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第一章【出会い編】
61.占い師に予言されてしまって迷惑です
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――予言なんか聞かせるから……。
マクレーンは外に出た早々、溜息を吐いた。
あの人のせいだ、と先程会った占い師に向かって密かに胸中で悪態を吐く。
「よお、兄ちゃん。有り金、全部置いていけや!」
捻りも何にも無い恐喝である。
外に出たところで、目つきの悪い参加者がいるなと思ったら只のゴロツキだった。
いや、ここに参加している奴らは、みんな無頼漢ばかりだ、忘れてた。
うっかりしていた己の暢気さに舌打ちする。
マクレーンは、どうやってこの状況を切り抜けようか思案していると、ゴロツキ達を呼び止める声が聞こえてきた。
「お前達、何をやっている?」
顔を上げると見覚えのある顔があった。
「あ、こりゃウルガさん。」
意外にも声をあげたのは、ゴロツキの一人だった。
そこにいたのは、ニコルが攫われたときに協力してくれた、ウルガ・ゴードンだった。
ウルガは相変わらずの無愛想な表情で、マクレーンとゴロツキ達を見比べていた。
驚いたことに、ゴロツキ達はウルガを見ると急に態度を変えてきた。
「へ、へへ、ちょっと困ってたんで、なぁ。」
気まずそうに言うゴロツキ達に、ウルガの視線が鋭くなった。
「こいつは俺の知り合いだ、変な真似はするなよ。」
「そ、そうだったんですか!失礼しました!!」
そう言ってゴロツキ達は、脱兎の如く走り去って行った。
逃げていくゴロツキたちを、呆れた顔で見ていたマクレーンに、ウルガが声をかけてきた。
「どうしてこんな所にいるんだ?」
「ちょっと用事で……ウルガさんこそ、どうしてここに?」
肩を竦めて聞き返すと、ウルガは眉間に皺を寄せて睨むよう見下ろしてきた。
「俺もここに用事があってな……だが、お前のような奴が来るような所じゃない、悪い事は言わん早くこの街から出て行け。」
逞しい腕を組みなから、威圧感たっぷりに忠告される。
「すぐに出て行きたいのは山々なんですけど……。」
しかしその忠告に、マクレーンは苦笑しながら答えた。
「何があったんだ?」
そんなマクレーンに、ウルガは片眉を上げて聞き返してきたのだった。
「馬鹿なのか、あいつは?」
数分前に自分が吐いたのと、同じ言葉が隣から聞こえてきた。
マクレーンはあの後、事情を話しウルガを伴って闘技場へと引き返してきた。
そして目の前の光景を見たウルガは、開口一番先ほどの言葉を呟いたのだった。
「今更だが、ここで目立つのは得策ではないぞ。」
「わかってますよ……。」
ウルガの二度目の忠告に、マクレーンは大きな溜息を吐きながら答える。
そんなマクレーンに、ウルガが気の毒そうな視線を向けてきた。
「ま、まあ、優勝さえしなければ、そこまででは」
カンカンカンカーーーーーーン
「優勝者、アラン・バッシュフォーーーード!!」
ウルガが苦し紛れに慰めようと言いかけたところで、試合終了のゴングが鳴り響いた。
「「・・・・・・・・」」
続いて、マイクで割れんばかりの勢いで叫ばれた名前に、ウルガとマクレーンは無言になる。
「あの人、強かったんですね……弱いって言っていたのに。」
「ああ、そうみたいだな。」
リングの上で優勝賞金と優勝ベルトを片手に、はしゃぎ回る自称旅の連れを見ながら二人は半眼で呟くのだった。
マクレーンは外に出た早々、溜息を吐いた。
あの人のせいだ、と先程会った占い師に向かって密かに胸中で悪態を吐く。
「よお、兄ちゃん。有り金、全部置いていけや!」
捻りも何にも無い恐喝である。
外に出たところで、目つきの悪い参加者がいるなと思ったら只のゴロツキだった。
いや、ここに参加している奴らは、みんな無頼漢ばかりだ、忘れてた。
うっかりしていた己の暢気さに舌打ちする。
マクレーンは、どうやってこの状況を切り抜けようか思案していると、ゴロツキ達を呼び止める声が聞こえてきた。
「お前達、何をやっている?」
顔を上げると見覚えのある顔があった。
「あ、こりゃウルガさん。」
意外にも声をあげたのは、ゴロツキの一人だった。
そこにいたのは、ニコルが攫われたときに協力してくれた、ウルガ・ゴードンだった。
ウルガは相変わらずの無愛想な表情で、マクレーンとゴロツキ達を見比べていた。
驚いたことに、ゴロツキ達はウルガを見ると急に態度を変えてきた。
「へ、へへ、ちょっと困ってたんで、なぁ。」
気まずそうに言うゴロツキ達に、ウルガの視線が鋭くなった。
「こいつは俺の知り合いだ、変な真似はするなよ。」
「そ、そうだったんですか!失礼しました!!」
そう言ってゴロツキ達は、脱兎の如く走り去って行った。
逃げていくゴロツキたちを、呆れた顔で見ていたマクレーンに、ウルガが声をかけてきた。
「どうしてこんな所にいるんだ?」
「ちょっと用事で……ウルガさんこそ、どうしてここに?」
肩を竦めて聞き返すと、ウルガは眉間に皺を寄せて睨むよう見下ろしてきた。
「俺もここに用事があってな……だが、お前のような奴が来るような所じゃない、悪い事は言わん早くこの街から出て行け。」
逞しい腕を組みなから、威圧感たっぷりに忠告される。
「すぐに出て行きたいのは山々なんですけど……。」
しかしその忠告に、マクレーンは苦笑しながら答えた。
「何があったんだ?」
そんなマクレーンに、ウルガは片眉を上げて聞き返してきたのだった。
「馬鹿なのか、あいつは?」
数分前に自分が吐いたのと、同じ言葉が隣から聞こえてきた。
マクレーンはあの後、事情を話しウルガを伴って闘技場へと引き返してきた。
そして目の前の光景を見たウルガは、開口一番先ほどの言葉を呟いたのだった。
「今更だが、ここで目立つのは得策ではないぞ。」
「わかってますよ……。」
ウルガの二度目の忠告に、マクレーンは大きな溜息を吐きながら答える。
そんなマクレーンに、ウルガが気の毒そうな視線を向けてきた。
「ま、まあ、優勝さえしなければ、そこまででは」
カンカンカンカーーーーーーン
「優勝者、アラン・バッシュフォーーーード!!」
ウルガが苦し紛れに慰めようと言いかけたところで、試合終了のゴングが鳴り響いた。
「「・・・・・・・・」」
続いて、マイクで割れんばかりの勢いで叫ばれた名前に、ウルガとマクレーンは無言になる。
「あの人、強かったんですね……弱いって言っていたのに。」
「ああ、そうみたいだな。」
リングの上で優勝賞金と優勝ベルトを片手に、はしゃぎ回る自称旅の連れを見ながら二人は半眼で呟くのだった。
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