1 / 27
第一章
一話 傾国の花嫁
しおりを挟む
カッカッカッ……カッカッカッ……。
小気味よい蹄の音が幾重にも重なりあい、まるで音楽を奏でるように響く。驚く程豪奢な馬車の行列が苑国の首都洛都を出発したのは今朝ほどの事だった。
苑国皇帝の娘であり皇女李蘭の輿入れのための行列である。
しかし、沿道に出てくるものたちの顔は驚くほど悲しげだ。なぜならその行列は今や敵国とも言える西方の国、その名も西丹に向かっていると知っているからである。そして皇女李蘭がまだ十四歳にもならないということを知らぬものはいなかった。
いわゆる降嫁である。
時の皇帝は、戦よりもまだ年端もいかぬ娘を西丹の皇子の妻とし親族関係を結ぶことを良しとしたのだ。
それも無理はない。
大陸を一度は制覇し、国際都市とまで言われた苑国の繁栄も今や昔、東方で起きた反乱により壊滅的な打撃を受けた。なんとか復活を果たしたが、その際に援軍を頼んだ西丹が戦か降嫁かという苦しい選択を迫ってきたのだ。まだ反乱の傷も癒えぬ苑国が降嫁を選んだのも仕方がないことではあった。
張弦は、ちょうど行列の中央にある皇女が乗る馬車の脇を警護していた。といっても、普段はこのような任務にはつかない。張弦は宮廷の衛兵ではあるが後宮とは縁がないからだ。しかし突然、ある方から頼まれたのである。
まわりを注意深く見ながら、張弦はその方の言葉を思い返していた。
『この降嫁に反対する者たちがいる。西丹のような蛮族に従うのかというのだ。しかし無事に皇女を送り届けなければ今度は西方で戦になる。何があっても皇女をお守りせよ』
張弦は未だなぜ自分が選ばれたのかわからず、その筆で書いたような濃い眉を潜めた。
細身ではあるが、背も高く、鍛えられた体を持っているという自信はある。また宮廷の衛兵として、極秘の任務にも耐えられるよう様々な訓練もしている。しかし普段、後宮に関り合いのない自分が顔も見てはいけない皇女の護衛をしても良いのだろうか。実際、自分以外は普段後宮で護衛をしているせいだろう、見たこともないものたちばかりだ。
しかし、ちょうど峠道にさしかかった時、張弦の逡巡は怒声によって阻まれた。
「うわあああ……!」
突然、両脇から男たちが飛び出してくる。ボロを着て山賊を装ってはいるが、その刀が真新しいのを見て、すぐにそうではないとわかる。張弦はすぐに刀を構えた。
しかし、もっと驚くべきことが起きた。
ひゃああ……!
あの長蛇の列を作っていた宦官らはもちろん、次から次へと後宮の護衛たちが逃げていくのだ。
「どういうことだ!」
張弦は思わず叫んだ。それでも、張弦は刀を構え、賊を睨みつける。数えれば五人、しかし、逃げない護衛がいるのに驚いた様子だ。
さほど強くない……
五人がかりでも勝算はありそうだ。しかし、今一番大切なのは皇女を守ること。
張弦は頭を切替えた。
「お許しを!」
そう叫ぶと、迷いなく皇女の馬車に飛び込む。
えっ……
張弦は叫びそうになるのをこらえた。
そこには、女とも思えるほど美しい少年の姿があった。
これは一体……
張弦は思わずその少年を見つめた。
小柄で萌黄色の女物とも見える着物さえ着ているが、同じく萌黄色の薄衣で隠した顔の下は、鼻筋の通った凛々しい十六、七の少年の顔であった。ただし、肌は雪のように白く、唇は紅をさしてもいないのに薄い桃色で、綺麗な弧を描いている。それでいて、その目は、まるで猫のように誰にも媚びぬとばかりの薄茶色の瞳をこちらに向けている。何より、こんな騒ぎの中で、その眼に恐れはなかった。
こんな時間はないっ……
張弦は慌てて視線をその少年から逸らした。
すぐそばにあった布を少年にかぶせる。そして横抱きにすると一気に馬車の御簾を突き破る。当然のように賊たちは馬車のまわりを取り囲んでいた。そのひとりに向かって、帳弦は全体重を肘にかけ、ぶつかる。
「ぐぉっ……!」
みぞおちのあたりをやられた男が声をあげて倒れる。まわりが怯んだ隙に、張弦は林の中に飛び込む。
「待てっ……!」
男たちが林の中を追ってくる。しかし、張弦は止まらず、深い藪の中を少年を抱えたまま、飛ぶように走る。
「くそっ……!」
男たちの声が背後から聞こえる。藪の中で走るのに慣れていないらしい。その上、矢も飛んでこない。
やはり、訓練されていない者たちか……
張弦は走りながら微笑む。しかし一番驚いたのは抱えた少年の事だ。小柄なため軽いのは当然だが、まるで荷物のように体に力を入れず、運ばれるがままになっている。
こいつ、逃げ慣れている……?
