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病院 ①
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「成瀬さん、こっちです」
病院に着くと、瑞稀達はすぐに医師のもとへ案内された。
医師の話では、つい先ほどようやく出血量は減ってきたが、まだ完全には止まっておらず、もしものために輸血の手配をしているが、千景に輸血用血液は限られていて、その血液がる病院は遠方のため、時間がかかるとのことだった。
出血量はどうなんだろう?
打ちどころは?
今すぐにでも千景のもとへかけて行きたいが、今は処置中。
瑞稀が行っても何もできない。
不安で不安で仕方ない。
苦しんでいるであろう千景と変わってあげたい。
『おばあちゃん、千景を守って!』
心の中で祈り続ける。
そんな時、
『瑞稀。今、自分は何をすべきなのか、冷静に判断しないといけない時だよ』
祖母の声がしたような気がした。
そうだ!
不安がっているばかりじゃなくて、僕は僕ができることをするべきだ!
瑞稀は不安な気持ちを、心の隅に追いやった。
千景は生まれた時から、出血するとなかなか血が止まらない病気だ。その上、特殊な血液で輸血できる血液が限られている。
これらの病気は遺伝性で、父方からだけしか遺伝されない。
それが父親からなのか、隔世遺伝で祖父からのものかわからない。
ただ輸血が必要な場合、血液検査の結果では晴人の血液は千景に輸血できるかもしれない。
傷口は医師が治療できるが、出血が止まらなくて血液が足りなくなった時、千景を助けられるのは晴人だけかもしれないのだった。
やっぱり千景の出血はまだ止まってなくて、輸血用の血液が届くのも時間がかかる……。
瑞稀はふぅ~と小さく深呼吸をし気持ちを落ち着けてから、晴人の方に体ごと向け、真剣な眼差しで晴人を見た。
「晴人さん。どうかお願いです。血液検査を受けていただけないでしょうか?」
「血液検査?」
言われてる意味がわからず、晴人が聞き返す。
「千景は生まれた時から、出血するとなかなか血が止まらない病気で、しかも特殊な血液なんです。輸血するにも千景に合う血液はなかなかあなくて……。でも、もしかしたら晴人さんなら、千景に輸血できる血液かもしれないんです。だからどうかお願いです。検査だけでもいいんです。どうか血液検査をしていただけませんでしょうか?」
瑞稀は晴人に頭を下げた。
今まで晴人にしてきた仕打ちを考えれば、到底、血液検査なんて受けてもらえな位かもしれない。
だが千景の父親のはるとであれば、確率は低いかもしれないが、もしかしたら血液が合致するかもしれない。
「役に立つかわからないけど、俺も血液検査受けるよ」
昴が名乗り出てくれたが、瑞稀は頭を横に振る。
「僕や副社長が検査をしても、合致しないのは明白なんです。千景と合致する確率があるのは、晴人さんしかいないんです……」
できることなら、瑞稀も血液検査を受けて、千景に輸血したい。
でもそれは絶対できないはなし。
もし輸血してしまったら、千景の体内に瑞稀の血液が入った途端、拒否反応がでてしまう。
「晴人さん、どうかお願いです。血液検査を受けてください」
藁にも縋る思いで、瑞稀は晴人に頼む。
「千景くんは、血が止まりずらい病気……。特殊な血液……。あ!」
何か考え込んでいた晴人は、今まで何か引っかかっていたことが、頭の中で全て繋がったというような表情で、瑞稀の方を見た。
病院に着くと、瑞稀達はすぐに医師のもとへ案内された。
医師の話では、つい先ほどようやく出血量は減ってきたが、まだ完全には止まっておらず、もしものために輸血の手配をしているが、千景に輸血用血液は限られていて、その血液がる病院は遠方のため、時間がかかるとのことだった。
出血量はどうなんだろう?
打ちどころは?
今すぐにでも千景のもとへかけて行きたいが、今は処置中。
瑞稀が行っても何もできない。
不安で不安で仕方ない。
苦しんでいるであろう千景と変わってあげたい。
『おばあちゃん、千景を守って!』
心の中で祈り続ける。
そんな時、
『瑞稀。今、自分は何をすべきなのか、冷静に判断しないといけない時だよ』
祖母の声がしたような気がした。
そうだ!
不安がっているばかりじゃなくて、僕は僕ができることをするべきだ!
瑞稀は不安な気持ちを、心の隅に追いやった。
千景は生まれた時から、出血するとなかなか血が止まらない病気だ。その上、特殊な血液で輸血できる血液が限られている。
これらの病気は遺伝性で、父方からだけしか遺伝されない。
それが父親からなのか、隔世遺伝で祖父からのものかわからない。
ただ輸血が必要な場合、血液検査の結果では晴人の血液は千景に輸血できるかもしれない。
傷口は医師が治療できるが、出血が止まらなくて血液が足りなくなった時、千景を助けられるのは晴人だけかもしれないのだった。
やっぱり千景の出血はまだ止まってなくて、輸血用の血液が届くのも時間がかかる……。
瑞稀はふぅ~と小さく深呼吸をし気持ちを落ち着けてから、晴人の方に体ごと向け、真剣な眼差しで晴人を見た。
「晴人さん。どうかお願いです。血液検査を受けていただけないでしょうか?」
「血液検査?」
言われてる意味がわからず、晴人が聞き返す。
「千景は生まれた時から、出血するとなかなか血が止まらない病気で、しかも特殊な血液なんです。輸血するにも千景に合う血液はなかなかあなくて……。でも、もしかしたら晴人さんなら、千景に輸血できる血液かもしれないんです。だからどうかお願いです。検査だけでもいいんです。どうか血液検査をしていただけませんでしょうか?」
瑞稀は晴人に頭を下げた。
今まで晴人にしてきた仕打ちを考えれば、到底、血液検査なんて受けてもらえな位かもしれない。
だが千景の父親のはるとであれば、確率は低いかもしれないが、もしかしたら血液が合致するかもしれない。
「役に立つかわからないけど、俺も血液検査受けるよ」
昴が名乗り出てくれたが、瑞稀は頭を横に振る。
「僕や副社長が検査をしても、合致しないのは明白なんです。千景と合致する確率があるのは、晴人さんしかいないんです……」
できることなら、瑞稀も血液検査を受けて、千景に輸血したい。
でもそれは絶対できないはなし。
もし輸血してしまったら、千景の体内に瑞稀の血液が入った途端、拒否反応がでてしまう。
「晴人さん、どうかお願いです。血液検査を受けてください」
藁にも縋る思いで、瑞稀は晴人に頼む。
「千景くんは、血が止まりずらい病気……。特殊な血液……。あ!」
何か考え込んでいた晴人は、今まで何か引っかかっていたことが、頭の中で全て繋がったというような表情で、瑞稀の方を見た。
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