42 / 269
あー‼︎ ①
しおりを挟む
「あ、南田くん、ちょっといい?」
「はい」
今度は後ろから山下に声をかけられた優斗は後ろを振り返ると、そこには山下と男性がいた。
「朝倉さん、もうすぐ産休と育休に入られるでしょ」
朝倉先輩、もうそんな時期か~
『お腹も急に大きくなった』って言ってられたもんな。
優斗の先輩、朝倉は妊娠8ヶ月も過ぎ、お腹の大きさも一段と大きくなっていた。
立ち仕事の多いBAだが、いつも笑顔を絶やさず一生懸命仕事をしている朝倉は店のムードメーカーでもあった。
「それでね、助っ人に入ってくれるのが、こちらの河野卓(かわのたく)くん」
山下の側にいた河野と紹介された男性が、ペコリと優斗に頭を下げた。
BAらしく爽やかで涼しげな容姿からは清潔感溢れ、きめ細かい肌。
それに爪の先まで手入れされている。
まるで健と並ぶ美形の持ち主だ。
だが優斗は河野と、どこかで会った気がしていた。
河野卓?
どこかで聞いたことのある名前…
「久しぶりです。南田くん」
ん?
久しぶりと呼ばれるということは、やっぱり知り合い。
知り合い…、河野…
知り合い…河野…
河野……
「はい」
今度は後ろから山下に声をかけられた優斗は後ろを振り返ると、そこには山下と男性がいた。
「朝倉さん、もうすぐ産休と育休に入られるでしょ」
朝倉先輩、もうそんな時期か~
『お腹も急に大きくなった』って言ってられたもんな。
優斗の先輩、朝倉は妊娠8ヶ月も過ぎ、お腹の大きさも一段と大きくなっていた。
立ち仕事の多いBAだが、いつも笑顔を絶やさず一生懸命仕事をしている朝倉は店のムードメーカーでもあった。
「それでね、助っ人に入ってくれるのが、こちらの河野卓(かわのたく)くん」
山下の側にいた河野と紹介された男性が、ペコリと優斗に頭を下げた。
BAらしく爽やかで涼しげな容姿からは清潔感溢れ、きめ細かい肌。
それに爪の先まで手入れされている。
まるで健と並ぶ美形の持ち主だ。
だが優斗は河野と、どこかで会った気がしていた。
河野卓?
どこかで聞いたことのある名前…
「久しぶりです。南田くん」
ん?
久しぶりと呼ばれるということは、やっぱり知り合い。
知り合い…、河野…
知り合い…河野…
河野……
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
389
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる