銀獣-王道BLを傍観するつもりが巻き込まれました-【本編完結。SS公開予定】

レイエンダ

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第二章 表と裏

★今夜は私と



「たーいち」
「うわっ!いきなり抱きつかないで下さい。危うく、割る所でしたよ?」


 焦った顔をしながら、顔だけを後ろに向ける太一。


「んっ」


 そんな太一の唇に自分の唇を重ねた。
 両手を腰に回し、自分の元へと抱き寄せる。


「はっ…んんっ」


 唇を離すたびに漏れる甘い声。
 その声がたまらなくセクシーで、俺の性欲をかきたてる。


「は、る都様。ティーカップがまだ……」
「んー?それはっ、あとでいいよ」


 ティーカップを置かせ、太一を抱える。
 もちろんお姫様抱っこだ。

 太一の身長は175cmとそれなりに身長もあり、筋肉質なせいか体重もある。
 そんな太一を軽々とお姫様抱っこができるのは、俺が太一より身長があり、力があるから。
 俺の身長は182cmで、何をしていても目立つ大きさだ。
 最近は乗ることが減ったが、電車のつり革には確実と言っていいほどぶつかる。
 高身長あるあると言ってもいいだろう。


「春都様…」


 キスで感じてしまったのか、目を潤ませ、俺の頰を両手で包みながら微笑んでいる。
 そんな太一を、不敵な笑みを浮かべながら見下ろし、部屋に入る。
 キングサイズのベッドに乱暴に下ろすと、上のスウェットがお腹の少し上の部分までまくれ上がり、程よく焼けた肌が姿を現す。
 

「……あっ。つめ、た」


 露わになった肌に、指先でそっと触れた。
 冷え性な俺は、春でも手先は冷たく、触れるたびに同じことを言われている。
 冷たい指にさえ感じてしまう太一は、きっと敏感なのだろう。


「んっ…はっ……んんっ!」


 キッチンの時よりも深く、激しくキスをする。
 舌で口内を犯してやれば、きつく目を瞑りながらも声を漏らす。

 背に腕を回し、縋るように手を這わせる動き。
 時折漏れる吐息。

 あぁ。
 たまらない。

 柔らかい唇も、縋る手も、触れるたびにヒクつく腹筋も、逃すまいと絡める足も、全て壊してしまいたい。
 そんな衝動を、必死に理性で押さえ込んでいた。

 薄っすらと目を開けたのを見計らい、唇を離し、スウェットの上を脱がす。
 現れた二つの突起の一つを口に含むみ、アイスを食すように、舌を上下に何度も何度も動かす。
 指先とは比べ物にならない熱に、太一の腰がビクッと反応する。


「ああっ!んっ…やっ」
「嫌じゃないだろー?太一から誘ったってことは、覚悟できてるってことだよなー?」


 もう片方の突起は、手で摘んだり、引っ張りしながら絶えず刺激を与えた。
 突起からお腹へと舌を這わせ、下のスウェットを脱がせれば、下着はつけておらず、太一の“モノ”が姿を現す。


「下着つけてないとかやる気満々じゃん。そんなに楽しみだったわけー?」
「ちがっ!」
「違わないでしょ?」
「っ!……はい」


 クスッと笑みを漏らしてから太一の“モノ”を口に全て含んでから、ゆっくりと上下に動かす。
 時折先端を吸い、舌で舐め、再び含む。


「あっ!あっ!んっ…んんっ」


 手で口を抑え、声を押し殺す。
 歯を立てないよに気をつけながら、緩急をつけて上下させ、下の飾りにも触れる。


「んっ、あ、春っ都…様!」
「んっんんっ、っ、いひぃそう?」


 咥えたままそう問いかければ、コクコクと頷く。
 含んでいた太一の“モノ”から口を離し、限界にまで反り上がっているであろうそれを、片手で激しく扱く。


「ああぁぁぁっ!」


 甲高い声をあげ、仰け反るようにして達した。


「はぁっはぁっ」と肩で呼吸をする太一。


 可愛らしい。
 噛みつきたい。
 食らいつきたい。
 壊してしまいたい。


 そんな獣のような事を考えてしまうのは、何故だろうか。


 俺の鋭く、熱のこもった視線に気がついたのか、太一はあの潤んだ目で見上げる。


「はっ、ると様。春都様」


 頰に触れ、唇を寄せ、誘うような声色で名を呼ぶ。
 制服を着たままだった俺のネクタイを許可なく外し、上から順にボタンを外していく。
 スラックスに入れていた部分を引っ張り出し、全てを外し終えるまで、何も言わず、黙って見つめていた。
 #徐_おもむろ__#に起き上がった太一は、手を添えながら触れるだけのキスをした。


「お願い、します。ここには私しかいません。春都様が欲しい……」


 言葉通りの意味。
 されど、別の意味も含まれている。


「別にいいけどさー、太一はいいの?多分止められないよー?」
「構いません。ありのままの春都様が良いんです」
「はいはい。わかったわかったー。じゃあ……始めようか」


長いようで短い夜が、始まる。


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