶景を眺めていました」

「え…。絶景?」

「ロズベル王都の絶景を嗜めていた時、襲撃を受けたので交戦致しました。僕にとっての絶景は人生初の思い出です」

「アルカナが前衛で交戦してくれたお陰で、僕は兄上を襲撃者から守る事が出来た。勿論1人も取り逃がす事無く、討伐する事も出来たし聞き出せた。今更だけどアルカナを参加させた事に後悔してる」

 ディネクト様はマギアの表情を眺めて、堪能した事が事実だと認め、オルディズ様は後悔していた。

「オルディズ様が責任を負う必要は無いです。僕は生きる限り身も心も国の為に授け、利用出来る物が沢山有れば良いです」

『『『『『そう来たか』』』』』

「アル俺は認めないからね?アルの居ない世界なんて俺は嫌だよ?俺はアルが居るから幸せだよ?」

「………。オルディズ様にお聞き致します。死体は此方で処分致しましょうか?判断はオルディズ様達に一任致します」

 僕の偽り無き意志にマギアが拒絶する。其の事に僕は困惑し話題を、死体の件に変えオルディズ様に尋ねた。

「いや。そうだな…。証拠品として保存したいんだが構わないかい?勿論強制する訳じゃないが」

「でしたら後日精鋭騎士団にお渡し致します。オルディズ様とジェイコブ様も構いませんよね?」

「アルを1人にしたら背負うよね?俺の言う事なんて聞いてないよね。何時も俺を心配させるのに酷いよ?」

「…マギア」

 1人で全てを背負う僕にマギアは頬を、風船の様に膨らませ拗ねる。僕はマギアの背中を撫で宥めていた。

「俺が言う事は事実だよね?俺が1度でも油断すると結局終わらせるし。俺を利用しない為なら分かるよ?でもアルが無理し過ぎでしょ?」

「残忍な戦い方はアルカナの意志かい?アルカナの戦い方は今日で2回目だよ。己の生存を無視して排除する戦い方は、僕達からしても絶対に出来無い。アルカナが1番心配なんだよ?」

「僕自身でも良く分からない事が有ります。殺意を感じると強制的に行動に移ります。僕の意志では無いと断じて言えます」
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