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8話 ルビィの力
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「で、今日はどうするの?」
出掛ける準備をしている僕にルビィが話し掛けてきた。
「・・・昨日と同じだよ。森に行って果物や薬草なんかの採取を
するんだ」
「え~~・・・何それ、地味。つまんない」
地味だろうが、つまんないだろうが、食って行く為にはやらなきゃなんないんだよ。まったく・・・。
「あの森って他の連中も使ってるんでしょ? それじゃ稼げないじゃない。アタシはもっと
色々採れる所を知ってるからそっち行こうよ」
・・・それは遠出をしろと? 僕に死ねと言ってるのかこの娘は。
「僕は戦闘職をもってないんだぞ。何かあったらどうするんだよ」
「ふふ、安心してよ。その時はちゃんと骨は拾ってあげるわよ」
「・・・おいおい」
「あはは、冗談よ。その時はアタシが何とかしてあげるから」
・・・どうだが。まぁ僕一人ならともかく、ルビィも食わしていくとなると稼ぎは多い方がいい。ここは大人しくルビィの提案を飲んでみるか。
「で、その場所は?」
「お、行く気になった? たしかここを出て、右・・・左だったっけ?」
「出来れば方角で言って欲しいんだけど・・・」
「えっと・・・西・・・東かも?」
「・・・はぁ、分かった。ギルドに寄って行こう」
ギルドには狩人たちが探索した場所を描き出した地図がある。それがあればルビィが言っている場所の正確な位置が分かるはずだ。・・・だけど極力ギルドには近づきたくないんだよなぁ・・・。
(鉢合わせないと良いんだけど・・・)
◇◇◇◇◇
ギルドにやって来た。ヤロヴァツカの要的な場所で、一階は受付とロビー。ニ階は食堂。三階から六階までが狩人たちの寮になっている。言うなればとんでもなくデカいホテルというところだ。
「おい、アイツだ・・・」(ヒソヒソ)
「何も職業が無いんだろ? 一体どうやって・・・」(ボソボソ)
地図は受付で頼めば買える・・・んだけど。さっきからロビーにいる狩人たちの視線が僕の全身に刺さりまくる。
どうやら戦闘職はおろか、生産職すら持っていない僕が妻を捕まえたという噂がここにも広がっているようだ。・・・これ以上身体の穴が増える前にさっさとここを出て行こう。受付で地図を買うとそそくさとギルドを出た。フゥと胸を撫で下ろして移動しようとした時、聞き覚えのある声が僕を呼び止めた。
「やぁ、そこにいるのはジェントじゃないか」
(前髪ファサァ~)
「・・・・ル、ルライバ。それにテシタスとギチャック」
「「様」を付けろテメェ!! ルライバさんは貴族の血を引いている
お方なんだからな!!」
「相変わらずシケたツラしてんな。キシュシュ」
そう言えば育成棟にいる時からルライバは自分が貴族の血を引いてると言いふらしていたな。成人の儀で+付の職業を得たことで確信に拍車が掛かってしまったみたいだ。・・・それにしても、コイツらとはもう二度と会いたくないと思ってたのに会っちゃったか・・・こういうのを前世の世界じゃ確か「マーフィに法則」って言うんだっけ。
「ジェント。偶々だが、ほんと~~~~に偶々だが、お前が「妻」を捕まえた
と聞いた。・・・ほう、後ろの亜人、ギャビル族か。一体どんな手を使った
んだ?」
ルビィを覗き込もうとするルライバに僕はサッと自分の体を挿し込む。
「・・・運よく眠っていた所を捕まえたんだ」
「だろうな。何も持っていないヤツが無謀にも外へ出たんだ。
普通なら死んでるぜ」
「悪運だけは人並み以上っだったってか? キシュシュ!!」
「・・・・・・僕、今急いでいるんだ。じゃあ」
「待て、ジェント」
僕たちが去ろうとするとルライバが前髪をファサりながら呼び止める。そして格好いい⦅自称)ポーズを決めながらルビィを指さした。
「ソイツを俺に献上しろ。有効に使ってやる」
「・・・・・・・は?」
「俺の装備を見ろ。まだまだ低級装備の域を出ない。俺は最速で上級狩人に
ならねばならん。それにはもっと強力な装備に道具が必要だ。だからソイツ
を売って金にする」
「なるほど、いい考えです。確かにルライバ様にはそんなガラクタ装備は
似合いませんね」
「おい、早くソイツを寄越せ。ルライバ様のお役立てるなんて光栄なこと
だぞ。キシュシュ!!」
はぁ・・・これだからこの世界の人間は・・・。
「・・・手放す気は無いよ。諦めてくれ」
「いいから寄越せってんだ!! オラッ!!」
僕を押しのけてテシタスがルビィの腕を掴もうとする。時、ルビィの瞳が妖しく赤く光った。
「なっ、何をするんだ!!」
「うるせぇ!! さっさとソイツと指輪を渡せや!!」
テシタスがジェントを殴りつける。
「ぐわっ!!」
「へっ!! 育成棟じゃこういう事は止められてたが、成人した後じゃ
関係ねぇ。おいギチャック。お前も混ざれ」
「キシュシュ、お安い御用だぜ」
二人がジェントを嬉々として蹴る殴るの暴行を加える。
「う・・・ぐぅ・・・や、やめ・・・」
「ははは!! お前が言う事を聞かないのが悪いんだ」
「キシュシュ!! 聞いたぜジェント。お前、落街に住んでるん
だってな? まさにお似合いだぜ!! ザコはザコらしく落街で
引きこもってろ!! キシュシュ!!」
その様子を見てルライバはクククと笑った。
「程々にしておけよ? 殺してしまっては後で衛兵に説明するのが
面倒になるからな」
「「はっ」」
その後も二人のジェントへの暴行は続いた・・・。
◇◇◇◇
「――ねぇ、アイツ等さっきから何してるの?」
テシタスとギチャックは笑いながら近くにあった樽を殴ったり蹴ったりしている。その様子をルライバはクククと笑いながら見ている。何だこの光景は・・・? 僕が困惑してると、ルビィがそっと僕の耳元で囁いた。
「アイツらは今、幻覚を見てるんだよ。幻のアンタをボコボコにして
楽しんでいる最中なの」
そうだ、思い出した。ギャビル族の瞳は魔眼で相手に幻覚を見せることが出来る。・・・って育成棟の授業で習ったんだった・・・。
「・・・ん? もしかして、今朝の落街の事件もルビィが?」
「あら、鋭いわね。あれは深夜に賊が家に入ってきてジェントを攫おうと
したから相手してあげただけよ」
「・・・そうだったのか。・・・その、ありがとう。助かったよ」
「・・・あら、てっきり「よくも同族を!!」怒ると思ってた」
「自分に害を及ぼす連中まで擁護する気は無い。・・・それよりもルビィに
怪我がなくてよかったよ」
「・・・・・・へぇ~」(クスクス)
「何笑ってんだよ」
「べっつに~」
「・・・とにかくだ。騒ぎを聞きつけて人が集まって来ている。これ以上騒ぎが
大きくならない内にここを離れよう」
「は~い♪」
僕たちは集まって来る人々の間を縫って目立たない様にその場を脱出して落街に戻った。さぁ、目指すはルビィの言っていた新たな稼ぎ場だ。
出掛ける準備をしている僕にルビィが話し掛けてきた。
「・・・昨日と同じだよ。森に行って果物や薬草なんかの採取を
するんだ」
「え~~・・・何それ、地味。つまんない」
地味だろうが、つまんないだろうが、食って行く為にはやらなきゃなんないんだよ。まったく・・・。
「あの森って他の連中も使ってるんでしょ? それじゃ稼げないじゃない。アタシはもっと
色々採れる所を知ってるからそっち行こうよ」
・・・それは遠出をしろと? 僕に死ねと言ってるのかこの娘は。
「僕は戦闘職をもってないんだぞ。何かあったらどうするんだよ」
「ふふ、安心してよ。その時はちゃんと骨は拾ってあげるわよ」
「・・・おいおい」
「あはは、冗談よ。その時はアタシが何とかしてあげるから」
・・・どうだが。まぁ僕一人ならともかく、ルビィも食わしていくとなると稼ぎは多い方がいい。ここは大人しくルビィの提案を飲んでみるか。
「で、その場所は?」
「お、行く気になった? たしかここを出て、右・・・左だったっけ?」
「出来れば方角で言って欲しいんだけど・・・」
「えっと・・・西・・・東かも?」
「・・・はぁ、分かった。ギルドに寄って行こう」
ギルドには狩人たちが探索した場所を描き出した地図がある。それがあればルビィが言っている場所の正確な位置が分かるはずだ。・・・だけど極力ギルドには近づきたくないんだよなぁ・・・。
(鉢合わせないと良いんだけど・・・)
◇◇◇◇◇
ギルドにやって来た。ヤロヴァツカの要的な場所で、一階は受付とロビー。ニ階は食堂。三階から六階までが狩人たちの寮になっている。言うなればとんでもなくデカいホテルというところだ。
「おい、アイツだ・・・」(ヒソヒソ)
「何も職業が無いんだろ? 一体どうやって・・・」(ボソボソ)
地図は受付で頼めば買える・・・んだけど。さっきからロビーにいる狩人たちの視線が僕の全身に刺さりまくる。
どうやら戦闘職はおろか、生産職すら持っていない僕が妻を捕まえたという噂がここにも広がっているようだ。・・・これ以上身体の穴が増える前にさっさとここを出て行こう。受付で地図を買うとそそくさとギルドを出た。フゥと胸を撫で下ろして移動しようとした時、聞き覚えのある声が僕を呼び止めた。
「やぁ、そこにいるのはジェントじゃないか」
(前髪ファサァ~)
「・・・・ル、ルライバ。それにテシタスとギチャック」
「「様」を付けろテメェ!! ルライバさんは貴族の血を引いている
お方なんだからな!!」
「相変わらずシケたツラしてんな。キシュシュ」
そう言えば育成棟にいる時からルライバは自分が貴族の血を引いてると言いふらしていたな。成人の儀で+付の職業を得たことで確信に拍車が掛かってしまったみたいだ。・・・それにしても、コイツらとはもう二度と会いたくないと思ってたのに会っちゃったか・・・こういうのを前世の世界じゃ確か「マーフィに法則」って言うんだっけ。
「ジェント。偶々だが、ほんと~~~~に偶々だが、お前が「妻」を捕まえた
と聞いた。・・・ほう、後ろの亜人、ギャビル族か。一体どんな手を使った
んだ?」
ルビィを覗き込もうとするルライバに僕はサッと自分の体を挿し込む。
「・・・運よく眠っていた所を捕まえたんだ」
「だろうな。何も持っていないヤツが無謀にも外へ出たんだ。
普通なら死んでるぜ」
「悪運だけは人並み以上っだったってか? キシュシュ!!」
「・・・・・・僕、今急いでいるんだ。じゃあ」
「待て、ジェント」
僕たちが去ろうとするとルライバが前髪をファサりながら呼び止める。そして格好いい⦅自称)ポーズを決めながらルビィを指さした。
「ソイツを俺に献上しろ。有効に使ってやる」
「・・・・・・・は?」
「俺の装備を見ろ。まだまだ低級装備の域を出ない。俺は最速で上級狩人に
ならねばならん。それにはもっと強力な装備に道具が必要だ。だからソイツ
を売って金にする」
「なるほど、いい考えです。確かにルライバ様にはそんなガラクタ装備は
似合いませんね」
「おい、早くソイツを寄越せ。ルライバ様のお役立てるなんて光栄なこと
だぞ。キシュシュ!!」
はぁ・・・これだからこの世界の人間は・・・。
「・・・手放す気は無いよ。諦めてくれ」
「いいから寄越せってんだ!! オラッ!!」
僕を押しのけてテシタスがルビィの腕を掴もうとする。時、ルビィの瞳が妖しく赤く光った。
「なっ、何をするんだ!!」
「うるせぇ!! さっさとソイツと指輪を渡せや!!」
テシタスがジェントを殴りつける。
「ぐわっ!!」
「へっ!! 育成棟じゃこういう事は止められてたが、成人した後じゃ
関係ねぇ。おいギチャック。お前も混ざれ」
「キシュシュ、お安い御用だぜ」
二人がジェントを嬉々として蹴る殴るの暴行を加える。
「う・・・ぐぅ・・・や、やめ・・・」
「ははは!! お前が言う事を聞かないのが悪いんだ」
「キシュシュ!! 聞いたぜジェント。お前、落街に住んでるん
だってな? まさにお似合いだぜ!! ザコはザコらしく落街で
引きこもってろ!! キシュシュ!!」
その様子を見てルライバはクククと笑った。
「程々にしておけよ? 殺してしまっては後で衛兵に説明するのが
面倒になるからな」
「「はっ」」
その後も二人のジェントへの暴行は続いた・・・。
◇◇◇◇
「――ねぇ、アイツ等さっきから何してるの?」
テシタスとギチャックは笑いながら近くにあった樽を殴ったり蹴ったりしている。その様子をルライバはクククと笑いながら見ている。何だこの光景は・・・? 僕が困惑してると、ルビィがそっと僕の耳元で囁いた。
「アイツらは今、幻覚を見てるんだよ。幻のアンタをボコボコにして
楽しんでいる最中なの」
そうだ、思い出した。ギャビル族の瞳は魔眼で相手に幻覚を見せることが出来る。・・・って育成棟の授業で習ったんだった・・・。
「・・・ん? もしかして、今朝の落街の事件もルビィが?」
「あら、鋭いわね。あれは深夜に賊が家に入ってきてジェントを攫おうと
したから相手してあげただけよ」
「・・・そうだったのか。・・・その、ありがとう。助かったよ」
「・・・あら、てっきり「よくも同族を!!」怒ると思ってた」
「自分に害を及ぼす連中まで擁護する気は無い。・・・それよりもルビィに
怪我がなくてよかったよ」
「・・・・・・へぇ~」(クスクス)
「何笑ってんだよ」
「べっつに~」
「・・・とにかくだ。騒ぎを聞きつけて人が集まって来ている。これ以上騒ぎが
大きくならない内にここを離れよう」
「は~い♪」
僕たちは集まって来る人々の間を縫って目立たない様にその場を脱出して落街に戻った。さぁ、目指すはルビィの言っていた新たな稼ぎ場だ。
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