少年にしがみつかれたり暴れたりされれば、張弦はすぐに男たちの餌食になるだろう。それをわかっているようだ。
藪の中を走るうちに、ひとり、ふたりと賊が減っていく。諦めたのだ。それでもひとり粘るものがいた。
さて、どうする……?
張弦はいきなり方向を変えた。突然目の前が開けた。そこは断崖絶壁であった。その先は霞で底さえ見えない。後ろから最後に残った賊が叫んだ。
「そのものを離せ!」
絶壁ぎりぎりのところで、張弦はすぐそばの木に手をやる。そして、振り返ると叫んだ。
「離したらどうするつもりだ!」
相手が答えにつまる。張弦はさらに叫ぶ。
「殺すつもりだろう!」
これは最初から仕組まれた罠だ。そうでなければ、護衛が一気に逃げたり、手練でもない男を賊に仕立てたりなどしない。張弦はにやりと笑った。
「心配するな、俺が殺してやる」
そういうと、張弦は一歩後ろに脚を引いた。張弦の下にはもう地面はない。霞があるだけだ。
ひゅう……っ……
「うわあっ……!」
張弦の耳に、男の叫びと、風を切る音が同時に届いた。
小気味よい蹄の音が幾重にも重なりあい、まるで音楽を奏でるように響く。驚く程豪奢な馬車の行列が苑国の首都洛都を出発したのは今朝ほどの事だった。
苑国皇帝の娘であり皇女李蘭の輿入れのための行列である。
しかし、沿道に出てくるものたちの顔は驚くほど悲しげだ。なぜならその行列は今や敵国とも言える西方の国、その名も西丹に向かっていると知っているからである。そして皇女李蘭がまだ十四歳にもならないということを知らぬものはいなかった。
いわゆる降嫁である。
時の皇帝は、戦よりもまだ年端もいかぬ娘を西丹の皇子の妻とし親族関係を結ぶことを良しとしたのだ。
それも無理はない。
大陸を一度は制覇し、国際都市とまで言われた苑国の繁栄も今や昔、東方で起きた反乱により壊滅的な打撃を受けた。なんとか復活を果たしたが、その際に援軍を頼んだ西丹が戦か降嫁かという苦しい選択を迫ってきたのだ。まだ反乱の傷も癒えぬ苑国が降嫁を選んだのも仕方がないことではあった。
張弦は、ちょうど行列の中央にある皇女が乗る馬車の脇を警護していた。といっても、普段はこのような任務にはつかない。張弦は宮廷の衛兵ではあるが後宮とは縁がないからだ。しかし突然、ある方から頼まれたのである。
まわりを注意深く見ながら、張弦はその方の言葉を思い返していた。
『この降嫁に反対する者たちがいる。西丹のような蛮族に従うのかというのだ。しかし無事に皇女を送り届けなければ今度は西方で戦になる。何があっても皇女をお守りせよ』
張弦は未だなぜ自分が選ばれたのかわからず、その筆で書いたような濃い眉を潜めた。
細身ではあるが、背も高く、鍛えられた体を持っているという自信はある。また宮廷の衛兵として、極秘の任務にも耐えられるよう様々な訓練もしている。しかし普段、後宮に関り合いのない自分が顔も見てはいけない皇女の護衛をしても良いのだろうか。実際、自分以外は普段後宮で護衛をしているせいだろう、見たこともないものたちばかりだ。
しかし、ちょうど峠道にさしかかった時、張弦の逡巡は怒声によって阻まれた。
「うわあああ……!」
突然、両脇から男たちが飛び出してくる。ボロを着て山賊を装ってはいるが、その刀が真新しいのを見て、すぐにそうではないとわかる。張弦はすぐに刀を構えた。
しかし、もっと驚くべきことが起きた。
ひゃああ……!
