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翌日 ①
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瑞稀が目を覚ましたのは、寝室に入ってくる日の光は赤く染まっていた。
頭の中にモヤがかかったまま、サイドテーブルに置かれている日付入り置き時計を見ると、日付は晴人と喫茶店で話をした翌日、時間は18時を少し回った頃だった。
ここはどこだろう……?
僕は一体……。
瑞稀があたりを見回し、頭の中の記憶を手繰り寄せる。
確か晴人さんと話をして、それで……ヒートになってしまって……、それから…それから……。
喫茶店でヒートになってから、どこで何をしていたのか記憶がない。
今、一体何時?
もう一度、瑞稀はサイドテーブルにある置き時計で日にちと時間を確認する。
丸一日経ってる!
と言うことは……!
「千景!?」
勢いよく頭を振るように周りを見回すが、千景の姿はない。
「千景!?」
ベッドから飛び降りると、頭を強く殴られ脳が揺れたようになり、床に倒れ込む。
「千景!!」
必死に立ちあがろうとするが、全く足に力が入らず、立ちあがろうとするたび何度も何度も床に倒れこむ。
「千景!」
千景をの名前を大声で呼ぶ。
「千景!」
千景! どこにいるの!?
「千景! 千景!!」
いつも聞こえる千景の元気な返事がない。
「千景! どこにいるの!? 返事して!!」
悲痛な叫び声が部屋中に響く。
「千景……どこ……」
瑞稀は体どこにも力が入らない自分が忌々しい。
行き場のない気持ちをきつく握りしめた拳にこめ、床を何度も叩きつける。
「瑞稀!!」
別の部屋にいた晴人が瑞稀の叫び声を聞きつけ、寝室に飛び込んできた。
「千景は……千景はどこですか!?」
瑞稀は体を引きずるように、晴人の方に近寄る。
「千景くんなら大丈夫。今保育園に行ってるよ」
晴人は床を這うようにやってくる瑞稀に駆け寄り、抱き上げるとベッドのヘリに座らせる。
「行かないと! 千景のところに行かないと!」
瑞稀は瞬きもせず目は部屋のドアだけ見る。
「大丈夫! 大丈夫だよ」
必死に晴人は伝えようとしているが、
「行かないと! 行かないと!」
足に力が入らないのに、瑞稀は「行かないと、行かないと……」と言い続けながら、立ちあがろうとし、それを晴人が止める。
「大丈夫。千景くんなら大丈夫」
晴人は瑞稀と目を合わせようと目線を合わせるが、視点が全く合わない。
「瑞稀!!」
晴人が叫んだ。
「千景くんは大丈夫。昨日は雫くんの家で過ごしていて、朝から元気に保育園に行っている。大丈夫だ。大丈夫」
震える瑞稀を晴人が抱きしめた。
「どうしよう……どうしよう………」
それでも瑞稀はパニックになっている。
「大丈夫、大丈夫………。千景くんは大丈夫……」
晴人は瑞稀が落ち着くまで、背中をさすりながら言い続けた。
瑞稀は晴人のおかげで徐々に落ち着いていき、ゆっくりと晴人を見上げる。
「千景は……大丈夫、なんですよね……」
「ああ大丈夫だ。昨日の晩は雫くんとお泊まり会ができて、喜んでたとも聞いている。雫くんのご両親は瑞稀の体調が戻るまで、千景くんを責任もって預かるとも言ってくれている。どうする?瑞稀。迎えに行くか?あと1日体を休めるか?」
「迎えに行きたいです。千景に会いたいです……」
千景に1日会わなかっただけで、自分の大切な部分が抜け落ちてしまったかのような感覚に襲われる。
頭の中にモヤがかかったまま、サイドテーブルに置かれている日付入り置き時計を見ると、日付は晴人と喫茶店で話をした翌日、時間は18時を少し回った頃だった。
ここはどこだろう……?
僕は一体……。
瑞稀があたりを見回し、頭の中の記憶を手繰り寄せる。
確か晴人さんと話をして、それで……ヒートになってしまって……、それから…それから……。
喫茶店でヒートになってから、どこで何をしていたのか記憶がない。
今、一体何時?
もう一度、瑞稀はサイドテーブルにある置き時計で日にちと時間を確認する。
丸一日経ってる!
と言うことは……!
「千景!?」
勢いよく頭を振るように周りを見回すが、千景の姿はない。
「千景!?」
ベッドから飛び降りると、頭を強く殴られ脳が揺れたようになり、床に倒れ込む。
「千景!!」
必死に立ちあがろうとするが、全く足に力が入らず、立ちあがろうとするたび何度も何度も床に倒れこむ。
「千景!」
千景をの名前を大声で呼ぶ。
「千景!」
千景! どこにいるの!?
「千景! 千景!!」
いつも聞こえる千景の元気な返事がない。
「千景! どこにいるの!? 返事して!!」
悲痛な叫び声が部屋中に響く。
「千景……どこ……」
瑞稀は体どこにも力が入らない自分が忌々しい。
行き場のない気持ちをきつく握りしめた拳にこめ、床を何度も叩きつける。
「瑞稀!!」
別の部屋にいた晴人が瑞稀の叫び声を聞きつけ、寝室に飛び込んできた。
「千景は……千景はどこですか!?」
瑞稀は体を引きずるように、晴人の方に近寄る。
「千景くんなら大丈夫。今保育園に行ってるよ」
晴人は床を這うようにやってくる瑞稀に駆け寄り、抱き上げるとベッドのヘリに座らせる。
「行かないと! 千景のところに行かないと!」
瑞稀は瞬きもせず目は部屋のドアだけ見る。
「大丈夫! 大丈夫だよ」
必死に晴人は伝えようとしているが、
「行かないと! 行かないと!」
足に力が入らないのに、瑞稀は「行かないと、行かないと……」と言い続けながら、立ちあがろうとし、それを晴人が止める。
「大丈夫。千景くんなら大丈夫」
晴人は瑞稀と目を合わせようと目線を合わせるが、視点が全く合わない。
「瑞稀!!」
晴人が叫んだ。
「千景くんは大丈夫。昨日は雫くんの家で過ごしていて、朝から元気に保育園に行っている。大丈夫だ。大丈夫」
震える瑞稀を晴人が抱きしめた。
「どうしよう……どうしよう………」
それでも瑞稀はパニックになっている。
「大丈夫、大丈夫………。千景くんは大丈夫……」
晴人は瑞稀が落ち着くまで、背中をさすりながら言い続けた。
瑞稀は晴人のおかげで徐々に落ち着いていき、ゆっくりと晴人を見上げる。
「千景は……大丈夫、なんですよね……」
「ああ大丈夫だ。昨日の晩は雫くんとお泊まり会ができて、喜んでたとも聞いている。雫くんのご両親は瑞稀の体調が戻るまで、千景くんを責任もって預かるとも言ってくれている。どうする?瑞稀。迎えに行くか?あと1日体を休めるか?」
「迎えに行きたいです。千景に会いたいです……」
千景に1日会わなかっただけで、自分の大切な部分が抜け落ちてしまったかのような感覚に襲われる。
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