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第2章:結婚適性試験スタート!
32話:大天狗の最終チェック
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1. 大天狗からの宣告
結婚式の準備が進む中、
大天狗が厳かに言い
放った。
「くらま、くみほ。
結婚とは甘いもので
はない。お前たちが
本当に夫婦として
やっていけるか、
試させてもらう」
「また試練ですか!?」
くみほは思わず叫んだが、
大天狗は静かに頷く。
「これは最終試験だ。
夫婦としての絆の
強さを示せ」
そして、試練の内容が
明かされる。
「信頼の試練」と
「忍耐の試練」。
「乗り越えられなければ、
この結婚は認めん」
大天狗の言葉に、
くらまは静かに頷いた。
「やるしかないな」
くみほも覚悟を決める。
「……やるしかない!」
⸻
2. 信頼の試練:
目隠し迷宮脱出
まずは「信頼の試練」。
天狗界の古い迷宮に
連れてこられた二人。
「この試練のルールは
簡単だ」大天狗が
説明する。
「片方が目隠しをし、
もう片方の声だけを
頼りに迷宮を脱出する」
「うわ……
絶対難しいやつだ」
くみほはため息を
ついた。
「目隠しをするのは
くみほだ」
「ええっ!? 私!?」
「当然だ。夫となる者が
導くのが天狗の流儀」
くらまは自信満々に
言った。
「俺がちゃんと導いてやる」
「……大丈夫かなぁ」
くみほは不安げだったが、
くらまの言葉を信じて
目隠しをした。
「よし、行くぞ」
くらまの声を頼りに
進むくみほ。
「右だ」
「えっ、本当に?」
「疑うな」
「は、はい!」
最初は戸惑っていたが、
くらまの指示を信じる
ことで、少しずつリズム
を掴む。
しかし——
「くみほ、前に大きな段差
がある」
「どれくらい?」
「三歩進んだら、
思い切り跳べ」
「跳ぶの!?
そんなの怖いよ!」
「信じろ」
くみほは息を呑んだ。
(くらまは私を落とす
ようなことはしない。
信じるんだ——)
「……行く!」
思い切り跳ぶと、
ふわりとくらまが
受け止めてくれた。
「よくやった」
そのまま進み、
ついに迷宮を脱出!
「やったー!!」
くみほが目隠しを
外すと、くらまが
ニヤリと微笑んだ。
「やっぱり俺たち、
相性抜群だな」
くみほは少し照れながら、
くらまの手を握った。
⸻
3. 忍耐の試練:
夫を支える力
次は「忍耐の試練」。
「天狗界の妻は、
夫を支える存在で
なければならない」
大天狗はそう言いながら、
くみほに試練の内容を
告げる。
「くらまが“力の封印”
を施された状態で戦い、
くみほはそのサポート
をする」
「え!? 私が戦うんじゃ
なくて、くらまが?」
「くらまは本来の力の
半分しか出せない。
その状態で戦う彼を
支えられるか、試す」
試練の相手は、
中天狗たちの精鋭。
くらまが封印され、
動きが鈍くなった状態
で戦いが始まる。
「くそ……動きが鈍いな」
くみほは直感的に感じた。
(このままだと、
くらまが不利!)
くみほは即座に考え、
天狗たちの動きを読んで
くらまに指示を出す。
「右! 次は左に回避!」
「よし……いいぞ!」
戦いの最中、
くみほは気づく。
(私、くらまの戦い方、
ちゃんと分かるように
なってる……!)
最後に、くらまが決定的
な一撃を放ち、勝利。
「よし……やったな」
くらまがくみほの頭を
ポンポンと撫でた。
「お前のサポートが
あったから勝てた」
「えへへ……」
⸻
4. 大天狗の認可
試練を終え、大天狗が
ゆっくりと立ち上がる。
「くらま、くみほ。
お前たちの絆、確かに
見せてもらった」
くみほは思わず息を呑む。
「認めてくれるん
ですか……?」
大天狗は静かに頷き、
言った。
「——二人の結婚、
認めよう」
くみほとくらまは顔を
見合わせる。
「やった……!」
「ついに、だな」
こうして、ついに大天狗の
お墨付きが下りたのだった——。
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大天狗が厳かに言い
放った。
「くらま、くみほ。
結婚とは甘いもので
はない。お前たちが
本当に夫婦として
やっていけるか、
試させてもらう」
「また試練ですか!?」
くみほは思わず叫んだが、
大天狗は静かに頷く。
「これは最終試験だ。
夫婦としての絆の
強さを示せ」
そして、試練の内容が
明かされる。
「信頼の試練」と
「忍耐の試練」。
「乗り越えられなければ、
この結婚は認めん」
大天狗の言葉に、
くらまは静かに頷いた。
「やるしかないな」
くみほも覚悟を決める。
「……やるしかない!」
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2. 信頼の試練:
目隠し迷宮脱出
まずは「信頼の試練」。
天狗界の古い迷宮に
連れてこられた二人。
「この試練のルールは
簡単だ」大天狗が
説明する。
「片方が目隠しをし、
もう片方の声だけを
頼りに迷宮を脱出する」
「うわ……
絶対難しいやつだ」
くみほはため息を
ついた。
「目隠しをするのは
くみほだ」
「ええっ!? 私!?」
「当然だ。夫となる者が
導くのが天狗の流儀」
くらまは自信満々に
言った。
「俺がちゃんと導いてやる」
「……大丈夫かなぁ」
くみほは不安げだったが、
くらまの言葉を信じて
目隠しをした。
「よし、行くぞ」
くらまの声を頼りに
進むくみほ。
「右だ」
「えっ、本当に?」
「疑うな」
「は、はい!」
最初は戸惑っていたが、
くらまの指示を信じる
ことで、少しずつリズム
を掴む。
しかし——
「くみほ、前に大きな段差
がある」
「どれくらい?」
「三歩進んだら、
思い切り跳べ」
「跳ぶの!?
そんなの怖いよ!」
「信じろ」
くみほは息を呑んだ。
(くらまは私を落とす
ようなことはしない。
信じるんだ——)
「……行く!」
思い切り跳ぶと、
ふわりとくらまが
受け止めてくれた。
「よくやった」
そのまま進み、
ついに迷宮を脱出!
「やったー!!」
くみほが目隠しを
外すと、くらまが
ニヤリと微笑んだ。
「やっぱり俺たち、
相性抜群だな」
くみほは少し照れながら、
くらまの手を握った。
⸻
3. 忍耐の試練:
夫を支える力
次は「忍耐の試練」。
「天狗界の妻は、
夫を支える存在で
なければならない」
大天狗はそう言いながら、
くみほに試練の内容を
告げる。
「くらまが“力の封印”
を施された状態で戦い、
くみほはそのサポート
をする」
「え!? 私が戦うんじゃ
なくて、くらまが?」
「くらまは本来の力の
半分しか出せない。
その状態で戦う彼を
支えられるか、試す」
試練の相手は、
中天狗たちの精鋭。
くらまが封印され、
動きが鈍くなった状態
で戦いが始まる。
「くそ……動きが鈍いな」
くみほは直感的に感じた。
(このままだと、
くらまが不利!)
くみほは即座に考え、
天狗たちの動きを読んで
くらまに指示を出す。
「右! 次は左に回避!」
「よし……いいぞ!」
戦いの最中、
くみほは気づく。
(私、くらまの戦い方、
ちゃんと分かるように
なってる……!)
最後に、くらまが決定的
な一撃を放ち、勝利。
「よし……やったな」
くらまがくみほの頭を
ポンポンと撫でた。
「お前のサポートが
あったから勝てた」
「えへへ……」
⸻
4. 大天狗の認可
試練を終え、大天狗が
ゆっくりと立ち上がる。
「くらま、くみほ。
お前たちの絆、確かに
見せてもらった」
くみほは思わず息を呑む。
「認めてくれるん
ですか……?」
大天狗は静かに頷き、
言った。
「——二人の結婚、
認めよう」
くみほとくらまは顔を
見合わせる。
「やった……!」
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