平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜

ミクリ21

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2学期

85◆更紗視点

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運動会当日。

保護者達や招待された人達が観客席に座る中、僕の応援にきたアリスと梓君のお兄さんが何故かバトっていた。

「東堂のご令嬢とこんなところで会うとはな」

「ふむ……梓とはお前の弟か?」

「俺のマイスイートハニー梓を気安く呼ぶんじゃない!」

まさか、こんなことになるなんてさっきまでの僕達は思っていなかった。



時はちょっと遡る。

彼女のアリスが僕の応援にきてくれたから、僕はアリスを皆(梓・純也・咲夜・杏)に紹介しようとしたんだ。

「彼女の東堂 アリスです」

「私の愛しい男が世話になっている。これからも仲良くしてくれると嬉しい」

アリスは王子様のように美しく微笑み、つい僕はその微笑みに見惚れてしまった。

あぁ…アリス、素敵だよ!!

和やかに自己紹介をして、楽しくお話をしている時だった。

「梓!お兄ちゃんが応援しに来たよ!」

梓君のお兄さんが、梓君をみつけて走り寄ってきたんだ。

「む?竜城ではないか!!」

「ん?東堂の令嬢!!」

お兄さんをみたアリスは驚き、お兄さんもアリスをみて驚いていた。

僕は知らなかったけど、アリスの父親の会社と梓君のお兄さんの会社はライバル関係にあるらしい。

そして、冒頭の会話に繋がる。

二人が睨み合っているから、慌てて僕と梓君が二人の間に入った。

「アリス、仲良くしてくださいね」

「兄ちゃん、喧嘩・ダメ・絶対!」

僕に注意されたアリスはシュンとして、お兄さんは焦って梓君にすがりついている。

「うぅ……すまん」

「梓、お兄ちゃん謝るから怒らないで!」

………梓君のお兄さん、梓君の股間に顔を埋めて謝っているけど……なんで梓君の股間の匂いをスーハースーハー嗅いでいるんだろう………?



その後、梓君のお兄さんは秘書の人に連れていかれた。

観客席で、秘書の人に腕をしっかり掴まれている。

「冬樹兄ちゃんに任せておけば、兄ちゃんはたぶん大丈夫だよ」

「まさか、アリスと梓君のお兄さんが知り合いだったとは驚きですね」

「そうだな!」

梓君はそう言って準備体操を始めたから、僕も一緒に準備体操を始めた。

よし!

気合い入れて頑張って、アリスにカッコいいところをみせるぞ!
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