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6月
第十三話「青春の汗と風を感じて」
初夏の陽射しが校庭を照らす。一年で活気溢れる行事――体育祭が始まった。
俺は全員参加の100m競争だけに参加する。
白石さんは障害物競走。天宮さんは当然ながらリレーの花形。
そして凛は玉入れに謎の参加。
千春は借り物競争にエントリーしている。
「位置について!」
スタートラインに立つ。スターターピストルを持つ教師が構える。
ピストルが鳴ると同時に駆け出す。
クラスのメンバーたちから応援の声が飛ぶ。
しかし、ゴール直前で他の生徒と接戦になり、俺は負けた。
悔しさがこみ上げてこないのは俺がこういったものに本気で取り組んでいないからだなぁ。
「惜しかったね!」
千春が駆け寄ってくる。千春もさっき100m競争で走ったからか、額に汗を光らせていた。
「もう少しだったのに」
「でもいい勝負だったよ」
白石さんがメガホンを持って現れる。
意欲のない俺がこうやって応援とからフォローとかされると申し訳ない気持ちになってくる。
「次は私の番ですね。山田君、見ててくださいね!」
いつもの冷静な表情だけど、目の奥には闘志が燃えている。
彼女も負けず嫌いなのだ。
「応援するよ」
「期待してます」
白石さんはコースに向かっていく。
スタートの合図と共に彼女は勢いよく走り出す。
他の生徒たちを圧倒する速さでどんどん抜かしていく。
「白石頑張れー!」
彼女のファンクラブ(非公式)と思われる男子たちの声援が響く。
恥ずかしいが、俺も白石さんの応援に混じる。
「白石さん!がんばれ!」
俺の応援が届いたのかどうかはわからないが、途端に白石さんは更に加速した。
結果は一位。
「見ていましたか?」
「ああ、すごかったよ」
「山田君の応援が励みになりました!」
「そう言われると照れるね」
白石さんが抱き着いてくる。
思わずドキッとする。
更に周囲の視線が刺さる。
「ちょっと……!見られてるから」
「嫌でしたか?」
「い、いやそういうわけじゃ……」
彼女は俺の顔を覗き込みながら尋ねてくる。なんだか最近こういうスキンシップが多くなってきてる気がする。
次の100m競争その中に天宮瑠璃の姿があった。
陸上部所属の彼女はチーム内のエース的存在。軽いウォーミングアップをしているその様子は見るからにプロフェッショナルだ。
準備運動の際の柔軟性は流石と言う他ない。肩甲骨の可動域が半端ない。
「よしっ!いくよ!」
気合十分といった感じでスタートラインに立つ。
服装はTシャツ姿。彼女のスタイルの良さが際立っている。特に胸部は豊かでその存在感がありありと分かる。
男子たちの視線が釘付けになっている。
「位置についてー」
係の先生が指示を出す。
スタート前の静寂。彼女は集中力を高めている。
「よーい……パンッ!」
号砲と同時に全員がスタート。
しかし天宮だけは桁違いのスピードだった。
フォームも完璧で無駄の無い動きだ。
何より衝撃的なのは腕の振りに合わせて上下左右に激しく揺れる双丘。
Tシャツの上からその柔らかさと重量感が伝わってくるほどダイナミックな動きだ。
「すげぇ……」
隣にいた男子が呟く。
気持ちはわかる。
あんなの見せられたら誰だって釘付けだよな……
他の女子ランナーたちが遅れを取る中で天宮は一人圧巻の走りで駆け抜けゴールテープを切った。
本人も納得の表情で親指を立てている。
「天宮さん、お疲れ様」
「山田君!見ててくれた?えへへ~頑張っちゃった♪」
汗で髪の毛が頬に貼り付いた天宮瑠璃。
清々しい笑顔だがまだ心臓のバクバクは収まっていない。恐らく運動による興奮が原因だと思う。きっとそうであってくれ……
俺の股間も既に異常事態を示唆している。
会話しながらもちらちらと彼女の胸元に目が行ってしまう自分が情けない。
意識しないようにしても視界に入ってしまうのだからしょうがない。
「次の種目は私がリレーに出るからそっちも応援よろしくね!」
「うん。応援するよ」
「約束だからね!」
「分かってるって」
「ふふふ……楽しみにしてて?」
ウィンク一つ残して彼女は去っていった。
残された俺はドキドキする胸を抑えきれずにいた。
彼女の残像が目に焼き付いて離れない……
俺は全員参加の100m競争だけに参加する。
白石さんは障害物競走。天宮さんは当然ながらリレーの花形。
そして凛は玉入れに謎の参加。
千春は借り物競争にエントリーしている。
「位置について!」
スタートラインに立つ。スターターピストルを持つ教師が構える。
ピストルが鳴ると同時に駆け出す。
クラスのメンバーたちから応援の声が飛ぶ。
しかし、ゴール直前で他の生徒と接戦になり、俺は負けた。
悔しさがこみ上げてこないのは俺がこういったものに本気で取り組んでいないからだなぁ。
「惜しかったね!」
千春が駆け寄ってくる。千春もさっき100m競争で走ったからか、額に汗を光らせていた。
「もう少しだったのに」
「でもいい勝負だったよ」
白石さんがメガホンを持って現れる。
意欲のない俺がこうやって応援とからフォローとかされると申し訳ない気持ちになってくる。
「次は私の番ですね。山田君、見ててくださいね!」
いつもの冷静な表情だけど、目の奥には闘志が燃えている。
彼女も負けず嫌いなのだ。
「応援するよ」
「期待してます」
白石さんはコースに向かっていく。
スタートの合図と共に彼女は勢いよく走り出す。
他の生徒たちを圧倒する速さでどんどん抜かしていく。
「白石頑張れー!」
彼女のファンクラブ(非公式)と思われる男子たちの声援が響く。
恥ずかしいが、俺も白石さんの応援に混じる。
「白石さん!がんばれ!」
俺の応援が届いたのかどうかはわからないが、途端に白石さんは更に加速した。
結果は一位。
「見ていましたか?」
「ああ、すごかったよ」
「山田君の応援が励みになりました!」
「そう言われると照れるね」
白石さんが抱き着いてくる。
思わずドキッとする。
更に周囲の視線が刺さる。
「ちょっと……!見られてるから」
「嫌でしたか?」
「い、いやそういうわけじゃ……」
彼女は俺の顔を覗き込みながら尋ねてくる。なんだか最近こういうスキンシップが多くなってきてる気がする。
次の100m競争その中に天宮瑠璃の姿があった。
陸上部所属の彼女はチーム内のエース的存在。軽いウォーミングアップをしているその様子は見るからにプロフェッショナルだ。
準備運動の際の柔軟性は流石と言う他ない。肩甲骨の可動域が半端ない。
「よしっ!いくよ!」
気合十分といった感じでスタートラインに立つ。
服装はTシャツ姿。彼女のスタイルの良さが際立っている。特に胸部は豊かでその存在感がありありと分かる。
男子たちの視線が釘付けになっている。
「位置についてー」
係の先生が指示を出す。
スタート前の静寂。彼女は集中力を高めている。
「よーい……パンッ!」
号砲と同時に全員がスタート。
しかし天宮だけは桁違いのスピードだった。
フォームも完璧で無駄の無い動きだ。
何より衝撃的なのは腕の振りに合わせて上下左右に激しく揺れる双丘。
Tシャツの上からその柔らかさと重量感が伝わってくるほどダイナミックな動きだ。
「すげぇ……」
隣にいた男子が呟く。
気持ちはわかる。
あんなの見せられたら誰だって釘付けだよな……
他の女子ランナーたちが遅れを取る中で天宮は一人圧巻の走りで駆け抜けゴールテープを切った。
本人も納得の表情で親指を立てている。
「天宮さん、お疲れ様」
「山田君!見ててくれた?えへへ~頑張っちゃった♪」
汗で髪の毛が頬に貼り付いた天宮瑠璃。
清々しい笑顔だがまだ心臓のバクバクは収まっていない。恐らく運動による興奮が原因だと思う。きっとそうであってくれ……
俺の股間も既に異常事態を示唆している。
会話しながらもちらちらと彼女の胸元に目が行ってしまう自分が情けない。
意識しないようにしても視界に入ってしまうのだからしょうがない。
「次の種目は私がリレーに出るからそっちも応援よろしくね!」
「うん。応援するよ」
「約束だからね!」
「分かってるって」
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