64 / 171
院長 伊吹sideー
しおりを挟む
「もしかして伊吹くん、採血苦手?」
「…はい。俺、血管出にくいって言われて…、ブスブス針で刺されたり、刺した後グリグリ探されたりで…、痛い思い出しかなくて……」
小さい時は、それでよく泣いたっけな……
痛かった思い出が蘇り、ため息がでる。
「じゃあ採血の達人呼ぶね。彼、出にくい血管でもすぐに見つけて、採血終わらせてくれるから」
そういうと、瑆はすぐ隣の部屋に向かい、長身の男性を連れてきた。
わぁ~、イケメン‼︎
そこには黒髪のイケメンが立っていた。
黒い瞳は切れ長だが、どこか優しそう。
寝起きなのか、アンニュイな雰囲気で色気が凄い。
……ん?
寝起き?
俺、寝起きの人に採血されるの⁉︎
伊吹が怯えるとイケメンは少し笑い、
「大丈夫。一応これでも、俺、ここの院長だから。ちゃんと採血できるよ」
首からかけている、名前の入ったカードを伊吹に見せた。
本当だ。
『菊池勇気 院長』って書いてある。
でも、この人……
20代後半ぐらい…だよね…。
本当に大丈夫かな?
「…はい。俺、血管出にくいって言われて…、ブスブス針で刺されたり、刺した後グリグリ探されたりで…、痛い思い出しかなくて……」
小さい時は、それでよく泣いたっけな……
痛かった思い出が蘇り、ため息がでる。
「じゃあ採血の達人呼ぶね。彼、出にくい血管でもすぐに見つけて、採血終わらせてくれるから」
そういうと、瑆はすぐ隣の部屋に向かい、長身の男性を連れてきた。
わぁ~、イケメン‼︎
そこには黒髪のイケメンが立っていた。
黒い瞳は切れ長だが、どこか優しそう。
寝起きなのか、アンニュイな雰囲気で色気が凄い。
……ん?
寝起き?
俺、寝起きの人に採血されるの⁉︎
伊吹が怯えるとイケメンは少し笑い、
「大丈夫。一応これでも、俺、ここの院長だから。ちゃんと採血できるよ」
首からかけている、名前の入ったカードを伊吹に見せた。
本当だ。
『菊池勇気 院長』って書いてある。
でも、この人……
20代後半ぐらい…だよね…。
本当に大丈夫かな?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
560
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる