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強引さNo. 1 (※微々)
しおりを挟む「いや…も、俺無理だって…」
俺は視界から逃れようと、先生の肩を押す。
これ以上やられたら前みたいに記憶が飛びかねない。
それに『起きたら月曜日の朝でした!』なんて、一生根に持つ自信あるぞ…!!
「兄貴、田中は俺ので満足なんだと。」
秀先輩は俺の中から抜け出し、溢れ出たモノを拭い取っていた。
「はあ?据え膳放っておけってか?」
「据えられてないです!!!」
俺は必死の抗議をするが、先生に抱きつかれ、身動きが取れなくなってしまう。
「はなせぇ~!!」
「田中、きちんと体育受けてんのか?小学生の方がまだ力強いぞ?」
「うっ…!!」
こいつ、痛いとこを突きよる…!
「兄貴、嫌がってんならやめてやれよ。」
「……」
じーっと俺を見る視線が、"良いと言え"と訴えかけてきている。
しかし、そんなことで負ける漢ではない。
「嫌です。」
「どうしてもか?」
「どうしても!です!!」
「…お前は明日転校しちまう…もう会えなくなるかもしれないのに駄目なのか?」
「…っ!!それはOKする理由になりません!
というか先生そんなしおらしくないでしょ!!」
「チッ」
先生は俺の反論が図星だったようで、短く吐き捨てる。
(そう言うとこだぞ!!!!!)
「あ"~…やってらんねぇわ。
おい、秀。そいつ渡せ。」
「断る。」
「誰が最初を譲ってやったと思ってんだよ。」
「…」
「…え、秀先輩?!あれ、なんで無言なんです!?」
無言になってしまった秀先輩は、俺をグルリと反転させ、真正面から向き合った。
「…すまない、田中。
兄貴も…田中がいなくなること、まだ納得してないんだ。その意図を汲んでやって欲しい、とも思っている。」
ゆっくり肩を押され、ぽすっと背後の温かな壁に収まる。
(う、裏切り者ぉぉおおお~~!!!)
「よぉ、おかえり…ダーリン?」
「これ…に、逃げられないやつや…」
「よ~く分かってんじゃねぇか。」
先生は俺の髪を指に絡ませて遊ぶ。
何が楽しいのか、柔らかい笑みを浮かべ、感触を楽しんでいた。
…ちなみに、そんなに髪は長くないから実際には指にあまり絡んでなかったぞ!
「お前が落ち着くまできっちり待ってやったんだ。」
髪を弄ぶのをやめ、そのままの流れで、口の中に指を突っ込まれた。
「ンン"ッ?!」
「ちょっとぐらい、ご褒美があっても良いよな?」
「ぁふ…っが!!」
「なあに言ってんのか分からねえな。
ホラ、頑張れ…喋れるだろ?」
先生は指で俺の舌を揉みながら、意地悪く笑う。
(ああ、悪いこと企んでる顔だ…)
ぐち、ぐちゅ…という音を立てながら、口に指が抜き差しされる。
息をしようと、喋ろうとする度、鼻にかかったくぐもった声が出るばかり。
「そうか、OKだな…ありがとう。」
「…っ?!」
「大丈夫…全部どうでも良くなる程、気持ち良くしてやるよ。」
指を抜かれ、指と俺の口が糸を引いているのを切る暇もなく、先生に口を塞がれた。
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