神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

32.

「アル?俺は甘えん坊じゃないよ?」

「犬みたいに喜んでるのに?」

「ち、違うからね!?アルと食べれるからだよ?」

「本当かな?涎垂れてるのは誰だっけ?」

「うぐっ。アル酷いよ?」

 漸く3分が経過し型ごとフライ返しで、均等にひっくり返して再び、3分待つとマナギアが凝視している。

「出来上がりが楽しみだよ?アルの料理は俺の中で1番だよ?」

「…マナギア恥ずかしいから」

 3分経過すると漸くパンケーキが完成。皿に移し残る生地を全て、パンケーキにして焼いていく。

「アル食べようよ?」

「僕も食べたいんだけど、マナギア全部食べれる?」

「う~ん?全部は無理だと思うよ?何なら腑抜け達に渡せば良くない?」

「マナギア腑抜けは失礼だよ?マナギアの提案に乗ろうか。ほらマナギアも行くの!」

 マナギアの提案に賛成しパンケーキを、僕達が手に持ち扉を開けると、優雅に紅茶を嗜む人が居た。

「おや?アルカナは大丈夫なのかい?其れにしても良い香りだね?もしかして私達にくれるのかい?」

「イシュタリカ様?丁度良い所に先程パンケーキを作りまして、食べきれない為贓品として持参致しました」

「其れは良いね!我が弟が言っていた物だね?美味しそうな香り。案内するから着いて来ておくれ」

 イシュタリカ様はバンケーキの香りに、目を輝かせ彼等の居る場所に、歩き乍案内して貰った。

「懇談中だが誰だね?」

「父上。イシュタリカです」

「イシュか?入りなさい」

 ドアにノックすると『入りなさい』と、渋い声が届きドアを開け、甘い香りが部屋中に充満する。

「アルカナとマギアがお見えですよ。双子が贓品としてパンケーキを、作って持参して頂いた様です」

「懇談中に申し訳ありません。食べきれない為パンケーキを分けに参りました。勿論ロズベル家の方全員分も有ります」

「「「パンケーキ?」」」

「パンケーキ?あっ。アルカナが以前マギアに口にしていた件かい?食べても良いのだろうか?」

 バンケーキに気付いたオルディズ様が、自らの失態に頬が赤くなり、僕達を中に通してくれた。

「君達が件の双子の様だね?馬鹿息子が自慢して来るもんだから、どんな子かと思えば愛おしい双子じゃないか」

「…親父?俺は馬鹿息子じゃねぇよ!アルカナ体調はどうだ?」

「ふむ。中々の愛おしい双子ではないか。美味しそうなパンケーキは有り難い。体調次第で事情聴取したいのだが構わないかね?」

「謹んでお受け致します。体調の方は皆様のお陰で良好です」
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