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螺旋の果て(上)
第24章 【4人の宴】
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ある日、出張先のプレゼンで偶然、洋介氏に会った。
お互いに別の仕事ではあったが、その夜、街で飲む約束をした。
洋介氏は、歳の割合に落ち着いて見える。
背丈はオレより低く、ズングリタイプである。
愛奴とは、コミュニティサイトで出逢ったという。
性癖を理解し合った二人が出逢うのに時間は掛からなかったようだ。
出逢い、そして惹かれ合い、それまでの全てを棄てた。
洋介氏は、オレと裕希の関係に驚いていた。
「へぇ、私からすれば理想の夫婦じゃないですか。」
彼を信頼に値すると考えたのは、決して仕事の話をしない所だ。
金や地位の探り合いは一切なかった。
趣味と女とクルマ。
男の会話なんて、そんなものだ。
共通の話題は、より具体的になった。
洋介氏の愛奴。ここでは、彩香と呼ぼう。
洋介氏は、中々逢うことの出来ない状況で、愛奴への想いが募った事実に不安を感じていた。
同感である。
いくら美しい女性でも、馴れ合いや日常の生活が愛のカタチを変えてしまう。
オレの取った手段に洋介氏は感激していた。
そして、裕希と彩香嬢を合わせたいと申し出た。
オレは提案した。
《乱交調教》
・・・・・・・・・・・・・・・・
裕希にメール。
『土曜日の午後、お客を2人呼んだ。準備をしておきなさい。』
返信。
「男性ですか?」
回答。
『カップルだ。』
返信。
「わかりました💓」
ハートマークは余計だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
週末。
居酒屋の個室で躰を触られながら、裕希が聞いてきた。
「ん…だ、旦那様…
明日、おいでになる方は、どんな方…なの?」
『オレ達の親友になる2人だよ。』
「あ…、親…友?私達?」
恐らく、裕希は、様々な可能性を想像しているだろう。
その想像は、裕希…あながちハズレてはいないよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
洋介氏には、お互いにお互いの愛奴に何も知らせないことを言い含んである。
オレ達のプラン。
オレは、裕希を調教室で縛り、閉じ込めておく。
三人で歓談し、洋介氏がオレの目の前で彩香嬢を抱く。
彩香嬢を襲い縛る。
お互いの愛奴と楽しむ。
今、考えると、無難なプランで落ち着いてしまったな。
・・・・・・・・・・・・・・・・
朝。
朝食を取りながら、裕希に尋ねた。
『今日来る2人は、お前、どんな2人だと考えている?』
「ん…」
暫らく考えていた。
「私は、旦那様のおっしゃる通りにするだけです。」
肩をツボめ、ニッコリと笑う裕希。
2人で朝食の片付けをした。
オレは、調教室から一通りの道具を持ってきた。
『おいで。』
裕希を立たせ、服を脱がせていく。
全裸のオレの愛奴隷。
ソファーに座り、眺める。
『回ってみなさい。』
手を股間の前に重ね、一回りする裕希。
『これを着なさい。』
オレは、裕希にボンデージスーツを渡した。
「え…?この格好で、お客様をお出迎えするの?」
『黙って着なさい。』
「でも…」
『口がうるさい‼』
オレは、裕希の口にボールギャグをはめた。
ノロノロとスーツを着る裕希。
ハイネックでハイレグ。
上半身を全て隠すエナメルのスーツ。
シルエットでは、まるで全裸のように身体に張り付く。
両乳房と股間にファスナーが付いている。
『来なさい。』
調教室に連れていき、特別な椅子に座らせた。
拘束椅子である。
腕を開き、バンザイのカタチで枷に固定する。
脚をM字に、ベルトと枷で繋いだ。
『もうすぐ彼らが来る。
待っていなさい。』
今にも泣きだしそうな目をオレに向け…コクリと頷いた。
