2 / 269
南田優斗
しおりを挟む
南田優斗、20歳。
有名百貨店で男性BA、美容部員をしている。
容姿はイケメンとはかけ離れ、女の子から羨まれるほどの可愛さだ。
肌は思春期特有のニキビや吹き出物、毛穴とはご縁がなかったが、白い肌は日焼けしやすく日焼けをすると赤く爛れるので、幼い頃から日焼け止めとスキンケアは手放せなかった。
優斗には美容にうるさい姉が2人いて、優斗の生活には美に関する情報がたくさんあり、それが当たり前だとも思っていた。
そんな可愛い優斗には2つ悩みがあった。
まず1つ目は『20歳になっても、彼女がいない』こと。
優斗も好きな女の子がおり何度か告白したが、そのたびに玉砕……。
挙げ句の果てに『自分より可愛い男の子とは付き合えない』と、断られたのがトラウマとなり、それ以来告白というものができなくなってしまっていた。
2つ目は『よく声をかけられる』だ。
それも男女問わず……。
知らない女のからは『えー! どうしてそんなに可愛くて、お肌がツルツルなの?教えてよー』など、声をかけられ、男子からは女の子と間違われて声をかけられる。
そんなことばかりつづいていたので、優斗も私服の時は声を掛けられるのは仕方がないと諦めているが……。
学校の制服の時まで男子に声をかけられると、本当に泣きたくなる。
なので優斗にとってのこの容姿は、コンプレックスでしかなかった。
有名百貨店で男性BA、美容部員をしている。
容姿はイケメンとはかけ離れ、女の子から羨まれるほどの可愛さだ。
肌は思春期特有のニキビや吹き出物、毛穴とはご縁がなかったが、白い肌は日焼けしやすく日焼けをすると赤く爛れるので、幼い頃から日焼け止めとスキンケアは手放せなかった。
優斗には美容にうるさい姉が2人いて、優斗の生活には美に関する情報がたくさんあり、それが当たり前だとも思っていた。
そんな可愛い優斗には2つ悩みがあった。
まず1つ目は『20歳になっても、彼女がいない』こと。
優斗も好きな女の子がおり何度か告白したが、そのたびに玉砕……。
挙げ句の果てに『自分より可愛い男の子とは付き合えない』と、断られたのがトラウマとなり、それ以来告白というものができなくなってしまっていた。
2つ目は『よく声をかけられる』だ。
それも男女問わず……。
知らない女のからは『えー! どうしてそんなに可愛くて、お肌がツルツルなの?教えてよー』など、声をかけられ、男子からは女の子と間違われて声をかけられる。
そんなことばかりつづいていたので、優斗も私服の時は声を掛けられるのは仕方がないと諦めているが……。
学校の制服の時まで男子に声をかけられると、本当に泣きたくなる。
なので優斗にとってのこの容姿は、コンプレックスでしかなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
388
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる