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愛おしいということは、愛しているということは 〜内藤昴 スピンオフ〜
圭太と買い物 ①
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風呂から上った鈴木はうつらうつらしながら歯磨きをし、晴人が使っていた部屋に入るとすぐに寝てしまったのだろう。
なんの物音もしなかった。
その間に俺は鈴木のワイシャツを洗濯し、アイロンをかける。
明日とりあえずいるワイシャツを買いに行かないとな。
翌日、俺と鈴木が一緒に出勤し俺のネクタイをしていた鈴木を見て、晴人は一瞬驚いたようだったが、いつも通り「おはようございます」と挨拶し何も聞かなかった。
昼休み。本人に承諾を得て鈴木から昨日聞いた話を晴人にすると、このままでは鈴木の身が危ないので探偵を雇って調べることにした。
ことがハッキリするまでしばらくかかりそうだ。
そして次の休みの日に、揃っていない物を買いに行こうということになったのだが……。
ーガシャン!ー
大きな音がして目が覚めた。
音がしたダイニングに急いで行くと置いてあった観葉植物が倒れ土が床に撒き散らされ、キッチンからは焦げた匂い。
まさかここが見つかって入られた!?
いやここのセキュリティーはしっかりしている。
マンションを見つけられたとしても、家の中に入るのは無理だ。
またガシャン!という音と共に
「わっ!」
どこかで鈴木の声がした。
「鈴木!」
ダイニングを飛び出し音のした方にいくと。
……ん?
これはどういうことになっているのだろうか……。
ドラム式洗濯機の前で頭から洗剤水を被った鈴木が情けなさそうな顔で尻もちをついている。
そこに鈴木以外誰もいない。
よかった。ストーカーが入ったわけではなかった。
にしても……。
「鈴木、これは……」
「ご、ごめんなさい」
「?」
「いつも副社長にしてもらってばっかりだから、今日はお返しがしたくて。それで洗濯機回して朝ごはん作ったら、スクランブルエッグ焦がしちゃって、それじゃあ掃除しようと思ってしたら観葉植物倒しちゃって、近くに置いてあったラグ汚しちゃって洗濯物途中だったから、洗濯機に入れようと思って蓋開けたら水浸しになりました……。ホントにすみません」
頭から水を被ったまま鈴木は項垂れる。
「……プハハハハ!」
笑ってはいけないと我慢していたが、ずぶ濡れになった子犬が項垂れているようで、つい吹き出してしまった。
「!」
「ごめんごめん。つい可愛くて……。アハハハハ」
こんなに笑ったのは久々だ。涙が出てくる。
我が家はドラム式洗濯機。ロック外して途中で開けたら、そりゃ中の水溢れるよな~。
失敗して焦る鈴木の顔が目に浮かぶ。
「一生懸命頑張っくれてたんだな。ありがとう。でも家事は得意な奴がすればいい。俺は家事するの嫌じゃないから、気にせず頼ればいい」
「それでも副社長の負担になりませんか?」
「どれだけ一人暮らししてると思ってるんだ?これぐらい大丈夫だ。とりあえずシャワー浴びてこい。ずぶ濡れの柴犬みたいになってるぞ」
バスタオルを鈴木の顔に押し当てる。
「柴犬?」
鈴木は柴犬の子犬を想像したようで、
「俺そんなに可愛くありません!」
なぜだか少し怒っている。
「そうか?そういう反応も可愛いと思うぞ」
「!」
顔を真っ赤にした鈴木は
「今から入るので!」
俺の背中をぐいぐい押し出した。
なんの物音もしなかった。
その間に俺は鈴木のワイシャツを洗濯し、アイロンをかける。
明日とりあえずいるワイシャツを買いに行かないとな。
翌日、俺と鈴木が一緒に出勤し俺のネクタイをしていた鈴木を見て、晴人は一瞬驚いたようだったが、いつも通り「おはようございます」と挨拶し何も聞かなかった。
昼休み。本人に承諾を得て鈴木から昨日聞いた話を晴人にすると、このままでは鈴木の身が危ないので探偵を雇って調べることにした。
ことがハッキリするまでしばらくかかりそうだ。
そして次の休みの日に、揃っていない物を買いに行こうということになったのだが……。
ーガシャン!ー
大きな音がして目が覚めた。
音がしたダイニングに急いで行くと置いてあった観葉植物が倒れ土が床に撒き散らされ、キッチンからは焦げた匂い。
まさかここが見つかって入られた!?
いやここのセキュリティーはしっかりしている。
マンションを見つけられたとしても、家の中に入るのは無理だ。
またガシャン!という音と共に
「わっ!」
どこかで鈴木の声がした。
「鈴木!」
ダイニングを飛び出し音のした方にいくと。
……ん?
これはどういうことになっているのだろうか……。
ドラム式洗濯機の前で頭から洗剤水を被った鈴木が情けなさそうな顔で尻もちをついている。
そこに鈴木以外誰もいない。
よかった。ストーカーが入ったわけではなかった。
にしても……。
「鈴木、これは……」
「ご、ごめんなさい」
「?」
「いつも副社長にしてもらってばっかりだから、今日はお返しがしたくて。それで洗濯機回して朝ごはん作ったら、スクランブルエッグ焦がしちゃって、それじゃあ掃除しようと思ってしたら観葉植物倒しちゃって、近くに置いてあったラグ汚しちゃって洗濯物途中だったから、洗濯機に入れようと思って蓋開けたら水浸しになりました……。ホントにすみません」
頭から水を被ったまま鈴木は項垂れる。
「……プハハハハ!」
笑ってはいけないと我慢していたが、ずぶ濡れになった子犬が項垂れているようで、つい吹き出してしまった。
「!」
「ごめんごめん。つい可愛くて……。アハハハハ」
こんなに笑ったのは久々だ。涙が出てくる。
我が家はドラム式洗濯機。ロック外して途中で開けたら、そりゃ中の水溢れるよな~。
失敗して焦る鈴木の顔が目に浮かぶ。
「一生懸命頑張っくれてたんだな。ありがとう。でも家事は得意な奴がすればいい。俺は家事するの嫌じゃないから、気にせず頼ればいい」
「それでも副社長の負担になりませんか?」
「どれだけ一人暮らししてると思ってるんだ?これぐらい大丈夫だ。とりあえずシャワー浴びてこい。ずぶ濡れの柴犬みたいになってるぞ」
バスタオルを鈴木の顔に押し当てる。
「柴犬?」
鈴木は柴犬の子犬を想像したようで、
「俺そんなに可愛くありません!」
なぜだか少し怒っている。
「そうか?そういう反応も可愛いと思うぞ」
「!」
顔を真っ赤にした鈴木は
「今から入るので!」
俺の背中をぐいぐい押し出した。
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