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2章 森の遺跡
剣に認められし者
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マコトが新たな姿になった剣を構える
両手剣
ブレードは赤く
ブレードの根元からガードの部分は黒い
中心には赤いコアのようなものがある
力が…溢れてくる!
生まれ変わったみたいだ
「うっしゃぁ!いくぞドラグニル!」
「こい!認定者よ!」
マコトが大きく跳び、剣で切りかかる
ドラグニルはそれを手で受け止める
「ふん、覚醒した所でその程度か!」
「るせぇ!オラァ!」
マコトが叫ぶとブレードが形状は剣のままマグマになった
「ぬぉ!?」
流石のドラグニルも剣から手を離し、
後ろへと退いた
「これがその剣の真の力か。
よもや竜神の手を剣で傷つけるとは…」
ドラグニルが自分の手を見ながら言う
その手はマグマによって焼け
赤かった色が焼け焦げたように黒くなっている
「へっ!どうよ!」
「これは手加減もしておれんな!」
ドラグニルが口を大きく開ける
「『ボルケニック・ブラスト』!」
ボルケニックフレイムよりも速く、範囲も広い攻撃がマコトへと飛んでいく
空間が震え、余波がドナンのところまでも伝わる
「くっ…マコト!!」
ドナンが叫ぶ
「心配すんな…っての!」
マコトは持っていた剣を前へ放り投げた
「マコト!?何して…」
「『マグマ・シールド』」
そうマコトが言うと放り投げられた剣が
マグマとなり、一瞬で固まって
大きな盾へと変形した
ボルケニック・ブラストが盾へと直撃し
辺り一面煙で覆い尽くされる
「あの盾への変形…あれが能力なのか…?」
だとしたらとんだ拍子抜けだな…
どんな攻撃が飛んでくるのかと考えていたが
守るだけの武器なら大したことは無い
そうドラグニルが考えている内に煙が晴れてきた
床は真っ黒に焦げ、所々まだ火がついている
その真ん中にポツンと盾があった
「流石盾の竜神器…守ることには長けておるな。」
「なるほどなるほど…こうやって使うのかぁ…」
盾の後ろからひょこっとマコトが顔を出す
「使い方がわかったか?認定者よ」
「あぁ。なんとなくだけどな。
何か知らない声が教えてくれてよ。」
「声だと?」
この空間に声をかけられる存在は…
いやあの人間如きに声をかける者などおるまい
「この武器の使い方を教えてくれたんだ。」
「使い方?盾に変形するだけの武器だろう?」
精々盾を投げて物理で…とかそういった攻撃の仕方だろう
気の毒だな…
そうドラグニルが思っていると
マコトがドラグニルに向かって言う
「そんなことないぜ?…ムンっ…」
マコトが盾に向かって何か念じると盾が変形し始める
一瞬でマグマとなって固まったそれをマコトが担ぐ
「…なんだ?それは…」
ドラグニルが驚きの表情を浮かべる
能力は盾への変形ではなかったのか?
それにあれはなんなんだ?
この世界のものなのか?
あんな両手で持ち穴が空いた武器など聞いたことも見たこともない
それに対しマコトはにかっと笑い答える
「ん?レーザー銃だけど?」
マコトは引き金を引き
マグマがレーザー状になったものを
ドラグニルに放った
両手剣
ブレードは赤く
ブレードの根元からガードの部分は黒い
中心には赤いコアのようなものがある
力が…溢れてくる!
生まれ変わったみたいだ
「うっしゃぁ!いくぞドラグニル!」
「こい!認定者よ!」
マコトが大きく跳び、剣で切りかかる
ドラグニルはそれを手で受け止める
「ふん、覚醒した所でその程度か!」
「るせぇ!オラァ!」
マコトが叫ぶとブレードが形状は剣のままマグマになった
「ぬぉ!?」
流石のドラグニルも剣から手を離し、
後ろへと退いた
「これがその剣の真の力か。
よもや竜神の手を剣で傷つけるとは…」
ドラグニルが自分の手を見ながら言う
その手はマグマによって焼け
赤かった色が焼け焦げたように黒くなっている
「へっ!どうよ!」
「これは手加減もしておれんな!」
ドラグニルが口を大きく開ける
「『ボルケニック・ブラスト』!」
ボルケニックフレイムよりも速く、範囲も広い攻撃がマコトへと飛んでいく
空間が震え、余波がドナンのところまでも伝わる
「くっ…マコト!!」
ドナンが叫ぶ
「心配すんな…っての!」
マコトは持っていた剣を前へ放り投げた
「マコト!?何して…」
「『マグマ・シールド』」
そうマコトが言うと放り投げられた剣が
マグマとなり、一瞬で固まって
大きな盾へと変形した
ボルケニック・ブラストが盾へと直撃し
辺り一面煙で覆い尽くされる
「あの盾への変形…あれが能力なのか…?」
だとしたらとんだ拍子抜けだな…
どんな攻撃が飛んでくるのかと考えていたが
守るだけの武器なら大したことは無い
そうドラグニルが考えている内に煙が晴れてきた
床は真っ黒に焦げ、所々まだ火がついている
その真ん中にポツンと盾があった
「流石盾の竜神器…守ることには長けておるな。」
「なるほどなるほど…こうやって使うのかぁ…」
盾の後ろからひょこっとマコトが顔を出す
「使い方がわかったか?認定者よ」
「あぁ。なんとなくだけどな。
何か知らない声が教えてくれてよ。」
「声だと?」
この空間に声をかけられる存在は…
いやあの人間如きに声をかける者などおるまい
「この武器の使い方を教えてくれたんだ。」
「使い方?盾に変形するだけの武器だろう?」
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気の毒だな…
そうドラグニルが思っていると
マコトがドラグニルに向かって言う
「そんなことないぜ?…ムンっ…」
マコトが盾に向かって何か念じると盾が変形し始める
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「…なんだ?それは…」
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能力は盾への変形ではなかったのか?
それにあれはなんなんだ?
この世界のものなのか?
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それに対しマコトはにかっと笑い答える
「ん?レーザー銃だけど?」
マコトは引き金を引き
マグマがレーザー状になったものを
ドラグニルに放った
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