裕希は…乱交を予測していたのだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
『やぁ、いらっしゃい。』
洋介氏の後ろに、想像をまるで裏切る女性が立っていた。
「はじめまして、彩香です。」
歳は二十代後半だろうか。
洋介氏より背が高い。
スレンダーな身体に小さな顔。
ウェーブの掛かった長い髪。
モデルのようだ。
悪いが、美女と野獣だな。
『いらっしゃい。どうぞ。』
美しいM女は、檻の中に導かれた。
『すみません。ウチの家内は、買い物に出しまして。すぐ戻ってきますよ。』
嘘っぱち。
「うわぁ、素敵なお住まいですねぇ~。」
窓から景色を眺める彩香嬢。
洋介氏と、アイコンタクトをした。
『お座りください。お茶でも。』
軽いツマミの置いてあるテーブルを囲んだ。
『洋介さんには、いつも仕事でお世話になっちゃって…』
嘘っぱち。
「あ、ガンダムだ。」
彩香嬢が食い付いた。
「上手ですね。旦那さんが?」
『いや、あれは、なんと家内の宝物です。
あ、飲み物、お持ちしますね。』
オレは、洋介氏をチラッと見てキッチンへ行った。
キッチンには、飲み物などない。麻縄の入ったバッグがある。
耳を傾けた。
…彩香、○○さんはどうだ…
…ん?素敵な方ね。やり手って感じ…
…気に入ったのか?…
…やめてよ…
…濡れてるのか?…
…やだ、やめてよ…
…彼としたいんだろ…
…やめて…
小声でゴソゴソ。
…ほら、濡れてるぞ…
ガチャッとテーブルがぶつかる音がした。
巧いぞ、洋介氏。
そろそろか。
部屋では、洋介氏が彩香嬢を押し倒していた。
慌てる彩香嬢。
何事もないように押さえ付けている、自らの主に怪訝(ケゲン)そうな表情を浮かべる。
『仲の良い御関係ですね。』
麻縄を持つオレに気付き、洋介氏は、彩香をうつ伏せにし、両腕を背中で押さえつけた。
「あぁ‼やめて‼
やめて‼やめて‼御主人さ…‼」
御主人様と言い掛けた。
「彩香、いいんだよ。○○さんは、全部、ご存知だ。」
オレから麻縄を受け取り、洋介氏は、器用に彩香嬢を後ろ手に縛り上げた。
「イヤです。こんなの‼
いくらなんでも酷い‼」
彩香嬢は、だいぶ御立腹のようだ。
「〇〇さん、こんな女だか、視てやって下さい。」
洋介氏は、暴れる愛奴の脚を折り曲げて、あっという間に片方ずつ縛り、スカートをたくし上げた。
「イヤァ~~‼‼」
彩香嬢が悲鳴を上げる。
「○○さん、すみません。
今、黙らせます。」
洋介氏は、彩香嬢の顔にマタガり、自身の肉棒を口へ突っ込んだ。
「あがっ…ん~‼ん‼」
縛られたスレンダーな身体がモガく。
オレは、彩香嬢の脚をグイッと開き、股の間に座り込んだ。
『洋介さん。
良い奴隷をお持ちですねぇ。
さて、視せて頂きますよ。』
まずは、ブラウスのボタンをゆっくりと外していった。
力の入れ具合でわかる。
彩香嬢は、逃れようと必死だ。
主人の肉棒をクワエながら、唸りながら躰をウネらせている。
ピンクのブラウスの下に、シンプルなブラ。
大きくはないが、形の良い膨らみ。
『美しい乳房ですね。』
指をブラの形に沿って、這わせる。
大きな呻き声と震える躰。
ブラの下側から、少しずつ捲(マク)ってゆく。
ペロンと震える乳房が証される。
先端は埋まっていた。
『ピンク色で可愛い乳首ですね。よく視えますよ。』
決して、今は触ってはいけない。
『さて、コチラはどうかな。』
指を胸元からヘソ…腹から、ピンク色のショーツの縁へ指でナゾる。
洋介氏を根元までクワエた口が咳き込み、身体を反らせる。
両脚をいっぱいに広げ、ショーツを上に引っ張ると、カタチがハッキリとなる。
引っ張る力で刺激する。
ジワジワと染み出る液体がプックリとした形の真ん中に広がってゆく。
『おや?彩香さん。どんどんシミが広がりますね。』
更に小刻みにショーツを揺らす。
彩香嬢の力の変化に気付いた洋介氏は、浅く…深く…腰を動かしだす。
オレは、ショーツを揺らしながら、押さえつけていた脚を解放した。
閉じようとする脚にタイミングを合わせ、背中からショーツを引っ張る。
「あはぁ~…ひやぁ~…」
花びらがアラワになった。
赤ん坊のような…
『ほぉ、綺麗に処理されてらっしゃる。』
「えぇ、私が剃りました。」
ショーツを剥ぎ取り、改めて、力ずくで脚を開く。
ジュクジュクと湿った花びらが花開こうとしている。
『彩香さん。よぉく視えますよ。』
洋介氏が、愛奴の口を解放した。
縛られ、横たわる彩香嬢は恐る恐る、オレと洋介氏を見る。
洋介氏は、彩香嬢を起こし、余った麻縄を胸に掛けてゆく。
「彩香、オレの親友である方にご挨拶しなさい。」
綺麗な胸縄を掛けられながら、俯き、首を横に振る。
「すみません。○○さん。
躾がなってなくて。」
誤る洋介氏に、オレはあえて叱咤した。
『困るな。こんなことじゃ。
彩香さん、オレは洋介さんほど、優しくない。覚悟しなさい。
さぁ、行きましょう。』
洋介氏は、彩香嬢の脚縄を解き、オレは、調教室の鍵を開けた。
「御主人様…私…イヤです。
許して…イヤァ…」
許しを乞う愛奴の縄を持ち、強引に歩かせる洋介氏。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2人が部屋に入った。
ドアを音を立てて閉めた。
言葉なく、見回している2人。
裕希がガチャンと枷の鎖を鳴らす。
オレは、拘束椅子の裕希に寄り添った。
『裕希、お客様だ。
洋介さん、これは裕希です。』
裕希は、今まで見せたことのない表情をした。
ボンデージスーツでサルグツワをされ、恥ずかしい姿で拘束されて動けない自分を、初めて逢う人間に曝(サラ)している。
初めて逢う縛られた女を連れてきた、初めて逢う男。
「う…んん~…」
小さく呻き、オレの顔を見る裕希。
オレは、裕希のサルグツワを取ってやった。
『裕希、お客様にご挨拶なさい。』
暫くの沈黙の後。
「ゆ…裕希と申します。
旦那様の…ど…奴隷でいさせて頂いております…。」
お客の2人は、裕希を視ている。
声を最初に発したのは、彩香嬢だった。
「あぁ~そんな…」
ようやく洋介氏が口を開く。
「〇〇さん。貴男は…。
私は、なんて人と出会ってしまったのだろう。」
オレは、裕希の躰を愛撫しながら答えた。
『さあ、宴を始めましょう。』
お互いに別の仕事ではあったが、その夜、街で飲む約束をした。
洋介氏は、歳の割合に落ち着いて見える。
背丈はオレより低く、ズングリタイプである。
愛奴とは、コミュニティサイトで出逢ったという。
性癖を理解し合った二人が出逢うのに時間は掛からなかったようだ。
出逢い、そして惹かれ合い、それまでの全てを棄てた。
洋介氏は、オレと裕希の関係に驚いていた。
「へぇ、私からすれば理想の夫婦じゃないですか。」
彼を信頼に値すると考えたのは、決して仕事の話をしない所だ。
金や地位の探り合いは一切なかった。
趣味と女とクルマ。
男の会話なんて、そんなものだ。
共通の話題は、より具体的になった。
洋介氏の愛奴。ここでは、彩香と呼ぼう。
洋介氏は、中々逢うことの出来ない状況で、愛奴への想いが募った事実に不安を感じていた。
同感である。
いくら美しい女性でも、馴れ合いや日常の生活が愛のカタチを変えてしまう。
オレの取った手段に洋介氏は感激していた。
そして、裕希と彩香嬢を合わせたいと申し出た。
オレは提案した。
《乱交調教》
・・・・・・・・・・・・・・・・
裕希にメール。
『土曜日の午後、お客を2人呼んだ。準備をしておきなさい。』
返信。
「男性ですか?」
回答。
『カップルだ。』
返信。
「わかりました💓」
ハートマークは余計だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
週末。
居酒屋の個室で躰を触られながら、裕希が聞いてきた。
「ん…だ、旦那様…
明日、おいでになる方は、どんな方…なの?」
『オレ達の親友になる2人だよ。』
「あ…、親…友?私達?」
恐らく、裕希は、様々な可能性を想像しているだろう。
その想像は、裕希…あながちハズレてはいないよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
洋介氏には、お互いにお互いの愛奴に何も知らせないことを言い含んである。
オレ達のプラン。
オレは、裕希を調教室で縛り、閉じ込めておく。
三人で歓談し、洋介氏がオレの目の前で彩香嬢を抱く。
彩香嬢を襲い縛る。
お互いの愛奴と楽しむ。
今、考えると、無難なプランで落ち着いてしまったな。
・・・・・・・・・・・・・・・・
朝。
朝食を取りながら、裕希に尋ねた。
『今日来る2人は、お前、どんな2人だと考えている?』
「ん…」
暫らく考えていた。
「私は、旦那様のおっしゃる通りにするだけです。」
肩をツボめ、ニッコリと笑う裕希。
2人で朝食の片付けをした。
オレは、調教室から一通りの道具を持ってきた。
『おいで。』
裕希を立たせ、服を脱がせていく。
全裸のオレの愛奴隷。
ソファーに座り、眺める。
『回ってみなさい。』
手を股間の前に重ね、一回りする裕希。
『これを着なさい。』
オレは、裕希にボンデージスーツを渡した。
「え…?この格好で、お客様をお出迎えするの?」
『黙って着なさい。』
「でも…」
『口がうるさい‼』
オレは、裕希の口にボールギャグをはめた。
ノロノロとスーツを着る裕希。
ハイネックでハイレグ。
上半身を全て隠すエナメルのスーツ。
シルエットでは、まるで全裸のように身体に張り付く。
両乳房と股間にファスナーが付いている。
『来なさい。』
調教室に連れていき、特別な椅子に座らせた。
拘束椅子である。
腕を開き、バンザイのカタチで枷に固定する。
脚をM字に、ベルトと枷で繋いだ。
『もうすぐ彼らが来る。
待っていなさい。』
今にも泣きだしそうな目をオレに向け…コクリと頷いた。
裕希は…乱交を予測していたのだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
『やぁ、いらっしゃい。』
洋介氏の後ろに、想像をまるで裏切る女性が立っていた。
「はじめまして、彩香です。」
歳は二十代後半だろうか。
洋介氏より背が高い。
スレンダーな身体に小さな顔。
ウェーブの掛かった長い髪。
モデルのようだ。
悪いが、美女と野獣だな。
『いらっしゃい。どうぞ。』
美しいM女は、檻の中に導かれた。
『すみません。ウチの家内は、買い物に出しまして。すぐ戻ってきますよ。』
嘘っぱち。
「うわぁ、素敵なお住まいですねぇ~。」
窓から景色を眺める彩香嬢。
洋介氏と、アイコンタクトをした。
『お座りください。お茶でも。』
軽いツマミの置いてあるテーブルを囲んだ。
『洋介さんには、いつも仕事でお世話になっちゃって…』
嘘っぱち。
「あ、ガンダムだ。」
彩香嬢が食い付いた。
「上手ですね。旦那さんが?」
『いや、あれは、なんと家内の宝物です。
あ、飲み物、お持ちしますね。』
オレは、洋介氏をチラッと見てキッチンへ行った。
キッチンには、飲み物などない。麻縄の入ったバッグがある。
耳を傾けた。
…彩香、○○さんはどうだ…
…ん?素敵な方ね。やり手って感じ…
…気に入ったのか?…
…やめてよ…
…濡れてるのか?…
…やだ、やめてよ…
…彼としたいんだろ…
…やめて…
小声でゴソゴソ。
…ほら、濡れてるぞ…
ガチャッとテーブルがぶつかる音がした。
巧いぞ、洋介氏。
そろそろか。
部屋では、洋介氏が彩香嬢を押し倒していた。
慌てる彩香嬢。
何事もないように押さえ付けている、自らの主に怪訝(ケゲン)そうな表情を浮かべる。
『仲の良い御関係ですね。』
麻縄を持つオレに気付き、洋介氏は、彩香をうつ伏せにし、両腕を背中で押さえつけた。
「あぁ‼やめて‼
やめて‼やめて‼御主人さ…‼」
御主人様と言い掛けた。
「彩香、いいんだよ。○○さんは、全部、ご存知だ。」
オレから麻縄を受け取り、洋介氏は、器用に彩香嬢を後ろ手に縛り上げた。
「イヤです。こんなの‼
いくらなんでも酷い‼」
彩香嬢は、だいぶ御立腹のようだ。
