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雪の日 ①
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「雪、積もってきたね~。そりゃ寒いわけだよ」
「ビル内と、外の気温差は老体には堪えるよ」
60代の女性2人が清掃作業員の制服を着て、折りたたみ式の荷台にバケツやモップ、雑巾や業務用洗剤などを乗せ歩きながら話している。
「瑞稀くん、大丈夫かい?」
そのうちの1人が、遅れてやってきた青年に声をかけた。
新雪のように白いく柔らかな肌、輝く銀髪にサファイヤのように青く澄んだ瞳。まるで天使のような風貌に、憂いを含み儚げな雰囲気の青年は、彼女たちの元に駆けてきた。
「はい、大丈夫です!」
本人は元気よく答え微笑んだが、その笑顔の中に疲れが見え隠れする。
「そうかい?でも顔色が悪いよ」
心配そうに女性の1人が言うと、
「そうだよ。瑞稀くんは頑張りすぎるところがあるからね~」
「千景くんを1人で育ててるんだろ?ただでさえ大変なのに、頑張り過ぎたら体に悪いよ。こういう時こそ、私達を頼っておくれ」
もう1人の女性も心配そうに瑞稀を見た。
彼女たちは瑞稀の同僚で大手企業本社ビルを清掃している派遣社員だ。
「オメガの僕が1人で子育てできているのも、お二人がいつも助けてださっているからです。本当に感謝しています」
瑞稀は2人に頭を下げると、
「瑞稀くん。あたし達は仕事の同僚で、瑞稀くんや千景くん達と血は繋がってないけれど、瑞稀くんの事、大事な孫、千景くんをひ孫だと思ってるよ」
と、1人の女性が言う。
「私達にとって、大切な家族なんだよ」
もう1人の女性が瑞稀の頭を撫でた。
「今日の雪は止みそうもないから、瑞稀くんはもう上がんな」
「でも、あと1箇所の残ってるので、そこを仕上げてしまわないと…」
瑞稀が2人の顔を見る。
「あと1箇所ぐらい、あたし達でもすぐ終わるさ。だから瑞稀くんは、早く千景くんのお迎えに行っておやり。この雪で電車が止まってしまうかもしれないしね」
2人は瑞稀の背中を押し、ビルの従業員専用出入り口に向かわせる。
「たまには、ばーば達にカッコつけさせておくれ」
微笑む2人に、
「ありがとうございます」
瑞稀はまた深々と頭を下げ、従業員専用出入り口に向かった。
「ビル内と、外の気温差は老体には堪えるよ」
60代の女性2人が清掃作業員の制服を着て、折りたたみ式の荷台にバケツやモップ、雑巾や業務用洗剤などを乗せ歩きながら話している。
「瑞稀くん、大丈夫かい?」
そのうちの1人が、遅れてやってきた青年に声をかけた。
新雪のように白いく柔らかな肌、輝く銀髪にサファイヤのように青く澄んだ瞳。まるで天使のような風貌に、憂いを含み儚げな雰囲気の青年は、彼女たちの元に駆けてきた。
「はい、大丈夫です!」
本人は元気よく答え微笑んだが、その笑顔の中に疲れが見え隠れする。
「そうかい?でも顔色が悪いよ」
心配そうに女性の1人が言うと、
「そうだよ。瑞稀くんは頑張りすぎるところがあるからね~」
「千景くんを1人で育ててるんだろ?ただでさえ大変なのに、頑張り過ぎたら体に悪いよ。こういう時こそ、私達を頼っておくれ」
もう1人の女性も心配そうに瑞稀を見た。
彼女たちは瑞稀の同僚で大手企業本社ビルを清掃している派遣社員だ。
「オメガの僕が1人で子育てできているのも、お二人がいつも助けてださっているからです。本当に感謝しています」
瑞稀は2人に頭を下げると、
「瑞稀くん。あたし達は仕事の同僚で、瑞稀くんや千景くん達と血は繋がってないけれど、瑞稀くんの事、大事な孫、千景くんをひ孫だと思ってるよ」
と、1人の女性が言う。
「私達にとって、大切な家族なんだよ」
もう1人の女性が瑞稀の頭を撫でた。
「今日の雪は止みそうもないから、瑞稀くんはもう上がんな」
「でも、あと1箇所の残ってるので、そこを仕上げてしまわないと…」
瑞稀が2人の顔を見る。
「あと1箇所ぐらい、あたし達でもすぐ終わるさ。だから瑞稀くんは、早く千景くんのお迎えに行っておやり。この雪で電車が止まってしまうかもしれないしね」
2人は瑞稀の背中を押し、ビルの従業員専用出入り口に向かわせる。
「たまには、ばーば達にカッコつけさせておくれ」
微笑む2人に、
「ありがとうございます」
瑞稀はまた深々と頭を下げ、従業員専用出入り口に向かった。
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