第一王女アンナは恋人に捨てられて

岡暁舟

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 ブラウン公爵は私と婚約してから、少し傲慢になった感じがした。貴族には優しさが必要…お父様が仕切りに言っていたのだけど、彼には優しさがなかった。自分に歯向かう人間はどんどん遠ざける…ロビンソン殿は最高位公爵からただの公爵に格下げになり、変わりにブラウン公爵が最高位公爵の地位を引き継いだことになったのだが、そうなると国政の大部分を担うようになり(私も詳細は分からないけれども)、切り捨て政策はどんどん進んでいった。

「辺境の貴族たちが一部暴動を起こそうとしている…その者たちはみな潰してしまえばいい」といつも言っていた。中央政権をより強固なものに、田舎の下級貴族たちの地位をどんどん下げて中央に歯向かわないように弱体化させる政策をどんどん進めていくのだった。暴動が起きると、すぐさま鎮圧して…場合によっては処刑することもあったようだ。

「目ざわりなのは…やはり、ロビンソン公爵だな…」

 そう、ブラウン最高位公爵はロビンソン殿のことを今だ根に持っていたようだった…。まあ、貴族の性ってものだろうか。私は…希望的には対立して欲しくなかったんだけど。

「何か悪い噂はないだろうか?」

 ブラウン最高位公爵は執拗にロビンソン殿の領地を偵察していた。少しでも謀反の動きがあれば処刑する勢いだったようだ。だが…ロビンソン殿がそのようなことをするはずもなく…所謂田舎貴族的なスローライフを送っているだけだったようだ。そうなると、攻撃する理由がなくてブラウン最高位公爵はイライラするようになった。



 ロビンソンはやっぱりピンチ?アンナはどうする?

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