神様、俺を転生させてください！「だが断る！」………は？

5◆シン視点

とりあえず、アレクに放してもらえない。

俺は、どうしたらいいんだ？

1、諦める
2、悟りを開く
3、受け入れる

「さぁ、シンのベストアンサーは？(ワクワク！)」

「………それ、全部意味がほぼ同じ気がするのは気のせいか？」

「気のせいです！(キュルン♪)」

仕方ないから、俺は悟りを開くを選んださ。
ふっ……(泣)

「ところで、服を着ろよ」

いつまで全裸に葉っぱだけの姿でいるつもりだ。

変態神様って言うぞ？

「私、自宅では裸族なんです！(ウフン！)」

………威厳もクソもないな。
せめて、パンツぐらい穿いてくれよ。

あと、ナニを起てるな！
擦り付けてくんな！

硬いんだよ！
しかも、なんでちょっと先っぽが濡れてるんだよ！？

「はぁはぁはぁはぁ！」

興奮するな！
めっちゃ怖いよ！

アレクは、潤んだ瞳をして呼吸を乱し、頬を赤らめている。

や…ヤバい…。
このままでは、性的に食べられる！

俺、圧倒的にピンチ！

まさか、俺の処女が散らされるのか！？

………いや、待てよ？

さっきのアレクのネタを逆手にとれば、処女だけは守れるかもしれない。

よし！

「アレク、俺としたいのか？アレクが俺の赤ちゃんを本気で孕みたいならいいぜ？」

ドヤ！？
俺のなけなしの雄としての台詞！

モヤシみたいな俺だが、俺のことが好きなら抱かれる側になってくれ！

じゃないと、俺の処女が散らされる！！

さぁ、結果は！？

「はぅん！シンの赤ちゃん孕みたいです！」

トロンとした表情で、アレクは言った。

よし！
言質は取った！

これで、俺の処女は無事だ！！

さて、問題はここからだ。

俺………男同士のエッチのやり方知らない。

うう……父さん、母さん、不甲斐ない息子でごめん。

たくさんのエロゲも、エロ本も、エロ動画も、エロ画像も………女の子のやつしかみなかった。

付き合ったことがあるのも、皆女の子だったな。

両親に孫をみせてやれなかったのは、心残りだな。

俺が死んで、きっと悲しいよな。

父さん、母さん、泣かないでね。

「シンの両親なら、大爆笑していましたよ。死因がバナナの皮でしたから」

「……興奮どこいった。あと、俺の傷を深くするな変態神様。ついでに、俺の心を読むな」

父さん、母さん、俺やっぱりまだアレクのこと抱かない！

俺の傷を深くするようなアレクには、お預けの刑だ！

………べ、別に…男同士のエッチのやり方知らないのを誤魔化してなんか……い…いないんだからね？(冷や汗ダラダラ)