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16(アラン視点)
マリーを少しでも幸せにするため…そのために僕は手段を厭わなかった。極端な話、どんな手段でも許容してくれるのであれば、王子だって皇帝だって闇に葬ることが出来るんだ。
両親は薬師であり、僕は薬師でなかったものの、薬の調合について教わることがあった。特に毒薬…場合によっては人を殺傷するための手段であるが、それについてはよく教えてもらった。
直接王子に飲んでもらって…すぐに死ぬわけではないけれど、ジワジワといたぶる感じで…僕は妄想を膨らませた。こんなことをしてはダメ?ダメかもしれない、倫理的には。でもね、この世界に倫理は通用しない。通用したら、そもそも王子がマリーを不幸にすること自体が誤りなのだ。そんな王子はこの世界から退場しないといけないのだ…。
準備は案外簡単だった。後はどこで王子に出会うか…色々考えたが手っ取り早いのは王子の婚約発表の場だと思った。その日までに完成させて…あとは発表の場に忍び込むための方法を考えることにした。
案外簡単に思いついた方法……それは、薬師と偽装することだった。偽装して王宮内に忍び込み可能であれば王子に接触して薬を直接手渡す…即効性ではないから毒見の効果もない。
手段を択ばず…場合によっては極刑となる可能性もあるが…どのみち、マリーの不幸な世界に長居する必要はないと思ったから。
両親は薬師であり、僕は薬師でなかったものの、薬の調合について教わることがあった。特に毒薬…場合によっては人を殺傷するための手段であるが、それについてはよく教えてもらった。
直接王子に飲んでもらって…すぐに死ぬわけではないけれど、ジワジワといたぶる感じで…僕は妄想を膨らませた。こんなことをしてはダメ?ダメかもしれない、倫理的には。でもね、この世界に倫理は通用しない。通用したら、そもそも王子がマリーを不幸にすること自体が誤りなのだ。そんな王子はこの世界から退場しないといけないのだ…。
準備は案外簡単だった。後はどこで王子に出会うか…色々考えたが手っ取り早いのは王子の婚約発表の場だと思った。その日までに完成させて…あとは発表の場に忍び込むための方法を考えることにした。
案外簡単に思いついた方法……それは、薬師と偽装することだった。偽装して王宮内に忍び込み可能であれば王子に接触して薬を直接手渡す…即効性ではないから毒見の効果もない。
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