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「僕はずっとずっと君のことが好きだったのに!何で僕のことを『可愛い可愛い弟分』としか呼んでくれないの!?僕、もう16歳なんだよ?立派なお兄さんなんだよ?僕は君の婚約者なんだよ!?なのに、何でっ、何でボクのこと、婚約ちゃって、いっちぇくりぇにゃいの………!!びゃああああぁぁぁぁぁぁ!!」
「えっと………、」
淡くないて目が赤くなっていたところでギャン泣きをし始めたディートリヒに、ヴァイオレットは固まった。というか、今彼が言ったことがいまだに消費できない。
(好き?わたくしのことが?婚約者って言ってくれないってどういうこと?そもそも、わたくしと彼は婚約者である前に姉弟みたいに育てられた親友で、うん?よく分からなくなってきてしまったわ)
あまりにも幼い子供みたいに泣きじゃくる姿に、あわあわと慌てるヴァイオレットとは違い、彼の腕に抱きついていたボブの栗毛にピンクダイヤモンドの瞳が可愛らしいマリーナはしゃきっとしていた。
———バシっ!!
「ぎゃっん!」
マリーナの平手打ちがディートリヒの背中に炸裂し、良い音と情けない悲鳴が響いた。
「いい加減にしな!あたしの前で泣くんじゃないよ。めめっちい。惚れた女に妬いて欲しくてあたしと恋人のふりをするとかほんっと情けない。あたしはもう降りるよ。こんなのと恋人役なんて付き合ってらんないわ」
「え………、」
「姫さんもさっさとこんな男捨てて、いいのをさっさと捕まえるべきね。家柄とかお国のためにとか馬鹿馬鹿しい。古き良きなんてもんはさっさと捨てな。女の幸せは男に決められるもんじゃない。っつっても、“中世ヨーロッパ系の人間”に言っても無駄か………」
「は………、」
キャパオーバーを起こしていた頭に更なる重量が押し込められて、ヴァイオレットは目をぱちぱちさせた。
*************************
読んでいただきありがとうございます🐈🐈🐈
「えっと………、」
淡くないて目が赤くなっていたところでギャン泣きをし始めたディートリヒに、ヴァイオレットは固まった。というか、今彼が言ったことがいまだに消費できない。
(好き?わたくしのことが?婚約者って言ってくれないってどういうこと?そもそも、わたくしと彼は婚約者である前に姉弟みたいに育てられた親友で、うん?よく分からなくなってきてしまったわ)
あまりにも幼い子供みたいに泣きじゃくる姿に、あわあわと慌てるヴァイオレットとは違い、彼の腕に抱きついていたボブの栗毛にピンクダイヤモンドの瞳が可愛らしいマリーナはしゃきっとしていた。
———バシっ!!
「ぎゃっん!」
マリーナの平手打ちがディートリヒの背中に炸裂し、良い音と情けない悲鳴が響いた。
「いい加減にしな!あたしの前で泣くんじゃないよ。めめっちい。惚れた女に妬いて欲しくてあたしと恋人のふりをするとかほんっと情けない。あたしはもう降りるよ。こんなのと恋人役なんて付き合ってらんないわ」
「え………、」
「姫さんもさっさとこんな男捨てて、いいのをさっさと捕まえるべきね。家柄とかお国のためにとか馬鹿馬鹿しい。古き良きなんてもんはさっさと捨てな。女の幸せは男に決められるもんじゃない。っつっても、“中世ヨーロッパ系の人間”に言っても無駄か………」
「は………、」
キャパオーバーを起こしていた頭に更なる重量が押し込められて、ヴァイオレットは目をぱちぱちさせた。
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読んでいただきありがとうございます🐈🐈🐈
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