【完結】それでも僕は貴方だけを愛してる 〜大手企業副社長秘書α×不憫訳あり美人子持ちΩの純愛ー

葉月

文字の大きさ
149 / 202

ひとつになる ③

しおりを挟む
「晴人さんの好きなように、抱いてください……」

「いい子」

 晴人はフっと微笑み、瑞稀の両足を大きく開かせると、股間に顔を埋め楔を口に含む。

「あああ、はぁぁぁ……」

 舌全体を使い裏筋を舐められると、強烈な刺激が身体を貫く。
 じゅるじゅると音を立てられながら吸い上げられ、尖らせた舌先を先端の割れ目にねじ込まれると、ビクンと身体が跳ね上がった。

 睾丸を揉まれながら舌で扱き上げられ、時折、カリ首だけを舌先でくるくると舐めまわされる。
 その度に内壁が震え、子宮は疼いて今すぐ晴人の硬く反り返った楔で突き上げて欲しい。

「晴人、さん……もう、挿れ……て……ぁぁッ…!」

 顔は火照り、身体の力は抜けきり、晴人が欲しいと涙を流しながら懇願するが、楔を挿入してくれない。
 むしろ後孔から流れ出る甘蜜を指に掬うと、後孔の周りだけ撫で、鈍い快楽だけを与える。
 そして時折、指を少しだけ入れられ、弱いところのぎりぎり手前えを刺激される。
 強く、弱く。
 時に早く、ゆっくりと。
 瑞稀を焦らすだけ焦らす。

 先端から蜜が溢れ晴人に吸い上げられると、涙が流れ出るほど感じ、啜り泣いてしまう。
 楔を舌でいじめられ、後孔だけ撫でられ、瑞稀の中に生まれたマグマのように熱い快楽の塊は、楔の根本に集まり、蜜を解き放ちそうになったその時。
 晴人は瑞稀の楔の根元をキュっと握った。
 行き場を無くした熱い蜜は瑞稀の身体の中に留まり、より熱を帯びる。

「今イってしまったら、止まらなくなるよ。だからイクの我慢できる?」

 優しく髪をなでられながら言われると、瑞稀には頷くしか選択肢はない。
 晴人は瑞稀の楔の根元を握ったまま、後孔から流れ出る愛蜜を押し込むように人差し指と中指を入れた。

「ああ、ぁぁぁ……ぁぁ……ッ」

 指が中に入っにつれ、甘い吐息が漏れ、無意識のうちに晴人の指が弱いところに当たるように腰を振ってしまう。

「瑞稀、腰が揺れてるよ。それにこんなに濡れて」

「あっ、ぁ……んん…」

 後孔を指でぱかっと広げられると、自分でもわかるぐらいに中からの蜜が流れ出て、太ももを伝う。

「晴人、さん…はや…く……」

 はしたないほどに腰を振り晴人を誘うが、晴人は首を横に振り、瑞稀の中に薬指を入れる。
 瑞稀の中に入った三本の指は不規則に動き、内壁を押し上げながら擦り、弱いところを一度ノックされた。

「ああああ、ぁぁぁ……ッッ!」

 頭が痺れるぐらいの快楽に襲われたが、晴人に楔の根元を握られ、蜜を放つことはできない。
 これ以上ないほど熱を持った快楽の塊は、瑞稀の身体の中でますます大きくなる。
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

【完結】王のための花は獣人騎士に初恋を捧ぐ

トオノ ホカゲ
BL
田舎の貧村で暮らすリオンは、幼い頃からオメガであることを理由に虐げられてきた。唯一の肉親である母親を三か月前に病気で亡くし、途方に暮れていたところを、突然現れたノルツブルク王国の獣人の騎士・クレイドに助けられる。クレイドは王・オースティンの命令でリオンを迎えに来たという。そのままクレイドに連れられノルツブルク王国へ向かったリオンは、優しく寄り添ってくれるクレイドに次第に惹かれていくがーーーー?  心に傷を持つ二人が心を重ね、愛を探す優しいオメガバースの物語。 (登場人物) ・リオン(受け) 心優しいオメガ。頑張り屋だが自分に自信が持てない。元女官で薬師だった母のアナに薬草の知識などを授けられたが、三か月前にその母も病死して独りになってしまう。 ・クレイド(攻め)  ノルツブルク王国第一騎士団の隊長で獣人。幼いころにオースティンの遊び相手に選ばれ、ともにアナから教育を受けた。現在はオースティンの右腕となる。 ・オースティン  ノルツブルク王国の国王でアルファ。

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

ネガティブなΩがスパダリαから逃げる

ミカン
BL
オメガバース

すれ違い夫夫は発情期にしか素直になれない

和泉臨音
BL
とある事件をきっかけに大好きなユーグリッドと結婚したレオンだったが、番になった日以来、発情期ですらベッドを共にすることはなかった。ユーグリッドに避けられるのは寂しいが不満はなく、これ以上重荷にならないよう、レオンは受けた恩を返すべく日々の仕事に邁進する。一方、レオンに軽蔑され嫌われていると思っているユーグリッドはなるべくレオンの視界に、記憶に残らないようにレオンを避け続けているのだった。 お互いに嫌われていると誤解して、すれ違う番の話。 =================== 美形侯爵長男α×平凡平民Ω。本編24話完結。それ以降は番外編です。 オメガバース設定ですが独自設定もあるのでこの世界のオメガバースはそうなんだな、と思っていただければ。

獣人王と番の寵妃

沖田弥子
BL
オメガの天は舞手として、獣人王の後宮に参内する。だがそれは妃になるためではなく、幼い頃に翡翠の欠片を授けてくれた獣人を捜すためだった。宴で粗相をした天を、エドと名乗るアルファの獣人が庇ってくれた。彼に不埒な真似をされて戸惑うが、後日川辺でふたりは再会を果たす。以来、王以外の獣人と会うことは罪と知りながらも逢瀬を重ねる。エドに灯籠流しの夜に会おうと告げられ、それを最後にしようと決めるが、逢引きが告発されてしまう。天は懲罰として刑務庭送りになり――

出来損ないΩの猫獣人、スパダリαの愛に溺れる

斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
旧題:オメガの猫獣人 「後1年、か……」 レオンの口から漏れたのは大きなため息だった。手の中には家族から送られてきた一通の手紙。家族とはもう8年近く顔を合わせていない。決して仲が悪いとかではない。むしろレオンは両親や兄弟を大事にしており、部屋にはいくつもの家族写真を置いているほど。けれど村の風習によって強制的に村を出された村人は『とあること』を成し遂げるか期限を過ぎるまでは村の敷地に足を踏み入れてはならないのである。

処理中です...