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来てくれたのに
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「なんだか、取り込んでるみたいだね」
後ろから卓の声がした。
「そんな事ないよ。コーヒーお代わりいる?」
優斗が卓と自分のマグカップを取ろうとした時、
「いいよ。おかわりは、また今度こさせてもらった時にもらうよ」
卓は自分の鞄を持つ。
「それじゃあこれ、冷蔵庫に入れておくから食べられそうだったら食べて。賞味期限長いの買ったから。あ、でもプリンはお早めに」
そう言って冷蔵庫を開けた時、一瞬、卓の動きが止まった。
「冷蔵庫の中に入らなさそうだから持って帰るよ」
少し悲しそうに卓がビニール袋を持った。
「あ‼︎待って‼︎」
それを阻止するように優斗が卓の腕を掴んだ。
「俺、今食べたいのばっかりなんだ。もらってもいい?」
「でも冷蔵庫には入らない…けど…」
「冷蔵庫には入らないかもだけど、俺のお腹には全部入るもん」
「そんな無理するなよ」
「無理してない。食べたいから食べるの」
「…」
「ね、それ俺、食べていい?」
沢山の差し入れが入った袋を優斗が掴む。
「じゃあ俺と優斗で半分こな」
卓は嬉しそうに微笑み、袋から優斗に2つほどゼリーとプリンを出して優斗に手渡した。
後ろから卓の声がした。
「そんな事ないよ。コーヒーお代わりいる?」
優斗が卓と自分のマグカップを取ろうとした時、
「いいよ。おかわりは、また今度こさせてもらった時にもらうよ」
卓は自分の鞄を持つ。
「それじゃあこれ、冷蔵庫に入れておくから食べられそうだったら食べて。賞味期限長いの買ったから。あ、でもプリンはお早めに」
そう言って冷蔵庫を開けた時、一瞬、卓の動きが止まった。
「冷蔵庫の中に入らなさそうだから持って帰るよ」
少し悲しそうに卓がビニール袋を持った。
「あ‼︎待って‼︎」
それを阻止するように優斗が卓の腕を掴んだ。
「俺、今食べたいのばっかりなんだ。もらってもいい?」
「でも冷蔵庫には入らない…けど…」
「冷蔵庫には入らないかもだけど、俺のお腹には全部入るもん」
「そんな無理するなよ」
「無理してない。食べたいから食べるの」
「…」
「ね、それ俺、食べていい?」
沢山の差し入れが入った袋を優斗が掴む。
「じゃあ俺と優斗で半分こな」
卓は嬉しそうに微笑み、袋から優斗に2つほどゼリーとプリンを出して優斗に手渡した。
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