「〇〇さん、こんな女だか、視てやって下さい。」
洋介氏は、暴れる愛奴の脚を折り曲げて、あっという間に片方ずつ縛り、スカートをたくし上げた。
「イヤァ~~‼‼」
彩香嬢が悲鳴を上げる。
「○○さん、すみません。
今、黙らせます。」
洋介氏は、彩香嬢の顔にマタガり、自身の肉棒を口へ突っ込んだ。
「あがっ…ん~‼ん‼」
縛られたスレンダーな身体がモガく。
オレは、彩香嬢の脚をグイッと開き、股の間に座り込んだ。
『洋介さん。
良い奴隷をお持ちですねぇ。
さて、視せて頂きますよ。』
まずは、ブラウスのボタンをゆっくりと外していった。
力の入れ具合でわかる。
彩香嬢は、逃れようと必死だ。
主人の肉棒をクワエながら、唸りながら躰をウネらせている。
ピンクのブラウスの下に、シンプルなブラ。
大きくはないが、形の良い膨らみ。
『美しい乳房ですね。』
指をブラの形に沿って、這わせる。
大きな呻き声と震える躰。
ブラの下側から、少しずつ捲(マク)ってゆく。
ペロンと震える乳房が証される。
先端は埋まっていた。
『ピンク色で可愛い乳首ですね。よく視えますよ。』
決して、今は触ってはいけない。
『さて、コチラはどうかな。』
指を胸元からヘソ…腹から、ピンク色のショーツの縁へ指でナゾる。
洋介氏を根元までクワエた口が咳き込み、身体を反らせる。
両脚をいっぱいに広げ、ショーツを上に引っ張ると、カタチがハッキリとなる。
引っ張る力で刺激する。
ジワジワと染み出る液体がプックリとした形の真ん中に広がってゆく。
『おや?彩香さん。どんどんシミが広がりますね。』
更に小刻みにショーツを揺らす。
彩香嬢の力の変化に気付いた洋介氏は、浅く…深く…腰を動かしだす。
オレは、ショーツを揺らしながら、押さえつけていた脚を解放した。
閉じようとする脚にタイミングを合わせ、背中からショーツを引っ張る。
「あはぁ~…ひやぁ~…」
花びらがアラワになった。
赤ん坊のような…
『ほぉ、綺麗に処理されてらっしゃる。』
「えぇ、私が剃りました。」
ショーツを剥ぎ取り、改めて、力ずくで脚を開く。
ジュクジュクと湿った花びらが花開こうとしている。
『彩香さん。よぉく視えますよ。』
洋介氏が、愛奴の口を解放した。
縛られ、横たわる彩香嬢は恐る恐る、オレと洋介氏を見る。
洋介氏は、彩香嬢を起こし、余った麻縄を胸に掛けてゆく。
「彩香、オレの親友である方にご挨拶しなさい。」
綺麗な胸縄を掛けられながら、俯き、首を横に振る。
「すみません。○○さん。
躾がなってなくて。」
誤る洋介氏に、オレはあえて叱咤した。
『困るな。こんなことじゃ。
彩香さん、オレは洋介さんほど、優しくない。覚悟しなさい。
さぁ、行きましょう。』
洋介氏は、彩香嬢の脚縄を解き、オレは、調教室の鍵を開けた。
「御主人様…私…イヤです。
許して…イヤァ…」
許しを乞う愛奴の縄を持ち、強引に歩かせる洋介氏。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2人が部屋に入った。
ドアを音を立てて閉めた。
言葉なく、見回している2人。
裕希がガチャンと枷の鎖を鳴らす。
オレは、拘束椅子の裕希に寄り添った。
『裕希、お客様だ。
洋介さん、これは裕希です。』
裕希は、今まで見せたことのない表情をした。
ボンデージスーツでサルグツワをされ、恥ずかしい姿で拘束されて動けない自分を、初めて逢う人間に曝(サラ)している。
初めて逢う縛られた女を連れてきた、初めて逢う男。
「う…んん~…」
小さく呻き、オレの顔を見る裕希。
オレは、裕希のサルグツワを取ってやった。
『裕希、お客様にご挨拶なさい。』
暫くの沈黙の後。
「ゆ…裕希と申します。
旦那様の…ど…奴隷でいさせて頂いております…。」
お客の2人は、裕希を視ている。
声を最初に発したのは、彩香嬢だった。
「あぁ~そんな…」
ようやく洋介氏が口を開く。
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