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BAR
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神宮寺さんに案内され、ホントに近くにあるこじんまりとしたお店に入る。
カウンター席だけがある小さなBARだった。
BARなんて、あまり来たことが無い俺はついつい辺りを見回してしまう。
カウンター内で、作業しているマスター?的な人が、
「いらっしゃいませ。お久しぶりですね。明さん。」
優しげな笑顔と共に迎えてくれる。
「お久しぶりです。クロさん。」
「最近いらっしゃらないから、寂しく思ってましたよ?ところで、そちらの方は?」
2人のやり取りをぼぅーと見ていた俺に視線が集まる。
「クロさん、紹介します。商談相手の椎名透さん。絶賛口説き中です。」
「それはそれは、素敵な人を紹介していただいてありがとうございます。」
「椎名です。BARなんてあまり来ないので、緊張してます。」
「そんな緊張されずに、ゆっくりしてください。楽しまれて下さい。」
クロさんに促され、カウンター席に着く。
「では、最初は何にされますか?」
「じゃ、最初なんで、ジントニックを。椎名さんは?」
「同じもので。」
「かしこまりました。」
クロさんが慣れた手つきでカクテルを作っていく。綺麗だなぁと思い、つい見蕩れていると。
「子どもみたいに純粋な目ですね。」
「えっ!?あっ、あまり見慣れないですし、綺麗ものは惹かれてしまうっていうか。」
「いいと思いますよ。新しいものに触れられるのは。」
神宮寺さんが楽しそうに聞いてくる。
いたたまれなくなった俺は何とか会話をしようとする。
「…神宮寺さんはよくここに来るんですか?」
「最近は来れてなかったんですが、よく来ますね。クロさんの作るカクテルが飲みたくなるのです。」
「そうなんですね。どうやってこんな素敵なとこを見つけたんですか?」
「…偶然ですね。めっちゃ落ち込んだ時があって 、そんな時にこのお店の看板が見えて、惹かれるように入ったんですよ。」
「…そういえば、ちゃんとお店の名前、見てないかも…。」
「 Ensoleillé après la pluieフランス語で、雨のち晴れって意味です。お待たせしました。ジントニックです。」
「…素敵な名前ですね。由来はあるんですか?」
「…止まない雨はありませんし、雨の後は必ず晴れですよね。人生、苦しい、悲しいこともありますが、また楽しいこと、嬉しいことが来ると思っています。一度雨宿りしてから歩き始めましょうって意味を込めて付けました。」
「俺も好きなことわざで、自分の会社にも付けてしまいました。一緒ですね。」
「それは、とても光栄なことです。」
優しいクロさんと会話しながら、出されたジントニックを飲む。
「このお店で、色んなお酒を学びましたよ。このクロさんのおかげで、お酒の飲み方も。」
「明さんも椎名さんのように純粋な目で見つめてましたよ。恥ずかしくて、手元が狂うとこでしたよ。」
「そんな風には見えなかったですよ。」
「お客様商売ですから。そこは上手く誤魔化しました。」
こういうお店をやっているからなのか、軽快に話をするクロさんと神宮寺さん。
いいところだなぁと漠然と思っていると、
「椎名さんは、次何飲みます?」
「えーと、クロさんにお任せしてもいいですか?」
「かしこまりました。」
また綺麗な手さばきでカクテルを作っていく。
「そういえば、なんで誘ってくれたんですか?」
「えっ?2人で飲みたかっただけです。」
「なんで?」
普通に答えたつもりだか、神宮寺さんは苦笑いしていた。
「なかなか手厳しい方ですね。明さん。」
ニコニコしながら、新しく作ってくれたカクテルを出してくれるクロさん。
「椎名さん、こちらジンリッキーになります。貴方にピッタリのカクテルです。」
差し出されたカクテルに口をつけると、
「ホントに、手厳しい方ですよ。」
