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第一章 幼少期
第16話 オススメの人材
しおりを挟む最近の俺の一日は街の市場に行くところから始まる。
「よぉ、おっさん」
「よう!ケイン!今日も食ってくか?」
「そうだなおっさん。今日もリンゴパイ二つくれ」
「はいよ!」
このおっさんは一歳のころに知り合った商業ギルドのキルドマスターだ。
「はい、りんごパイ2個おまたせ!」
「サンキューおっさん」
ちなみに俺はまだこいつの名前を知らない。……なんでだっけ?
ーーーーー
「おはようスコット」
「おはようございます。リオン」
最近よく、スコットのところか、イオさんのところによく居座ってる。
「今日は薬品γを取りに来たぞ」
「分かりました~!用意しますね~」
「それにしてもすごいなあの薬。まさか必要経験値が上がらないだなんて」
「ホントですね~」
努力のスキルはレベルを吸収し、必要経験値は上がる。
薬品γはレベルを上げさせない。
この二つのせいで、ちょっとバグってしまい、努力のスキルは上がるが、必要経験値は上がらないというおかしな事態になってしまった。
本当にこの薬に出会えて良かったと思う。
「そうだレオン!ちょっと耳寄りな話が有りましてねぇ……」
「なんだスコット?」
「私の知り合いの鍛冶師の娘さんがとてつもない才能の持ち主でしてね」
「とてつもない?」
どんな強い武器を作るんだ?
「強い武器を作れるのは勿論、何も教えてないのに、毒耐性が無い人を余裕で殺せる毒を作ったり、爆弾を作ったり、マウス実験を仕出したりですかね」
…………え?それ本当に鍛冶師の娘?異常者サイエンティストの娘じゃなくて?
「それって本当ですか?」
驚き過ぎて敬語になってしまった。
「そうさ!……まぁ、マウス実験って言っても魔物を解剖、どんな構造をしているか、死体はどんなことをしたらどうなるか、などを独学でやっている感じかな」
それでも十分やばいがな……
「どう?気になったかい?」
「まぁ、気になっていないと言ったら嘘になりますが……」
「じゃあ早速会いに行こう!……まだ私も会った事が無いからね!」
え~。まだ会ったこともない人を紹介してきたの~?
ーーーーー
俺達は街まで降りてきた。
「こんにちは、ツールさん」
「おう、スコット!……で、そいつは誰だ?」
「おたくの娘さんに合わせたい人だよ!」
「おぉ!そいつがか!……娘はちょっとおかしいが仲良くしてやってくれや」
「わ、分かりました」
ーーーーー
「…………ここが娘の部屋だ」
でっっっか!
「随分と大きいですね……」
「まあな!こう見えても俺はこの店の店長だからな!……じゃあ俺は仕事に戻るから仲良くしてやってくれや」
そう言ってツールさんは帰っていった。
「ケイン。一体どんな子なんだろうね!ワクワクしてきた!」
「そうだな。開けてみよう」
一体どんなやつなんだろう………
「し、失礼しまーす」
「ヒッヒッヒ。やはり!私は神だああぁぁぁ!」
…………
「………………」
「……………………」
「よし帰ろう」
「おし帰ろう」
「ちょ待て待て待て」
と、止めるな!こんなの聞いてなかった!
「何故急に入ってきて、急に帰ろうとするのだ!」
………そりゃあお前が、想像の斜め上を行く頭おかしいやつだからだよ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッハッハッ!皆は思うまい!まさか最初に出てきた女性で、しかも同い年がヒロインじゃないなんて!
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