神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

16.

『アル1度代わって?』

「………」

「お前自我が残ってるの?」

『!!?聞こえるのか?なら我を殺してくれ!襲いたくない!』

「良く自我を残せたね?仕方無いからお前を助けてあげるよ?」

 俺が強制的に主導権を奪うと魔狼王に、会話出来る事に死を望む。俺は魔狼王に1つの提案を出した。

「お前が新たな生を受けるなら、今後もずっと生きていたいのか?」

 グルル…ルルル…ルルルッ?

『もう…苦しまずに生きれるのか?』

「…ハッ。流石は誇り高き存在だね?」

 自我を侵食され乍抗い続ける魔狼王に、俺は生への希望を捨てる姿に、舌打ちし乍問い掛けると弱々しく頷く。

「お前の望み通りにしてあげるよ?…生への救済を与えてやるからアルに感謝してよね?」

 グルル…グルルルル、グルルル…

『あぁ…。苦しまずに生きれるなら。受け入れよう』

「ふん…。俺じゃなったらアルに殺されてたよ?」

 魔狼王から同意を得た俺は舌打ちして、即座に全属性状態異常耐性を展開し、全属性苦痛耐性を魔狼王に付与する。

「お前は未来永劫贖い続けるんだね?」

 グル…?グルルル…ゥ

『痛みが…?和らいでいく』

 具現化能力で体内に潜んで侵すコアを、俺は残さずに摘出していた。禍々しいコアを雑に放り投げた。

「うわっ!?何だ、あの禍々しい魔石は。しょ…少年。コレを破壊したら良いのか?」

「当たり前でしょ?破壊しなきゃお前達が死ぬだけだよ?其れ魔物氾濫を引き起こすんだけど?」

「「「「「「っ…!!?」」」」」」

 苛立ちと共に呆れ魔物氾濫の根源だと、彼等は緊急性を感じ早急に、コアを破壊する事に専念していた。

「お前はもう何も抱えるなよ?後面倒だけど大人しくしてよね?…ハァ。…お前が人なら殴っていたよ?」

 俺は魔狼王に安らぎを掛けて溜息付く。損傷した臓器に触れては、全ての臓器を新たに形成し再構築する。

 グルル…グルルゥ

『あぁ…生きている』

「…お前ほんとに汚れてるね?仕方無いから綺麗にしてあげるよ?アルが持ってるから感謝してよね?」

 魔狼王の薄汚い姿に俺は不快感と共に、アルが持つ浄化を全身に掛け、長年傷んでいた毛が再生している。

 グルル!!?グルルゥゥ

『!!?長き間呪詛により傷んでいた毛が、我が若き頃の様に元に戻っている?』

『ゴホッ。マナギア使って?』

「アレにすれば良いの?アルが無茶するの俺が嫌なんだけど?」

 神聖なる魔狼王の姿に俺は呆れている。アルの無茶に拒絶するが、不機嫌のまま魔狼王に完全回復を掛ける。
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