と神宮寺さんも新たなカクテルを飲んでいた。
今日は何でか他の客が来ず、2人で飲み続けた。
カウンター席だけがある小さなBARだった。
BARなんて、あまり来たことが無い俺はついつい辺りを見回してしまう。
カウンター内で、作業しているマスター?的な人が、
「いらっしゃいませ。お久しぶりですね。明さん。」
優しげな笑顔と共に迎えてくれる。
「お久しぶりです。クロさん。」
「最近いらっしゃらないから、寂しく思ってましたよ?ところで、そちらの方は?」
2人のやり取りをぼぅーと見ていた俺に視線が集まる。
「クロさん、紹介します。商談相手の椎名透さん。絶賛口説き中です。」
「それはそれは、素敵な人を紹介していただいてありがとうございます。」
「椎名です。BARなんてあまり来ないので、緊張してます。」
「そんな緊張されずに、ゆっくりしてください。楽しまれて下さい。」
クロさんに促され、カウンター席に着く。
「では、最初は何にされますか?」
「じゃ、最初なんで、ジントニックを。椎名さんは?」
「同じもので。」
「かしこまりました。」
クロさんが慣れた手つきでカクテルを作っていく。綺麗だなぁと思い、つい見蕩れていると。
「子どもみたいに純粋な目ですね。」
「えっ!?あっ、あまり見慣れないですし、綺麗ものは惹かれてしまうっていうか。」
「いいと思いますよ。新しいものに触れられるのは。」
神宮寺さんが楽しそうに聞いてくる。
いたたまれなくなった俺は何とか会話をしようとする。
「…神宮寺さんはよくここに来るんですか?」
「最近は来れてなかったんですが、よく来ますね。クロさんの作るカクテルが飲みたくなるのです。」
「そうなんですね。どうやってこんな素敵なとこを見つけたんですか?」
「…偶然ですね。めっちゃ落ち込んだ時があって 、そんな時にこのお店の看板が見えて、惹かれるように入ったんですよ。」
「…そういえば、ちゃんとお店の名前、見てないかも…。」
「 Ensoleillé après la pluieフランス語で、雨のち晴れって意味です。お待たせしました。ジントニックです。」
「…素敵な名前ですね。由来はあるんですか?」
「…止まない雨はありませんし、雨の後は必ず晴れですよね。人生、苦しい、悲しいこともありますが、また楽しいこと、嬉しいことが来ると思っています。一度雨宿りしてから歩き始めましょうって意味を込めて付けました。」
「俺も好きなことわざで、自分の会社にも付けてしまいました。一緒ですね。」
「それは、とても光栄なことです。」
優しいクロさんと会話しながら、出されたジントニックを飲む。
「このお店で、色んなお酒を学びましたよ。このクロさんのおかげで、お酒の飲み方も。」
「明さんも椎名さんのように純粋な目で見つめてましたよ。恥ずかしくて、手元が狂うとこでしたよ。」
「そんな風には見えなかったですよ。」
「お客様商売ですから。そこは上手く誤魔化しました。」
こういうお店をやっているからなのか、軽快に話をするクロさんと神宮寺さん。
いいところだなぁと漠然と思っていると、
「椎名さんは、次何飲みます?」
「えーと、クロさんにお任せしてもいいですか?」
「かしこまりました。」
また綺麗な手さばきでカクテルを作っていく。
「そういえば、なんで誘ってくれたんですか?」
「えっ?2人で飲みたかっただけです。」
「なんで?」
普通に答えたつもりだか、神宮寺さんは苦笑いしていた。
「なかなか手厳しい方ですね。明さん。」
ニコニコしながら、新しく作ってくれたカクテルを出してくれるクロさん。
「椎名さん、こちらジンリッキーになります。貴方にピッタリのカクテルです。」
差し出されたカクテルに口をつけると、
「ホントに、手厳しい方ですよ。」
と神宮寺さんも新たなカクテルを飲んでいた。
今日は何でか他の客が来ず、2人で飲み続けた。
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