あの長蛇の列を作っていた宦官らはもちろん、次から次へと後宮の護衛たちが逃げていくのだ。
「どういうことだ!」
張弦は思わず叫んだ。それでも、張弦は刀を構え、賊を睨みつける。数えれば五人、しかし、逃げない護衛がいるのに驚いた様子だ。
さほど強くない……
五人がかりでも勝算はありそうだ。しかし、今一番大切なのは皇女を守ること。
張弦は頭を切替えた。
「お許しを!」
そう叫ぶと、迷いなく皇女の馬車に飛び込む。
えっ……
張弦は叫びそうになるのをこらえた。
そこには、女とも思えるほど美しい少年の姿があった。
これは一体……
張弦は思わずその少年を見つめた。
小柄で萌黄色の女物とも見える着物さえ着ているが、同じく萌黄色の薄衣で隠した顔の下は、鼻筋の通った凛々しい十六、七の少年の顔であった。ただし、肌は雪のように白く、唇は紅をさしてもいないのに薄い桃色で、綺麗な弧を描いている。それでいて、その目は、まるで猫のように誰にも媚びぬとばかりの薄茶色の瞳をこちらに向けている。何より、こんな騒ぎの中で、その眼に恐れはなかった。
こんな時間はないっ……
張弦は慌てて視線をその少年から逸らした。
すぐそばにあった布を少年にかぶせる。そして横抱きにすると一気に馬車の御簾を突き破る。当然のように賊たちは馬車のまわりを取り囲んでいた。そのひとりに向かって、帳弦は全体重を肘にかけ、ぶつかる。
「ぐぉっ……!」
みぞおちのあたりをやられた男が声をあげて倒れる。まわりが怯んだ隙に、張弦は林の中に飛び込む。
「待てっ……!」
男たちが林の中を追ってくる。しかし、張弦は止まらず、深い藪の中を少年を抱えたまま、飛ぶように走る。
「くそっ……!」
男たちの声が背後から聞こえる。藪の中で走るのに慣れていないらしい。その上、矢も飛んでこない。
やはり、訓練されていない者たちか……
張弦は走りながら微笑む。しかし一番驚いたのは抱えた少年の事だ。小柄なため軽いのは当然だが、まるで荷物のように体に力を入れず、運ばれるがままになっている。
こいつ、逃げ慣れている……?
少年にしがみつかれたり暴れたりされれば、張弦はすぐに男たちの餌食になるだろう。それをわかっているようだ。
藪の中を走るうちに、ひとり、ふたりと賊が減っていく。諦めたのだ。それでもひとり粘るものがいた。
さて、どうする……?
張弦はいきなり方向を変えた。突然目の前が開けた。そこは断崖絶壁であった。その先は霞で底さえ見えない。後ろから最後に残った賊が叫んだ。
「そのものを離せ!」
絶壁ぎりぎりのところで、張弦はすぐそばの木に手をやる。そして、振り返ると叫んだ。
「離したらどうするつもりだ!」
相手が答えにつまる。張弦はさらに叫ぶ。
「殺すつもりだろう!」
これは最初から仕組まれた罠だ。そうでなければ、護衛が一気に逃げたり、手練でもない男を賊に仕立てたりなどしない。張弦はにやりと笑った。
「心配するな、俺が殺してやる」
そういうと、張弦は一歩後ろに脚を引いた。張弦の下にはもう地面はない。霞があるだけだ。
ひゅう……っ……
「うわあっ……!」
張弦の耳に、男の叫びと、風を切る音が同時に届いた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる